アメリカはシリアを爆撃するらしい。
勝ち負けが即自分の生命に関わるのだから、どちら側も引くわけがない。
民主主義という言葉が空ろに響く。
ロシアも戦艦を派遣するということだから、シリアの対応次第ではややこしいことになりそうだ。
石油の値上げ、円の高騰、株価の低下、アベノミクスにとっては最悪のシナリオになるかもしれない。
歴史上、もっとも長い期間、大きな戦争が発生していない。
核による力のバランスが大きな戦争を抑止しているという考えは、案外正しいのかもしれない。
少し試す、ということがしにくくなっている。
逆に言えば、少し試したことが、最悪のシナリオをもたらすこともあるということだ。
オバマ大統領にノーベル平和賞を与えたことは、本当に正しかったのだろうか。
その真価が問われている瞬間でもある。
翻って、わが国はどうあるべきなのだろうか。
原発問題、温暖化対策、経済対策、どれ一つ正鵠を得ていないようだ。
すべてが関連しているのだから、個別問題として捉えるべきではない。
そして利権とは関係ない政治を行って欲しい。
今こそ国を導く思想が必要なのではないか。
新しく生き抜く思想が発芽するために、いったい何人の人が犠牲になればよいのだろうか。
モンゴルの草原で馬に乗っていると、こんなことはすべてどうでもよいという気になるから不思議だ。