7月14日(日曜日)快晴
5時30分 起床
8時00分 朝食
ウランバートルから1KWの変圧器が届くまで、機材の点検をすることになった。
こういう時には、焦るのは禁物だ。
郷に入っては郷に従え。
モンゴルでは、モンゴル人になろう。
ゆっくりとした時間の経過に、体を慣らしていく。
手持ちの300Wの変圧器でROVの簡単なテストを行った。
スラスターを全開にしたり、ライトをつけなければそんなに電力を必要としないだろう。
順調に直進することを確認した。
自然を相手に行動をするとき、私が心がけていることがある。
自然の声を聞くことだ。
自分が敵ではないことを告げる。
そうすると、自然が話しかけてくれる。
1996年に初めてこの湖を訪れてから、大きな変化が起こっているような気がする。
当時、この場所にゲルキャンプは無かった。
人が入れば、自然は変わる。
湖岸の小石に付着藻類が見られた。
栄養が増えたのと、水温上昇が効いているのかもしれない。
琵琶湖の4倍もある湖だが、少しずつ変化している。
嫌だな、と風がささやいた。