DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

びわ湖の虹

2013-03-25 22:02:15 | ButsuButsu
びわ湖には虹が多いのですか。

放送局のディレクターに聞かれた。

そういえば、私の琵琶湖の画像データーベースには虹の写真が多い。



これは竹生島に虹がかかったときの写真である。

弁才天を祭ったこの島に、確かに虹は良く似合う。

この弁才天は、日本三大弁才天の一つである。

彼女は胸に楽器の琵琶を抱えているので、琵琶湖とかけているのかもしれない。

ヒンドゥー経のサラスヴァティーが語源であるとされている。

芸術や学問をつかさどる女神である。

いったいいつからこの地に祭られているのだろうか。

8世紀前半に行基が聖武天皇の勅命で彫刻したといわれている。

だとすると、ずいぶん古くからインドの影響を受けていたことになる。

そう言えば、金比羅というのもサンスクリット語のクンピーラが語源で、ワニの神で航海の安全を司ると聞いた。

これらはおそらく仏教の伝来と共に伝えられたのだろうか。

それとももっと古くからの交流があったのだろうか。

考えるだけで歴史のロマンがあふれ出る。

虹がかかるのは雨上がりの時だから、そんな時間にびわ湖上にいることはまれだと思うが、はっけん号を購入したら一緒に見に行こうか。

チベット紀行-13

2013-03-25 17:38:08 | ButsuButsu
5月12日

6時45分 羊卓雍(ヤムドゥク)錯へ向けて出発する。

途中で、李先生がホテルにゴムボートを忘れたことに気が付くが、後の祭り。

仕方がないので、船は現地調達することにした。

羊卓雍錯は、今回調査した湖の中で、唯一の氷河湖である。

チベット4大聖湖の一つと言われている。

ラサから車で2時間30分、標高4802mのカムバ・ラ峠に着くと、突然眼下に羊卓雍錯が広がる。

チベット語で「トルコ石の湖」と呼ばれるだけに、背景にヒマラヤ山脈を移す湖面は、青白く輝いて我々の心を魅了した。



熱心に写真を撮っていると、どこから来たのか大勢の子供たちにとりかもまれてしまった。

彼らの写真を撮ると、撮影代をねだられた。

ラサに近いだけに、さすがに観光慣れをしている。



9時18分 湖に到着する。標高4447m。

10時10分 船がやってきたので調査に出かける。

UV=3790μW/cm2からUV=4840μW/cm2へと変化してきた。

青空である。

ハドと私は金属製の船に乗った。

李と藤村は、羊の皮を張った船だ。



湖上の標高は4452m。

北緯29度10.820分、東経90度35.919分だ。

羊卓雍錯の水温は、表面で6℃、水深30mで4℃だった。

表面積は678平方キロメートルで琵琶湖より大きい。

最大水深は59mだそうだ。

貯水量が160億トンだから、結構大きな湖である。

チベット高原では2番目に大きい淡水湖である。

11時40分 調査終了。 UV=5550μW/cm2。

魚を手に入れた。

チベット人は魚を食べないが、中国人が漁をするらしい。

12時35分 出発する。

14時07分 5050mの峠に着いた。

15時15分 休憩。標高4383m。

16時05分 白居寺に着く。標高4053m。

この寺は、1418年に建立された。



18時35分 給油。UV=3930μW/cm2。

汽油 3.21元

柴油 3.32元

ディーゼル油のほうがガソリンより値段が高くなっていた。

高所ではガソリン車よりディーゼル車のほうがタフであるからだ。

19時00分 圣康飯店で宿泊する。 標高3850m。

3月24日(日)のつぶやき

2013-03-25 04:54:46 | 物語