小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

Newアート考察 絵画と写真の狭間 その3 ~京都国際写真祭―1~

2022-05-26 20:06:23 | 写真日記
Newアート考察 絵画と写真の狭間 その3 ~京都国際写真祭―1~

子供達が相次いで発熱、その後当方が38℃突然の発熱、てっきり新型コロナかと思いきや、家族全員PCR検査は陰性。しかし、よかった、よかったではありませんでした。ガタガタ悪寒で震えていた当方は半日で急速に平熱に戻る。ところが仕事に復帰できない。これまで毎日やっていた仕事の内容が全く思い出せない。記憶の一部が飛んでしまう痴ほう症の始まりか?ブログのアップの仕方も思い出せない。万事休す。もう年なのだからまあいいか痴ほう症でも、と居直る。Trancriptome解析自動化の仕事はうまくゆきそうではあるが完成までの道のり(お金稼げるまで)があまりに大変。陶絵画はどの展示会も理解してくれない、作品を吊ってくれない。写真は周りとの乖離が激しくドン詰まり、新たな機材を買って打開しようにも金が無い、どれもこれもギシギシ圧迫する。そんな時に、最近の進展なら公的機関の補助金申請が出来るかもしれないと思い始める、しかし締め切りは6月初め、2週間で申請書を書かなくては。ブチ切れて全てを拒否する発熱と痴ほう症だったのか?? マジに恐怖が襲って来た。その後、少しずつ以前に戻りつつある。仕事に復帰、ブログ書きも復帰。何だったんだこれは??? 本当に復帰したのか????


日曜美術館で京都国際写真祭が紹介されました。京都らしいあちこちで、町屋やお寺で行う国際写真祭は面白いかもとこれに乗っかりました。連休最終日にこの国際写真祭が終わるというので、駆け込みの京都旅行を企画しました。写真に興味ない家内と、帰りにユニバーサル・スタジオ・ジャパンによるというバーター取引で7日発9日帰京都・大坂の旅が成立しました。


機材はFujifilm GFX-100S + GF45mmとFujifilm X-T3+ Zeiss touit 12mm     Fujifilm GFX-100S + GF45mm(実質32mm)で撮影した写真はそのように記載しますが、記載していない写真はFujifilm X-T3+ Zeiss touit 12mm(実質18mm)で撮影。この使い分けでなんとか全てをカバーしました。こうやって見ると、さすがにFujifilm GFX-100S + GF45mmは断トツのクオリティーを示し、どんな場面にも対応する底力を持っていることがわかります。

2022-5-7(土曜)
カンディオホテル京都烏丸六角
子供達が昨年末にとまったカンディオホテル京都烏丸六角が連休中に予約できました。今回の旅は子供たちの旅情報を踏襲して進行します。
カンディオホテル京都烏丸六角は町屋をリノベーションした宿ということですが、実はフロントと共有スペースの一部が町屋の改修で、客室はその後ろにある10階建てのビルなのでした。しかし、その価格からいって文句はありません。この価格でどうして商売になるのと家内は心配していました。


ネット情報

Fujifilm GFX-100S + GF45mm 町屋部分
偶然ですが、京都国際写真祭の出発点のインフォメーションセンターはホテルから歩いて5分もかからないところでした。このホテルは烏丸通りから六角通り入ってすぐのところにあります。一つ北が三条通り、一つ南が蛸薬師通り。京都各所に点在する国際写真祭の開催地の半分はこのホテル周辺でした。

出発点のインフォメーションセンターは町屋であり、結構見ごたえのある所でした。
No.00 インフォメーション町屋
八竹庵 (旧川崎家住宅)

八竹庵




スマホ


Fujifilm GFX-100S + GF45mm







当方が大変面白いと思ったディスプレイの書(書道家/美術家 川邊りえこ作)。


川邊りえこ ネット情報
<日本の美の本質は総体にある。
幼い頃から日本の伝統文化に触れて来た私は、そう直感していた。茶道、華道、香道など日本の芸道には共通する根拠がある。それは、「もの」単体で完成する美ではなく、関係性によって見いだされていく身体性と総合性である。現代アートのように作家の個性を「もの」に表出したものでなく、またコンセプチャルアートのように、言葉によって理解するものではない。日本の美は、共体験を通して「享受」し合うもの。受け手がどれほど知識があっても、感受できる「感性」を身につけない限り受け止めることができない。総体、つまり主客の感性が響き合う時間と空間を作ることが日本の美の本質であり、この総体の新しい様式の構築することが私の作品である。>





ロール印画紙を使った長い写真。これは当方はすでに個展・クロスオーバー展でロール印画紙での波の表現写真を展示しています。






過去の京都国際写真展のポスター


No4 イザベル・ムニョスx田中泯x山口源兵衛 誉田屋源兵衛 黒倉・奥座敷
このナンバーは京都国際写真祭会場の通しナンバーです。全部で10か所あります。

インフォメーションセンターのすぐ近くの誉田屋源兵衛 黒倉・奥座敷はこの国際写真祭の一つの目玉です。


入場するには長い行列に並ぶ必要があります。




スマホ




Fujifilm GFX-100S + GF45mm

誉田屋源兵衛十代目当主 山口源兵衛が体をはって写真家イザベル・ムニョスの要望に従い奄美大島で大島紬ドロ染め用池に浸かって奮闘。

<イサベル・ムニョスが2017年春にKYOTOGRAPHIEで誉田屋で展示をした際、誉田屋源兵衛当主の山口源兵衛が見せた誉田屋の織物や日本の古布にいたく感動し、日本の根源的な存在(exist)に興味を持ち、「日本の起源を探究したい」と日本を被写体とした作品の制作を決意する。イサベルは2017年再び日本を訪れ、KYOTOGRAPHIEのコーディネートのもと、誉田屋源兵衛の工房があり太古の自然が残る奄美大島で、ダンサーの田中泯と山口源兵衛を撮影。本展ではその写真と映像作品を展示する。また、イサベル・ムニョスがスペインで制作したプラチナプリントを京都で裁断し、糸に紡ぎ織り上げられた山口源兵衛作の3本の帯も初公開される。山口源兵衛が旧知の仲である田中泯の踊りのために制作した衣裳も特別に展示される。>


奄美大島ドロ染め ネット情報

我々は奄美大島に旅して、奄美大島紬村でドロ染め現場を見学しています(上の写真は大島紬村ではありません)。


ネット情報 誉田屋源兵衛の帯


ネット情報
京都室町で創業280年以上を迎える帯匠、誉田屋源兵衛十代目当主 山口源兵衛


ネット情報 誉田屋源兵衛の帯


ネット情報 誉田屋源兵衛の帯


ネット情報
2021 京都国際写真祭:MIROIRS–Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか 誉田屋源兵衛十代目当主 山口源兵衛は積極的に現代のアートと接点を模索する。


黒倉


黒倉2F

黒倉の3Fに今回の写真をとりいれた帯が展示されていました。


Fujifilm GFX-100S + GF45mm

これ等写真を織り込んだ帯は、相当気を入れて作ったらしいです。


Fujifilm GFX-100S + GF45mm


Fujifilm GFX-100S + GF45mm


Fujifilm GFX-100S + GF45mm


Fujifilm GFX-100S + GF45mm

圧倒的京都伝統の力。誉田屋源兵衛十代目当主 山口源兵衛のエネルギーの集中は思いつきだけのContemporary Photographyでは足元にも及びません。

続きはまた明日





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