小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

コロナ対策 2022-1-8

2022-01-08 12:02:51 | 日記
コロナ対策 2022-1-8

これまでの情報を整理します。
1,オミクロン株は南アフリカで発生し、オミクロン株は南アフリカでは急拡大したが急激に減少した。
2,オミクロン株は感染スピードが速いが症状は軽い。肺炎になる確率が低い。

これからどうなるか、これからどうしたらいいか?

当方の仮説
1、オミクロン株は肺まで入らずに喉を感染の主戦場とすることで、ワクチンが誘導する液性免疫に抵抗性を得た。感染から短期間に発症し(喉でウイルスが大きく数を増やし)、しかし、その後誘導される細胞性免疫には抵抗性が高くない。よって、早く他人に伝染するが、大元のウイルスは早めに死滅する。
2,たまたま南アフリカでオミクロン株は発生したが、それが顕在化したのはワクチン接種が進んだアメリカやヨーロッパであった。南アフリカではオミクロン株の感染速度が速いために一時的に拡大したが、オミクロン株は細胞性免疫に弱く長生きしないので、ワクチン接種率が低い南アフリカでは他の新型コロナウイルスにはかなわず消滅する。咽頭は常に外敵にさらされる為に免疫の立ち上がりが肺より早いとすると説明がつく。
3,つまりウイルス変異の方向性はワクチンが握っている。ワクチンに対抗するためにウイルスは肺入り込む手数を省いて感染速度を増大させることにより、どんどん感染速度をはやめることで生き残る方向を選択した。

ではどう対抗するか?
1,このウイルスの方向は人にとって具合がいい。感染速度は速くてもかまわない、症状が軽くなる方向は歓迎である。つまりもっともっとワクチンを打つことがこの方を助長する。
次なる変異はさらに症状が軽くなり、飲み薬が浸透すれば新型コロナはインフルエンザなみのウイルスになる。
2,ワクチンをもっと打たねばならない。3回目の接種ばかりでなく、2回目までの接種率も9割を超えるまでやり続ける必要がある。なぜなら、低年齢の人がワクチンを打たないとウイルス変異の逃げ道がどんどん低年齢に向かう。小さい子供が狙われる。
3,しかしながら、ウイルスの変異の方向は全ての方向に向かう可能性がある。オミクロン株と正反対に人により深く入り込むウイルスが生まれてもおかしくない。さらに重症なウイルスである。つまり飲み薬耐性株ということだ。感染後すぐに飲まなければなければならない飲み薬に対抗するには、すぐに症状を出さずに深く潜航し、突然重症になればいい。症状が出ないときでもウイルスを放出して感染者をどんどん増やしてゆけばウイルスは生き残れる。これに対抗するにはワクチンの作り方を変えるしかない。これは可能である。
4,人間の科学は対抗手段を得た。しかし早く終息させるためには、一気にウイルスをつぶしにかかる必要があるのだ。岸田政権になって先手先手となったと言われており、それを否定するつもりはないが、問題はそのバックにいる専門家集団である。
専門家集団が先手先手でない。大胆に仮説をだし、即対策を実行し、間違っていたら即修正する。このサイクルがコロナの速い終息には必要である。感染症の専門家はどうも大胆な仮説を出す訓練が出来ていない。科学者・研究者というよりは政治家であり、失敗を恐れる出世指向の集団の傾向が強い。

5、日本人全体が仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルに慣れていない。よって岸田政権も失敗できない。失敗すると参院選が窮地に追い込まれる。出世指向の専門家集団と、失敗できない岸田政権は協調して<古い対策>を先手先手といって行っていることになる。

6,当方はウイルスの変異の方向を2つの仮説として提示した。このように専門家集団はいくつかのシナリオを予測し、政府はその予測に対して行動計画を立てておく、出来ることは準備しておく必要がある。現実に起こって事に対してはすでに立てている行動計画に従って素早く動く。状況が変われば素早く立てておいた別の行動計画にシフトする。このためにはいくつかの<予測>を立てておかねばならない。それは製薬会社なら海外の情報や専門家の意見を集めて常にやっていることである。政府は頭の古い感染症専門家ばかりを集めずに、民間を含め広く情報をあつめる戦略チームを結成するべきだ。
為政者の中にはやたらと新しい事ばかりに入れ込む人がいるが、実際の行動自体は慎重でよい。先見性と現実性のバランスが重要である。しかし、先見性がなければバランスもあったものじゃない。起きてから追っかけるばかりだ。

7,日本人全体が仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルに慣れていないのが現状では、予測に向かって先に手を打つことが出来ない。間違えると袋叩きにあい政治が混乱してしまう。現状ではカードは用意しておき、現実に合わせて即、適切なカードを切ってゆくのがベストだ。これを先手というしかない。

8,では結局は、我々はどうするか。現状の日本人の性癖では、結論は毎日newsショウで言われているように、マスクをして、1密をさけ、飲食を自制するしかない。加えるにワクチン接種の推進を大声で叫ぶしかない。

9,予測にたいして本当の先手を打つには、日本人全体が仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルに慣させるしかない。 そのためには、政府は少なくとも先見性に基づいた準備を先走らないぎりぎりまで積み重ね、カードの即出しを重ね、仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルの成功経験を日本人全体に浸透させてゆくしかない。これはコロナ対策に限らず、日本再生の最も重要なポイントなのである。


話は違うが、だいたい、ワクチンパスポートで実証実験するといった実験はどうなったのだ。オミクロンだから状況は違うといってうやむやにするのではなく、やった実験ははっきりと結果をオープンにするのが当然だ。その情報をもとにオミクロン対策を考えるのである。マスコミも日本人全体の性癖に合わせるしかないのでしょうがないが、先見性をもって、常にぎりぎりまでカードを用意しておく姿勢が必要だ。マスコミも先見性と<仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクル>に慣れることが必要なのだ。

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