小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

台湾で息抜きの旅 その1

2013-03-01 21:52:08 | 旅行
台湾で息抜きの旅 その1
富士フィルムX-E1とリコーGXRの活躍は? フルサイズへのシフトはどう決着したか?

ご報告しますとうとうやりました。マップカメラでペンタックス関係の機材を売って、20数万円たたき出して、ニコンD8000E +24-70mmズーム(大三元ズームの一角)のセットを43万円で購入してしまいました。スターレンズを含むペンタックスのズームは全て売ってしまいました。Sony バリオゾナー16-80mmもマップカメラに出戻りです。単焦点は皆残しています。ようするにズームに愛着が無いのです。 それならなんでまたズームを買ったのかというご指摘に対して、答えがありません。即ち、愛着が無いけど必要なので、しょうがないのです。
  こんなことを考えています。単焦点レンズは、ようするに、子供が節穴から外の世界を覗く、あるいは逆に外から部屋を覗くような、節穴から覗くと、そこに特別な世界が見えるドキドキ感が魅力なのです。いろんなレンズはいろんな節穴です。この節穴からは何が見えるだろうか、ワクワクして覗くのです。18mmは不思議に国のアリスの目線、28mmはその場の雰囲気わしづかみ、100mm macroは花のなかの別世界というように、どれも現実の世界なのですが、節穴から覗くと別世界なのです。写真を極めた方は50mmでみたとおりに写すのがもっともいいのだ、広角、望遠は2流だといいます。いつも見ている50mmの世界から別世界を創り上げるのですから、そりゃ大したものだ。それも一つの節穴だと思います。いいじゃないですか、いろんな節穴を楽しめば。それに比べて、ズームは切り取りです。節穴じゃない、見ている世界をどう切り取るかという撮り方です。節穴にくらべてワクワク感があるわけないじゃないですか。 風景の場合は、対象が綺麗だから、その綺麗さを最もよく表す切り取り方という考えにならざるをえないのです。風景を節穴から覗くというのは、ちょっと変態的です。当方はそれをやろうとしているのですが。とことん変態というほど、肝がすわっていないので、風景写真にはズームも必要なのです。24-70mmという中間領域をズームにして、これをはずれた18mm、100mm、200mmあたりは単焦点で、変態的節穴をやろうと思っています。ズームを節穴の集合体と考えて、この場面はこの節穴、この場面はこの節穴と考えながらズームを使うのが正しいと専門家はいいますが、そんな気持ち悪いことできません。ズームは、ズームを動かして切り取り範囲を決めるのが自然でしょ。 節穴覗きは、節穴を使った方が楽しいに決まっています。大三元ズームは単焦点並みの、あるいはそれを超える画質だといっていますが、試してみましょう。画質の問題より、節穴の魅力に勝てるかということの方が大きい。また売りとばすことになるかもしれません。
今回ペンタックスカメラはK5一台だけを残しました。その理由は以下の話を聞いてください。どうしてもEVFでは対応できないことがあるのです。 そうなるとレンジカメラ風の光学ファインダーか、一眼レフしかないのです。一眼レフはまだ、存在価値があるのです。 なぜ、ソニーα99がトランススルー方式にこだわったかやっとわかってきました。EVFの将来を見越すと、現状ではトランススルーセントミラーにして、EVFを見ながら高速連写することにより、EVFの短所をキャンセルして,長所を主張できるからと思ったのでしょう。なぜ完全なミラーレスにしなかったか。フラッグシップは撮れないものが有ってはいけない、単なるEVFではどうしても撮れないものが出てくることに耐えられなかったのでしょう。ソニーα99のEVFもメモリーバッファーがいっぱいになれば、長期の休養が必要になる部分と、最初の出足が遅れていることは避けられないのですから、出来ない事はまだいっぱいあるのです。一眼レフで出来ないことを、出来るようになったのだから、一眼レフで出来ることが少しくらい出来なくてもいいじゃないという主張です。一年後に発売される、ソニーのフルサイズミラーレスはソニーの面子にかけてこの問題を解決しなければなりません。ソニーさんは今、ものすごく真剣になっているにちがいありません。ソニーさんにとってソニーα99はどうしてもやらなければいけなかったプロセスだったのです。しかし、EVFに舵を切ったソニーさんはその次はどうする、EVFの問題を見ごとに解決しなければなりません。
   ソニーさんを陰で応援しながら、現実に当方のマップカメラの袋にはニコンD800Eが入っています。エバンゲリオン・カラバリQ10が順調に売れているペンタックスさんの方針は正しいのでしょう。しかし、これまでのペンタックスold支援者を切り捨てたことが明白な以上、旅行鞄2つ、いっぱ、いっぱいにつめたペンタックス機材はマップカメラに消えてゆきました。お別れです。
この次の日にニコン105mmマクロ(ニコンはマクロをマイクロというけど、めんどうだからみんなマクロにする)とニコン200mmマクロの中古2本をカメラのキタムラでかいました、前者が39800円、後者が84500円、結構な出費です。 望遠はマクロ攻め。200mmマクロというのはとても珍しいレンズなので、思わず買ってしまいました。まだまだ買いたいものがあって、残っているペンタックス単焦点系の機材もいっさいがっさい売ってしまおうかと考えています。KマウントからFマウントへの流れは止めようがありません。

富士フィルムX-E1のEVFにここのところ悩まされています。 当方は基本的に動き物を撮らないからEVFで全然問題ないと思っていたのですが、どうもそうはいかないようで、対策を迫られています。まず波をとっていると、どうしてもEVFのタイムラグがあって、 面白い波形と思って撮っても、ファインダーの画像は遅れている(過去の絵な)ので、撮れた絵は全く違ってしまいます。見当で連写して後で、いいのを拾うしか無いようです。あてずっぽうです。
台湾は撮影に関してはたいして期待もしていない旅でしたが、そうはいっても何度もこのタイムラグの問題に遭遇してしまいました。電車がとれません。<天灯/天燈・テントウ>(熱気球の小さなやつで、願い事を書いて空に飛ばすのです)を飛ばす時に最初の瞬間はとても速い。これも見当で連写しなければいけなかったのです。列車やバスの窓からの撮影も同じです。当方は連写をしたことなかったので、大事な瞬間を皆のがしてしまいました。天灯の場合は、ファインダーで追えないと視野から外れてしまいますから、単に連写で対応できる問題ではありません。APS-CはペンタックスK5の代わりをX-E1が全部やってくれると思ったのに、そうではなかったのです。とっても困っています。さらに、どうも、X-E1は一度シャッターを切ると、その画像のファイル保存が完了するまで、EVFの反応がストップしてしまうのです。つまりMFでのフォーカスは出来なくなります。これは0.05秒などというレベルではありませんので、MFではとても動き物を追いかけることはできません。この無反応時期はリコーGXRの方がずっと短いのです。リコーGXRはMFを前提に作ってあるのでしょうか、随所でいいところを見せます。あれやこれやで、富士フィルムX-E1のEVFの弱点が暴露してしまいました。 ということで、ペンタックスを皆売ってしまうという方針が崩れてK5一台を残してしまったのです。


富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー 16-80mm

さて、台湾の旅です。ちょっと都合があって、長旅ができません。近場で息抜きです。エバ航空は台湾の航空会社で、なにからなにまでキティーちゃんです。枕から、スプーン、機内食の蒲鉾、デザートのチョコレート、ペットシュガー、ナプキン、トイレットペーパー、ハンドソープまで。 なぜ日本製のキャラクターなのかわかりませんが。結構運転がうまくて、全然ゆれなくて、快適な旅でした。キティーちゃんの好きな親戚がいるので、機内食のスプーンやナイフ(ディスポ)を持って帰って喜ばれました。台湾の話はまた明日。

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