小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ポルトガル旅行 その5 最終日

2019-02-03 19:43:59 | 旅行
ポルトガル旅行 その5

リスボン

リスボンの市内観光はジェロニモス修道院からはじまる。大航海時代の立役者、エンリケ航海王子が建てたと言われる、ポルトガル全盛時代がここに集約している。歴代の王やヴァスコ・ダ・ガマの墓がある。当然、必見の世界遺産。といっても連日の修道院で、ツアー旅行のグループ行動を脱走して、全日の自由行動を選択した人が3人。我々はここまできたら最後までツアーに行動を託す。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 ジェロニモス修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 ジェロニモス修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 ジェロニモス修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 ジェロニモス修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 ジェロニモス修道院

エッグタルトの本家、パルティス・デ・ベレンがこの修道院の近くにあり、修道院見学の間にガイドさんが買ってきてくれた。皆でほおばる、さすがに本家はうまかった。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 ベレンの塔

次いで定番コース、テージョ川に面するベレンの塔。ここは大きな河口である。行き交う船を監視し、河口を守る要塞として建てられた見張り塔。

今日は免許を持つ現地ガイド以外に、ポルトガル・るるぶ旅行本の編集者の一人でもあるおばさんが実質的ガイド役をかってでた。ポルトガルは何でも知っているという具合に熱弁をふるう。
何か質問があるか問うから、港はどこにあるのかと聞いたら、何を言っているのか今日は港だらけだ、というバカにしたような返答をいただいた。このツアーの当方のフラストレーションは何も理解されなかった。ここは広大な河口で、遠くに海がやっと見える。河口でも海でもどっちでもいいのだ、当方の望むのは<港>なのだ。るるぶポルトガルのタイトルは<大航海時代の記憶、世界遺産の町を歩く>となっている。これを読めば、ポルトガル旅行は海が全面に出た旅と思うじゃないか。実際は、世界遺産のキリスト教関連建造物の巡礼の旅であった。<大航海時代の記憶、世界遺産の町を歩く>はその通りで文句をいう筋合いではないが、海からみた(海を視点とする)ポルトガルが見たいという、当方の言いたいことが全く理解されない。理解されないことは今に始まったわけではない、 おばさんも一生懸命やっているんだと、この件は心の中で握りつぶす。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8


Canon μ 発見のモニュメント


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 発見のモニュメント反対側

先頭のエンリケ航海王子、3番目のヴァスコ・ダ・ガマ、12番目のフランシスコ・ザビエル(うしろで見えない)はこちら側でした。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8

ここまではみんなテージョ川に面した公園に存在している。確かにポルトガルの港であり、確かに大航海時代の記憶である。ポルトガルるるぶ・おばさん、文句を言ってすみませんでした。

しかし、こんなもの撮っても写真にならないのだよ。海っぽい本当のポルトガルはどこにあるんだ。あと半日しかない。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 ピカのケーブルカー


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 ピカのケーブルカー


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8

ケーブルカーの上はサン・ペドロ・デ・アルカンタ展望台。海(本当はテージョ川・河口)が遠くに見える。なんとしても海っぽいリスボンの写真が撮りたかったのに、なんでもしっているポルトガルるるぶ・おばさんは教えてくれなかった。

ツアーはここで解散。やっと自由行動の時間となる

ここから直ぐのバイシャ地区、サンタ・ジュスのエレベーターで昇れば、海とリスボンが良く見えたに違いないが、混んでいたのでパスしてしまった。またもやミス。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 焼き栗の風景


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8

フィリグリーナ・ペンダントのお店。金(19金)の細い線を使った繊細な工芸品(本物には国の認定があり、どこで買っても値段は同じそうだ)。作り手がいなくなり消滅するかもしれないと現地ガイドに脅かされて、買いに走る。ツアーの方々もこの店に集まって、何人もお買い上げ。テレビ番組のポルトガル旅行案内で、女優常盤貴子が購入したことでひらひら揺れるドロップ形細工を内在するペンダントに人気が集まっている。家内が買ったのは、現地ガイドさんがしていたこれとは違った形のペンダント、最終章で出てきます。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 フィリグリーナ・ペンダントのお店

この旅の最大の大物買い物をすませて、ぶらぶら歩いてリベイラ市場を目指す。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リベイラ市場 シーフード

リベイラ市場・シーフードを物色していると、黒人の呼び込みさんが当方を捕まえて、タコが上手いから寄ってけと主張する。こうなったら第六感を信じてOKを出す。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8リベイラ市場 シーフード

確かにこのタコ料理はうまかった。緑ワインを飲みながら、食して大満足。やっと海からみたポルトガルに会った。旅のフラストレーションがすっ飛んだ。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リベイラ市場 シーフード

目の前で、生タコをさばいている。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8リベイラ市場 

リベイラ市場はすでに市場でなく、フードコートに変身している。でも楽しそう。リスボンに何泊もするなら、日参しているに違いない。後でも述べるが、ポルトガル旅行を再びするならリスボンを本拠地として、日帰りフリー旅を組み込んだスケルトン・ツアーに決まりだと思う。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 リベイラ市場の花屋

再び歩いて、中央部のバイシャ地区に戻る。道々、観光そっちのけでお土産を物色する。

観光そっちのけのもう一つの理由は本当のポルトガルを撮りたいから。ここから、歩きながらFujifilm GFX50Sでなんてことない街の風景を撮りまくる。しかし、Fujifilm GFX50Sをもってしても、なんてことない所は、やっぱりなんてことない写真となってしまったのか?? 
最後まで、<本当のポルトガル>と<海から見たポルトガル>は撮れなかった。力及ばず、残念なり。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 リスボン風景


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景

これは日本と全く同じようなアジフライが売っていたので、おもわず撮る。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景

なぜかピンクの道。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景

タイルの道がうれしい。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景

リスボンの繁華街、バイシャ地区


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景

リスボンの繁華街、バイシャ地区


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン風景

粋なトラムのディスプレイ。
ツアーの方々はみなトラム28番に乗って、市内観光に出かけている。我々は何てことなく、本当のポルトガルをさがして街をウロウロしている。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8

バイシャ地区の中央、ロシオ広場のカフェで一服。 

ロシオ駅から地下鉄で今日の宿泊ホテルに戻って一休み、その後再びツアーの仲間と合流してアルファマ地区のファドを聞きに行く。有名なカサード・デ・ファド(ファドレストラン)、クルブ・デ・ファドで食事(タコや魚料理を注文)をしながらファドを聞く。ここはいっぱいではいれないと聞いていたが、シーズンでないせいか、余裕で予約できた。演奏は8時半ころから始まり深夜に及ぶ。明日は早いがポルトガル最後の晩であるから、ポトガルに名残を惜しみながらファドを聞く。ファドは本当のポルトガルの一部かもしれない。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8リスボン ファド

これでポルトガル旅行はおしまい。 次回は、お土産戦利品の紹介と、ポルトガルおよびFujifilm GFX50Sの総評を書きましょう。






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