そらいろの日々

育児とミステリ

日のあたる白い壁

2012-03-02 | 読書記録
『日のあたる白い壁』江國香織

「出会った絵について書くことは、でも勿論私について書くことでした」ドラクロワ、ゴッホ、マティス、荻須高徳、小倉遊亀、オキーフ…etc.。古今東西の27人の画家の作品をとりあげ、「嫉妬しつつ憧れつつ」自由に想いを巡らした、美しくユニークなエッセイ集。愛らしい小品から名作まで、画家たちの様々な作品を鑑賞しながら、江國香織その人に出会う―二重の楽しみが味わえる、宝物のような一冊。

とりあげられている絵も、それについて語る内容も、とても江國さんらしくてぞわぞわします。(いい意味で)
こんな風に絵を見たことなんてなかった。
とても新鮮。
最近美術館行ってないな~。
“自分の家に飾るとしたらどの絵か”という見方は、今度ぜひやってみたいところ。


まほろ駅前多田便利軒

2012-03-02 | 読書記録
『まほろ駅前多田便利軒』三浦しをん

東京のはずれに位置する‘まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。多田と行天コンビの魅力満点の連作集!

なんだかとっても三浦さんらしい、強烈だけど軽妙なお話。
軽ーく読めて、おもしろいです。
ただ、自分が今赤ん坊を育てているので…
小説の中とはいえ、赤ちゃんが亡くなる話は、お腹あたりがヒャッとしました。
こわいこわい。


映画は、松田翔太と瑛太やったっけ?
見てないから知らないけど、瑛太が多田役かな~、なんとなく。
(関係ないですが、瑛太のダイハツのCMちょう好き!なんかキュンとする!)
この作品も、『風が強く吹いている』とかもだけど、
三浦さんの作品は映画よりもテレビドラマの方が合っている気がするんだけどな~
フジの火10枠あたりで、どう!


三浦 しをん
文藝春秋
発売日:2006-03