我が家のボロ小屋の地下には、やはりキツネの巣がありました。
昨日、生まれたばかりと思われる子ギツネが4匹、床下から出て遊んでいました。
そお〜っと、窓越しに激写。
暗かったので写りは悪いですが、4匹確認されました。
ここで子ギツネが生まれたのは数年ぶりくらいで、まだよちよち歩きで実に可愛い。
このまま自然体で生活しますが、子ギツネの遊び場がいつもの家庭菜園場なので、今年は家庭菜園をやめることにしました。
確かに可愛いけど、キツネには怖〜い病気を持っていることが多いからです。
エキノコックス症を知っていますか?
エキノコックス症とはエキノコックスという名前の寄生虫による病気です。
親虫は体長が3~4㎜で、キツネやイヌの腸に寄生していて、その卵は糞とともに排出されます。
この卵が野ネズミの口から体内に入り、肝臓などで幼虫に発育しそのままとどまっています。
その野ネズミをキツネが食べると、キツネの腸で親虫になります。
このように、エキノコックスはキツネと野ネズミの間で受け渡されながら生活しているのです。
人に感染するとおもに肝臓に寄生して発育・増殖し、深刻な肝機能障害を引き起こすことが知られています。
症状が出るまでに10数年かかり、治療のためには手術を受けなければならず、極めてやっかいな病気です。
移住してすぐに、沢の生水などは絶対に飲まないようにと教えられました。
キツネに責任はないのですが、可愛いだけではすまない側面を持っています。
皆さんも手で触れたり、餌などを与えたりすることはやめて下さいね。
危険ですよ。
<家庭菜園場に現れた親ギツネと子ギツネ>
<子供の頃はキツネ色ではなく、黒色をしています>