太った中年

日本男児たるもの

検察の裏金

2010-01-24 | weblog

Palm Tree

 

もう奥さん、毎日小沢関連になるけど仕方ないだろ。今回は昔、検察の裏金問題を告発しようとして逆にタイーホされた元検事三井さんのネタ。三井さんは今月18日に刑期を終えて出所した。

三井さんとは

大阪高検公安部長時代に検察庁の調査活動費の裏金化を内部告発。2001年1月に『噂の真相』に西岡研介記者による記事が掲載された。人事で冷遇されたことへの不満が告発の動機の1つであるといい、普段から、優秀な自分が同期の検事より昇進が遅いのはおかしいとなどと周囲に漏らしていたという。同期には横田尤孝(最高裁判所裁判官、元次長検事)、大林宏(東京高等検察庁検事長)、中尾巧(大阪高等検察庁検事長)、熊崎勝彦(元最高検察庁公安部長)等がいる。

2002年4月22日に暴力団組長の親族名義で、競売された神戸市のマンションを落札したが、居住の実態がないのに登録免許税を軽減させたとして、詐欺容疑で逮捕される。逮捕当日、三井は裏金問題に関してテレビ朝日の報道番組『ザ・スクープ』の収録ならびに『週刊朝日』副編集長との対談が予定されていた。現職検察幹部が初めて裏金問題について、「検察庁が国民の血税である年間5億円を越える調査活動費の予算を、すべて私的な飲食代、ゴルフ、マージャンの「裏金」にしていることを、現職検察官として実名で告発する・・・」として証言するビデオ収録当日の朝に任意同行を求められそのまま逮捕されたことから、三井の支援者並びにマスコミからは検察による口封じであると批判され、『ザ・スクープ』をはじめテレビや新聞、週刊誌でも口封じ逮捕に関する特集が組まれる事態へと発展した。また、拘置中には持病の糖尿病治療が満足に受けられず、獄死させられる危険も指摘された上、意識朦朧になった様であり裁判をまともに受けらない恐れがあった。

その後で捜査情報を得ようとした元暴力団組員から利益供与を受けたとして、収賄罪や公務員職権濫用罪でも起訴される。

2005年2月1日、大阪地方裁判所(宮崎英一裁判長)は三井に対して懲役1年8か月、追徴金約22万円の実刑判決を下した。判決前にほぼ同じ判決文が政界に流布、河村たかし衆議院議員(後に名古屋市長)が入手し告発する事件が起こっている。三井は控訴するも、判決言い渡しから4か月が経過しても、判決の全文が出て来ず、控訴趣意書を書けない異常事態になっていた。2007年1月15日、大阪高等裁判所(若原正樹裁判長)は控訴を棄却、地裁の実刑判決を支持した。三井は上告。2008年8月29日最高裁(中川了滋裁判長)上告棄却決定。2008年10月17日大阪拘置所収監。2010年1月17日の深夜零時に満期。18日朝に釈放、静岡刑務所出所。

(以上、三井環 - Wikipediaより抜粋)

検察の裏金を告発した三井さんが以下、小沢問題について提言している。

緊急! 元大阪高検公安部長三井環氏による検察対策「緊急3提言」の文字要約

提言に先だって三井氏は次のような趣旨を述べた。

小沢氏が全面対決を宣言したが、ホントにその覚悟があるならこれは(手段を選ばないことをためらってはいけない)戦争だという認識を持たなければならない。そして三井氏はこう続けた。「捜査というのは戦争です。説明責任ではありません。」つまり戦争認識無くして検察に勝つ道は無い、戦争であるから一切しゃべってはいけないと言う意味である。そして世論扇動のネタを狙うマスゴミと扇動を目的に流す検察リークを封殺するには、取り調べに対して絶対しゃべらないことだと言う。こうすればネタ元が無いから扇動によるイメージダウン作戦が効かないし、今のように問題がゴチャゴチャにならない。一方検察に対する攻撃は、検察の最大の弱点である「裏金スキャンダル」を徹底的に攻める、これ以外に無いと言う。

また、今の石川議員及び弁護団の検察対応はお話にならず、検察のカモになることを自ら率先してやっている、小沢氏側はマスゴミ封殺もまったく出来てないと言う三井氏のいらだしさが随所に見える。

以上の観点から三井氏は元検事の立場から、検察が今やられたら困る小沢氏と民主党側の戦い方を以下のように提言した。


三井氏の提言のポイントは以下である。

①関係者はすべて完全黙秘をする

②検事総長を「検察の裏金」で証人喚問する

③②を受けて法務相に指揮権発動を求める


次に具体的対応策を述べる。

なお、下記の各個条書きは発言通りの書き起こしではなく筆者が要約したものであるが三井氏の発言の趣旨に間違いないことを断っておく。提言のうち6,16及び( )内注釈は筆者が提言インタビューの表情や文脈から三井氏の企図や感情を推察したものである。ビデオ音声が良く聴き取れず不足、舌足らずのとこも若干あるかもしれない。お気づきの人はフォローして頂けると幸いである。

・小沢、石川議員、弁護団の対応(世論操作の手口を封殺するのが最大ポイント)

1.相手(検察)の手の内(入手証拠の有無)を知らないでぺらぺらしゃべるのは一方的に相手に攻撃材料を与える(愚かな)やり方だ。

2.石川議員はぺらぺらしゃべり過ぎだ。これは検察側からみればリークネタが入手出来きそれをマスゴミに流せる(世論操作をするための)いいカモである。徹底的に完全黙秘しなければいけない。

3.石川議員にぺらぺらしゃべらせているような指導をしている間抜けな弁護士団は解任せよ。

4.小沢も完全黙秘でいい。捜査においては戦争である、説明責任などという(甘い)話しではない。

5.(調べあげ)説明する仕事は検察のほうである。

6.以上を実行すればリークネタがないのだからマスゴミを手先にした世論扇動操作は封殺できる。


・検察・マスゴミに対する攻撃の仕方

7.徹底的に検察の弱点をつけ

8.それは検察の裏金である

9.小沢問題などとは無関係に裏金一本で検事総長を裏金の件で証人喚問する。

小沢問題での喚問でないから検察、マスゴミは捜査介入と理由付けした喚問非難攻撃は出来ない。(検察、マスゴミの封殺)

10. 検事総長は絶対に偽証出来きない。裏金を認めるのは確実。

11.なぜなら三井裁判で裁判所は裏金の存在を認定してしまっているからである。

12.証人喚問のさい三井氏をはじめ検察のスキャンダルを叩ける者を動員する。    (裏金追求で完膚無きまで叩けということ)

13.検事総長証人喚問の動きを民主のトップレベルで始めれば、その動き情報だけでも検察はビビル。しかも次期検事総長の大林宏東京高検検事長も裏金に関与してるから検察のビビリは大変なものになる。

14.検事総長は裏金を(必ず)認めるから、そこで千葉法相は行政上の指揮権発動をし裏金を返還させる。

15.この行政上の指揮権発動をマスゴミは責めることが出来ないし、(民主&政権は)国民の大喝采を受ける(検察組織をガタガタにすると同時に民主の株も上がる一石二丁ということ)

16.以上で検察の権威や暴走をガタガタに出来き、同時に民主&政権支持の挽回が達成出来る。

(以上、阿修羅より抜粋)

あのね奥さん、世の中に清廉潔癖な聖人君子なんていないのよ。仮にいたとしてもそいつは世の片隅で人知れず生きているワケなの、この太った中年みたいに。で、三井さんが検察の裏金を告発しようとしたのは持ち前の正義感ではなく、トロイくせに出世する同僚への嫉妬心からだった。優秀な検事だってそんなものだから検察も所詮人の子、嫉妬もすれば公金をちょろまかして裏金を作りキャバクラ遊びをしたりするものである。ところが、そうした実態にもかかわらず、官僚やその尖兵である検察に対して国民が清廉潔癖な聖人君子という幻想を抱いていることが問題なのだ。検察は聖人君子幻想に支えられているのでマスコミを手先にして世論誘導するのである。太った中年は昔、偶然スカトロ官僚と出会ったことがあるのでその実態を理解できるのだった。

有らぬ幻想は抱かぬほうがいいに決まっているワケだが、嫉妬心から虚言を振りまく輩がネットにいる。誰かって奥さん、そりゃもう噛みつき亀に決まっている。前エントリーの最後を参照してくれ。

検察は「リーク」しているのか - 池田信夫blog

そもそも検察は「リーク」しているのか。一般論としては、捜査当局が夜回りしてくる記者に捜査情報を明かすことはあり、容疑者をクロにする材料を教える傾向もあるが、そんなに簡単に教えてくれるものではない。記者が独自に取材して「こういう話を聞いたが本当か?」と捜査官に「当てて」顔色を見て書く、といったきわどいやり方でやっているのだ。もちろん司法クラブ以外の記者にはそういう特権もないが、クラブに所属していればリークしてくれるといった甘いものではなく、捜査官との個人的な信頼関係がないと教えてくれない。

(以上、エントリー記事より一部抜粋)

抜粋部分は岸井成格や青山繁晴が言っていることの横流しで、コメント欄も混乱している。上記は前エントリーで紹介した上杉隆くんの反響の大きかったコラムへの嫉妬心によるもので、元NHK職員の池田センセは以前、上杉くん同様に記者クラブを批判していたが、今回は「記者クラブに入れない上杉くんを嘲笑するため記者クラブの特権をネタに使用した。なんともコスイ噛みつき亀の池田センセなのである。

 

「一方的なリーク記事、冤罪の被害出る」中井公安委員長(朝日新聞) - goo ニュース

中井洽国家公安委員長は22日の閣議後の会見で、1990年に栃木県足利市で当時4歳の女児が殺害された事件の再審公判が開かれていることについて「今の自供中心の捜査、捜査当局から一方的にリークされる記事しか書かないマスコミ。そういう中では、冤罪の被害はこれからも出る」と発言した。

報道陣から「リークしか書かないマスコミとはどういう意味か」と問われると、「捜査当局のリーク情報しか書かないマスコミと言った。ずっとそうじゃないか。一度被疑者になると、徹底的に被疑者になるじゃないか」と語気を強め、「10年、15年たってから名誉回復しても大変つらい。そういうことが起きないようにお互い気を付けてほしいと申し上げた」と付け加えた。

まあ、そういうことだ。

足利冤罪事件の菅谷さんこそ清廉潔癖な聖人君子なのよ。