太った中年

日本男児たるもの

変革と転換

2010-01-06 | weblog

Graceful Rays

 

経営者、「変革」を訓示=デフレ克服、成長模索-企業が仕事始め(時事通信) - goo ニュース

多くの企業が仕事始めとなった4日、経営者が2010年の年頭訓示を行った。デフレ、消費低迷、円高懸念などを背景に経営者の危機感は昨年以上に強い。ただ、これらの不安要因を克服して今後の成長や生き残りを目指すには、従来のビジネスモデルからの脱却が必要と考え、「変革」「挑戦」を表明した経営者も目を引いた。日本は今年、世界2位の経済大国の座を中国に譲り渡す可能性が濃厚。経営者も経済の地盤沈下を認識し、「3~5年後の世界経済の勢力図は明らかに今とは異なる姿になる」(電通の高嶋達佳社長)との見方が少なくない。経営環境でも「大競争が一層厳しさを増している」(新日本製鉄の宗岡正二社長)、「過去の成功体験が通用しない」(ソフトバンクの孫正義社長)との危機感が幅広い業種に広がる。年頭訓示でコスト削減の徹底を訴える姿も定着した。

一方、今年は「危機対応としての構造改革から前向きな経営改革にシフトする」(三菱東京UFJ銀行の永易克典頭取)、「再び成長軌道に乗せる」(古森重隆・富士フイルムホールディングス社長)などと意欲的な発言も目立った。日本企業の反転攻勢に必要なのは、固定概念の打破だ。経営者から社員には「自らを絶え間なく柔軟に進化させる」(三井物産の飯島彰己社長)、「一人ひとりが過去の行動パターンを捨て去り、新しいことに挑戦する」(セブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長)と檄(げき)が飛んだ。

新たな成長に向け、サントリーホールディングスとの経営統合交渉を進めるキリンホールディングスも、加藤壹康社長が「非連続な発想と実践が必要。わたしも率先して取り組む」と強調した。

昨年がリーマンショックによる世界同時不況へ変化した年だったとすれば、今年は世界不況から変革、転換する年になるという予測が主流だ。毎日新聞は「出口の見えない長いデフレ不況のトンネルは当面続く」と景気予測をしている。暫くは変革、転換を模索する状況が続く。ビジネス全体について日経ビジネスは、景気二番底の可能性に言及し、そうなった場合、従来の主役と脇役が交代する「大転換期」になる可能性があることを分析した。さらに、大転換期のキーワードとして、「アジアの時代」、「ポスト米国一極経済」、「エコ・エネルギーの世紀」、「インフラ投資」を挙げ、そうした変化に素早く対応できる柔軟力が必要だという。政治、社会面について三菱UFJリサーチは昨年の政権交代を「社会の劣化現象」によって起きたため劣化による国民の不安・不満の高まりから、今年は「安心・安全・安定の社会構築」がテーマになるだろうと予測している。

世界不況の大合唱も飽きたのだろう、「変革、転換期」ってのが大方の見解。但し、不況を脱して好況に転換する従来の景気循環論とはまったく異質なものだろう。欧米の投資家が日本を「新興衰退国」と呼んでいることから、ポスト世界不況の日本は、GDPで貿易最大相手国の中国に抜かれたようにジリ貧は止むことはない。産業構造や社会システムをマイナーチェンジしながら生き延びて行くのだろうな。それから奥さん、個人的に昨年まで個人事業だった仕事を今年から会社の形態へ変更して、仕事始めの一昨日、法人登記を済ませた。超零細個人事業主の社長なんてサラリーマンと変わらず、それまでの暇人ライフが一変して忙しいのナンのって。来月末まで仕事で多忙な日々が続く。あーヤダヤダ、とブータレても仕方ないのだった。

 

藤井財務相が辞意 体調不良理由、首相は慰留(朝日新聞) - goo ニュース

藤井裕久財務相(77)は5日、体調不良で通常国会の審議を乗り切れないことを理由に閣僚を辞任する意向を固めた。同氏に近い複数の関係者が明らかにした。近く正式に表明する見通し。鳩山由紀夫首相は慰留に努める考えだが、藤井氏周辺によると、辞意は固いという。

鳩山氏は5日夕、記者団に「これからも頑張っていただきたい」と述べた。鳩山政権が昨年9月に発足して以降、閣僚が辞任すれば初めて。2010年度予算案などが審議される18日召集予定の通常国会の混乱は避けられず、政権にとっては大きな打撃だ。後任には菅直人副総理兼国家戦略相か仙谷由人行政刷新相に兼務させる案や、野田佳彦、峰崎直樹両財務副大臣のいずれかを昇格させる案が浮上している。

藤井氏は5日午前の閣議後、鳩山首相と約15分間協議し、自らの進退について判断を仰いだ。藤井氏は昨年末から体調を崩して検査入院中。通常国会を乗り切れない場合には、辞任もやむを得ないとの考えを伝えたと見られる。

藤井氏は協議後の記者会見で「(医師に)結論を出してもらう時期に来ていると思うと(首相に)申し上げた」と述べた。「まもなく医師の判断が出る。判断を尊重する」とも語った。

通常国会では、衆参の予算委員会などで、予算編成を主導した立場として長時間の答弁を求められる。藤井氏は国会対応を考えての入院と認めたうえで「(年末の予算編成などで)相当疲れた」と語った。

一方、首相側は、予算編成を主導した藤井氏を予算審議から外せないなどの理由から、可能な限り続投を要請する方針だ。国会答弁を野田氏に実質的に委ねるなどして負担軽減を図りながら、財務相を続けてもらう可能性を探っている。

藤井氏は10年度予算編成が終わった直後に疲労を訴え、血圧が高めだったこともあり、昨年12月28日に静養と検査のため入院。5日の閣議にも病院から出席していた。

藤井氏は鳩山内閣の閣僚で最高齢。昨年夏の総選挙前には政界を引退する考えをいったん表明したが、鳩山氏の意向で民主党の比例区南関東ブロックの単独候補として立候補し、衆院7期目の当選を果たした。

旧大蔵省出身で、民主党きっての経済・財政通として知られる。細川、羽田両内閣で蔵相を務めた経験を買われ、昨年9月発足の鳩山内閣で財務相に起用された。10年度予算編成作業では、公約実現に必要な財源の確保が難航し、税収も深刻に落ち込むなど、さまざまな難問に直面。「経済あっての財政だが、財政規律も大切」と訴え、新規国債発行額を約44兆円以内に抑える内閣の方針堅持に努めた。

藤井のジイさん、どうしたんだろう、ナニかあったのかな。