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小沢ジャンキー

2010-01-22 | weblog

Makati Giants

 

「小沢氏もう持たない?」民主内に懸念強まる(読売新聞) - goo ニュース

民主党執行部が、鳩山首相の偽装献金事件や小沢幹事長の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で、野党の参考人招致などの要求をかわそうと躍起になっている。

野党時代は「政治とカネ」の問題でクリーンさを標ぼうしてきただけに、党内からは「このままでは、『変節』のそしりを免れない」と執行部の姿勢に批判的な声も出ている。

「『秘書の責任にして逃げるのは 卑怯 ( ひきょう ) である』と言ってきたことに、どのようにけじめをつけるのか」

自民党の尾辻秀久参院議員会長は20日の参院本会議代表質問で、偽装献金事件を「決着済み」とする首相の姿勢をただした。

首相は党代表だった2002年3月、加藤紘一・自民党元幹事長の元事務所代表による脱税事件を厳しく追及し、「金庫番だった人の不祥事は(議員も)共同正犯だ。即議員辞職すべきだ」とまで語っていた。その後、加藤氏は民主党の要求などで参考人招致に応じ、同年4月、議員辞職した。

尾辻氏の追及に首相は、「私の過去の発言に関して弁解するつもりは一切ない。批判は 真摯 ( しんし ) に受け止めさせていただく」と答えるのが精いっぱいだった。

自民党は首相と小沢氏の事件に関し、小沢氏や首相の元秘書ら17人の参考人招致や、「政治とカネ」に関する集中審議を求めている。衆院予算委員会で加藤氏と首相を直接対決させることも検討している。

民主党執行部は「国民が最も求めているのは予算成立だ」として参考人招致などには一切応じない構えだ。国会運営を指揮する山岡賢次同党国会対策委員長は「立法府で司法のやるようなことをやろうとすること自体、本質的なあり方から外れる」としている。

しかし、その山岡氏も07年10月の臨時国会で、守屋武昌・元防衛次官(収賄罪で公判中)と防衛分野の専門商社との関係が不適切であるとの疑惑を「守屋氏の証人喚問が法案審議入りの前提だ」などと追及。証人喚問を与党側に受け入れさせた“実績”があり、野党から「野党時代に言っていたことを与党になったら変えるのはおかしい」(自民党の石破政調会長)と批判を招いている。

小沢氏の資金管理団体の土地購入を巡る事件に関しては20日、逮捕された石川知裕衆院議員が04年当時、小沢氏が土地代金に充てる4億円を同年分の政治資金収支報告書に記載しないことを了承していたと供述していたことが判明するなど、新事実が次々に明るみに出ている。それでも、党内で表だって声を上げる議員はほとんどいないが、水面下で「小沢氏はもう持たないのではないか」との懸念は強まっている。

さて奥さん、連日小沢問題のエントリーで申し訳ないけど世の中冴えたヤツがいるものだ。

 

小沢一郎という「麻薬」と「小沢ジャンキ―」の時代

 

記事内容は当たり前の民主党批判なんだけど、「小沢ジャンキー」つー切り口が見事。

本もそうだけどタイトルだよなぁ、やっぱり。 

上記ブログ記事とは逆に切り口の冴えないのが極東ブログ

 

小沢氏の民主党大会での説明は嘘だったか

 

記事は凡庸で小沢シンパの終風先生も検察リークの産経ジャンキーになってしまった。

しかし、以下、凡庸な記事への冴えたコメントがあった。捨てる神ありゃ拾う神があるってもの。

印象ではあるが、小沢(小澤)氏にはむしろ積極的に個人資産勘定と政治資金/資産勘定を分別しようとする意志が感じられる。 お金に色はないので書類上の分別管理(Physical Segregationに対してBook Segregationと言われますが、至極まっとうな方法と認められます)となるのは現行制度上他に仕様がない。 

不動産については、政治目的であっても自家用であっても個人所有としておいて、政治分については(時には自家用についても)事務所費として政治資金から個人所得を得るのが通常とすれば、政治団体の報告書に資産を記載するのは公私混同を避ける明確なやり方に思える。政治団体に資産計上するのは相続等に向けて個人資産ではない旨の積極的表明とさえ思える。

借入/貸付金についても、恣意的ではない銀行の提示する客観的な金利を政治に負担させるため、一般には不要と思われる又貸しのための個人借入をあえてすることが分別管理の発想にはかなう。

あえて邪推すれば、本来は、①検察?の指摘するように2重に計8億円を貸し付けとその返済を政治団体の収支報告に載せるか、あるいは②個人勘定かつ名義(一部報道では陸山会代表のタイトル付き名義らしい)で定期預金を作成し、それを担保として借入れ(個人経由又貸しであれ政治団体直接であれ)するつもりが、つい名義に陸山会タイトルをを入れてしまい(第1のミス)、かつその名義の混乱から現金や普通預金と異なり議員の資産報告書に記載すべき定期を報告から漏らしてしまった(第2のミス、いずれも経理のベテランでなければ充分あり得る単純ミス)のではないでしょうか。

結局問題は「記載の方法」ではなく、「裏金の有無」だと思います。そしていくら記載方法を論議しても、それが実質的に裏金解明につながるとは到底思えない。印象操作だけがその効果でしょう。 

投稿: 元監査法人勤務

個人資産と政治資金を分離する会計処理は阿修羅と雑感に投稿、エントリーされている。

 

「小沢」と「小澤」にまつわる驚愕の新事実! (阿修羅)

 

小沢一郎と小澤一郎は違う (雑感)

 

上記リンクの内容を小沢さんは検察の事情聴取で説明するんじゃないのかな。

 

それから、検察をキーワードにしたブログ記事、切込隊長とChikirinの日記。

 

反検察の言論人は概ね出揃った感じかな (切込隊長)

 

“検察が逮捕したい人”一覧 (Chikirinの日記)

 

切込隊長の反検察批判は面白味に欠けるが、Chikirinの検察批判は発想がイケテル。

 

以前、裁判員制度をエントリーしたときに触れたけど、裁判とはその時代、その場所の共同体が必要とする物語のことであり、裁判員や検察官はその物語の語り部に過ぎない。例えば中世ヨーロッパの魔女狩り裁判は文字通り魔女狩りの物語のために魔女を捜し出して火あぶりにしたのである。無論、魔女などいるワケがなく、つまり、中世ヨーロッパは魔女狩りを必要としたため、魔女狩り裁判という物語が自己目的化したワケだ。したがって裁判制度は構造的にえん罪を生むのである。さて、今回の小沢問題に関すれば「巨悪の政治家小沢に対決する正義の検察」物語であり、「正義の検察」が自己目的化して暴走していると読んで堪能しているのだった。

 

石川議員「偽装工作」認める=小沢氏関与の4億円融資-東京地検(時事通信) - goo ニュース

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反容疑で逮捕された衆院議員石川知裕容疑者(36)が、東京地検特捜部の調べに対し、土地代金の支払い直後に同会が金融機関から受けた4億円の融資について、「原資を隠すための偽装工作だった」と供述していることが22日、関係者の話で分かった。

融資手続きには小沢氏本人が直接関与しており、特捜部は23日の任意聴取で、融資の経緯について詳しい説明を求めるとともに、虚偽記載の認識についてもただすとみられる。

また関係者の話かよ、検察も必死だな。