太った中年

日本男児たるもの

ラーメンと愛国

2011-11-30 | weblog

これは面白そうな本だ。フィリピン暮らしなんで買って読めないのが残念。

でもまあ書評はネットで検索できるのでそれで我慢。以下、そのサイト。

“日本の国民食”の雑学的要素と論考が詰まった速水健朗『ラーメンと愛国』–石井千湖

タイアップ歌謡曲、自分探し、ケータイ小説。流行しているのに、批評されない。マジョリティなのに、軽視されてしまう。フリーライター速水健朗氏はそんな対象に着目し、刺激的な論考を展開する書き手だ。

最新刊の『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)は、日清食品の創業者である故・安藤百福が、終戦直後の大阪の闇市で屋台の支那そばを食べるために並んでいる人々を見るところからはじまる。そして百福がインスタントラーメン=“工業製品としてのラーメン”を考案するきっかけになった光景から、日本人とラーメンの関係を解き明かしていく。

本書によれば、戦前は都市に住む下層階級の夜食だった“支那そば”が、戦後の食糧難とアメリカの小麦輸出政策を背景に国民全体へと普及し、現在のラーメンになったらしい。戦時中に増産した小麦が余ってしまい、買い手を求めたアメリカが日本人にパン食を推奨したという話は、阿部和重氏の小説『シンセミア』にも出てくるが、スパゲティナポリタンやラーメンまでもがアメリカと結びつくとは驚いた。

また、エンターテインメント作品におけるラーメンの記号的役割を指摘したパートも興味深い。例えば今年、二十年の歴史の幕を閉じたドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)。岡倉家の五姉妹のそれぞれの人生を描いたホームドラマだが、泉ピン子演じる二女の五月が嫁いだ“幸楽”は、ラーメンの味に定評がある小さな街の食堂だ。それはなぜかということを論じながら「ドラマや漫画におけるラーメン屋は、庶民的であることや貧困な生活の象徴として用いられる」点を指摘している。

なかでもスリリングだったのは、第四章の「国土開発とご当地ラーメン」だ。著者は「繁殖力の強い外来種であるご当地ラーメンは、古来地方に根づいてきた郷土料理を、短い期間で駆逐してしまった。ご当地ラーメンはむしろ、戦後日本の地方の均質化を代表する食べもののひとつだったと捉えるべきである」という。ほかの地方と差別化するために生まれたようにも見えるご当地ラーメンが、均質化を代表する食べものだなんて! いままで考えたこともなかった。ご当地ラーメンと言えば博多豚骨ラーメンと札幌ラーメンをまず思い出す。同じラーメンという料理のカテゴリに入れられているが、ふたつのラーメンはそのルーツも進化の過程も違うのだそうだ。それをつなぐのが、冒頭の章に出てきた“あるもの”だったとわかるくだりに、ミステリの謎解きを読んだときのような興奮さえおぼえる。

時代によって流行り廃りはあるけれど、ラーメンという食べもの自体は一貫して人気がある。しかし、最近のラーメン屋の店員というのは、どうして作務衣や漢字が書かれたTシャツを着ているのだろうか? その疑問に答えてくれるのが、第五章「ラーメンとナショナリズム」だ。高度成長期からバブル崩壊までのラーメンブームの立役者は雑誌や映画だったが、90年代以降はテレビが大きな役割を果たす。夕方のニュースでラーメン店の競争が取り上げられ、『TVチャンピオン』(テレビ東京系)の『ラーメン王選手権』などフード系番組が隆盛。有名ラーメン店の主人がスターにまつりあげられていく。やがて素人の候補生がラーメン職人になるまでの経緯を追うリアリティショーも注目を集める。

「ラーメン屋になるための修行を、武士道的なギミックとして捉え、そこに“ラーメン道”を見いだしていくというような態度」の象徴となるのが、あの作務衣や手書きの漢字がプリントされたTシャツだ。著者はそういう陶芸家的な出で立ちで頭にバンダナやタオルを巻いた職人がいる店を“作務衣系”と呼び、プロトタイプになった人物を確定する。これだけでもすごいのだが、さらに国粋主義的な要素を取り入れていった近年のラーメン店に掲げられた説教臭い広告コピーを“ラーメンポエム”と名付けているのが秀逸。引用された“ラーメンポエム”を読んであまりのおかしさに悶絶した。

身近な料理のラーメン、加えて紹介されているエピソードの一つひとつに発見がある。読後は、この本で知ったことを誰かに伝えたくなるだろう。ビジネス書とは毛色の違ったコミュニケーションツールとしてもおすすめの1冊だ。

WJC vol.70 (2011.11.20発行号)掲載

よく書けた書評だが以下はもっとスゴイ

ラーメンは民主主義のメタファーなのか?『ラーメンと愛国』

1972年に長野県軽井沢の別荘へ連合赤軍のメンバーが立て籠もり、警察と銃撃戦を展開した事件(あさま山荘事件)は、そうした若者による一連の運動の終焉を象徴するものとなった。このとき、現場の警察官たちへ前年に日清食品から発売されたばかりだったカップヌードルが支給されたことはよく知られている。

本書はまた、連合赤軍の側も軽井沢に迷いこむ前、冬山での軍事キャンプ中にインスタントラーメンを食べていたという事実にも触れている。さらに《そこでの食生活に注目した栄養学者が、彼ら冬山のキャンプ生活でのインスタントラーメンを中心とした食事が、栄養バランスの偏りを生み、中でもカルシウム不足が精神的な不安定を引き起こし、連続リンチ殺人事件へと発展したと指摘していた》という話も紹介される。

こちらは長いので全文転載は割愛。上記にはタマゲタ。

興味のある人はクリックして読んでちょ。ではまた。


対決、関電

2011-11-29 | weblog

依存度下げ目指す橋下氏、「脱原発」で関電と対決へ

大阪市長に当選した橋下徹前大阪府知事は、原発への依存度を下げる「脱原発」を関西電力に要求する方針だ。関電は原発を今後も基幹電源と位置付ける考えで、激しく対立しそうだ。

大阪市は関電株式の約9%(3月末時点)を持つ筆頭株主。橋下氏が率いる「大阪維新の会」は、東京電力福島第1原発事故後に原発への不安が高まっていることから、「脱原発」を提案していくことをマニフェスト(公約集)に明記した。

電力業界への新規業者の参入を促す狙いから、発電部門と送電部門を分ける「発送電分離」も求めていく方針だ。

これに対し関電の八木誠社長は「電力の安定供給が最大の責務」と述べており、橋下氏に原発の重要性を説明する考えだ。

(以上、産経ニュース)

関電は原発依存度が高くそれでハシゲーは徹底的にネガキャンをやられた。

大阪市は関電の筆頭株主だから株主提案権を行使するつもりでいる。

どうなるか興味深い。ではまた。


ボーイング787

2011-11-28 | weblog

ボーイング787

何気にネットで見つけた新世代機B787

これって主翼が反り返っている。

写真を見たとき何故か不安に陥った。

最先端の技術らしいがこんなの乗ったら恐怖だろうなぁ。

そうだろ奥さん、ではまた。


放射能は誰のものか

2011-11-27 | weblog

原告が最後の論点として、放射能は東電に「所有権」があるのだから、自分の土地に飛び散った「物」を持ち帰れと主張したのだろう。ところが判決は放射能が実体のない「無主物」とはなぁ。

自然界存在の放射性物質ならともかく酷い判決だ。東電の詭弁を裁判所が追認してしまった。ではまた。


新党結成

2011-11-26 | weblog

「オールジャパンで国力アップを」 国民新・亀井代表、新党結成へ意欲

国民新党の亀井静香代表は25日昼の記者会見で、東京都の石原慎太郎知事や大阪市長選に出馬している橋下徹前大阪府知事、愛知県の大村秀章知事らと連携した新党構想について「オールジャパンでわが国の国力がアップする方策を考えないといけない」と述べ、結成に意欲を示した。

その上で「石原氏は大変なリーダーシップを持っていて発信力もある。橋下氏や大村氏も同じものを持っている」と述べた上で、「知事だけじゃなくて、いろんな人材がいる。永田町の中にもいる。そういうものを結集していけばいい話だ」と強調した。

(以上、産経ニュース)

TPPは小泉さんの郵政民営化をさらに強化するものだからなぁ。

亀ちゃんは「保守」「反TPP」「反消費税増税」。

TPP交渉に参加表明した野田から連立解消を通告されたようなもの。

新党結成は果たして上手くいくか。ではまた。

「亀井新党は一人芝居」 平沼氏、合流を否定

どうも上手くいかないようだ。


オコイ

2011-11-25 | weblog

またまた食い物ネタなんだけどまあいいじゃん。

さて、時々ビールのつまみにするのがオコイつーフィリピン製小エビのカキ揚げ。

フィリピン人はオコイをメシのおかずやおやつ代わりによく食べる。

ただ時間が経つと油でネチョッとして食えたシロモノではないがフィリピン人は気にしない。

でもってこの前ラリーのオッチャンと飲んだときこのオコイで盛り上がった。

オッチャンの友達で年金暮らしの爺様がお好み焼きの屋台で失敗した話から始まった。

「ワシ、オトーサンに日本のお好み焼きはダメだって言うたんや」

「あーやっぱりローカルで日本食はダメかいな」

「そやそや」

「オトーサンにはフィリピンのお好み焼きをヤレって言うたんや」

「へぇーフィリピンにもお好み焼きがあるんや」

「あるでぇ」

「オトーサンは頭カタクてなぁ、それで失敗した」

「フィリピンのお好み焼きってどんなの」

オッチャンはレシピを説明したがイマイチイメージできない。

「プリちゃんも食べたことあるやろ」

「えっ」

「フィリピンのナショナルフードやでぇ」

暫し考え込む。

「ひょっとしてオコイか」

「そやそや」

「ワシの故郷ではオコイとは言わん、レシピも違う」

「油で揚げん、焼くのは日本のお好み焼きと同じや」

「ほほう」

「具はカボチャ、玉葱、トマト、玉子、それに小さい煮干しや、エビは入れない」

「ヘェーヘルシーや」

「でなあ、ワシのカーチャンはオコイの名人だったんや」

「ワシ、大阪に住んどったけどお好み焼きだけは自分で作っとった」

「オトーサンにも作って食わしたが頭カタクてなぁ」

「今度、プリちゃんにも作ったるわ」

そんなワケでオッチャンのお好み焼きを食うことになったがどんなものだろう。

ではまた。


女性売国官僚

2011-11-24 | weblog

TPPの黒幕 経産省女性官僚がやったコト

国を売るのか!

<慎重派が呼んで吊るし上げ>

マイクを握り、身ぶり手ぶりで説明する女性官僚。彼女こそ、いま、TPPの黒幕と呼ばれる宗像直子・経済産業省通商機構部長(グローバル経済室室長)である。

なぜ、彼女が黒幕と呼ばれるのか。

日米で言った言わないでモメている野田首相発言、「日本は全ての物品サービスを(TPPの)貿易自由化交渉のテーブルに乗せる」というセリフ。これは経済産業省が事前に用意したペーパーに書かれていて、これを作成したのが宗像なのである。

問題のペーパーはAPECのためにハワイに先乗りした枝野経産相にカーク米通商代表との会談用として渡された。たまたま枝野に密着していたテレビが映したことで、存在がバレた。その後、枝野はカーク通商代表との会談に臨み、あとからハワイ入りした野田首相はオバマ大統領と会談、交渉参加に向けた協議に入ることを表明した。枝野も野田もペーパーに書かれているような発言をしていないと言うが、米国は、野田がこのペーパーに沿ったセリフを表明したと発表。で、宗像は与野党のTPP慎重派から吊るし上げを食らっているのである。

「18日に開かれた民主党の慎重派の勉強会にも呼ばれて、経緯を聞かれていました。宗像氏は首相の会見前に用意した発言要旨だったとし、首相の会見のあと、その趣旨を反映させたものに差し替えなかったため、ペーパーが残ってしまったと言い訳しました。でも、外形的にはTPP参加の旗振り役である経済産業省が極めて前のめりの参加表明文書を作り、それが米国に伝わって、日本の見解として発表されてしまったとしか見えない。それに対して、日本は訂正すらも求めていないのだから、おかしな話です。本当に差し替える気があったのか。経産省が交渉で、そう言わせようとしたのではないか。枝野氏はその通りの発言をしているのではないか。疑惑は尽きないし、違うと言うなら、枝野大臣とカーク通商代表との議事録を公表するか、『米側の発表は誤り』と日本から声明を出すべきです。宗像氏本人か、上司か、大臣か。誰かが責任を取らなければ、慎重派も収まらないと思います」(ジャーナリスト・横田一氏)

今回はたまたまTVが映像を撮っていたからよかったものの、それがなければ、交渉の裏で役人が勝手に何をやっているかわかったもんじゃない。そう思うと、ホント、日本の官僚は恐ろしい。

宗像氏は東大法卒、ハーバードでMBAを取得した後、1984年通産省に入省した。通商経済政策局経済協力課、総務課課長補佐などを経て、ブルッキングス研究所やジョージワシントン大で研究をした。新自由主義に染まった役人の身勝手な暴走は許されない。

(以上、ゲンダイネット)

経産省で狂ったようにTPPを推進しているのがこの女性官僚。

彼女の出世欲のために国を売られてはなぁ。

それに枝野も野田も官僚の言いなりではどうしようもない。

ではまた。


外食の地雷原

2011-11-23 | weblog

ちょうど去年の今頃女房は従姉妹と一緒にマニラの某KTV(フィリピンパブ)へ勤めていた。

仕事が終わっていつも行くのがKTVの近くにあるモンスター企業ジョリビー傘下のチョーキン。

チョーキンは中華料理のファーストフード店でこれがまた信じがたいほど不味い。

なぜこれほど不味くてチェーン店で繁盛しているのかまったくもって理解できない。

チョーキンはフィリピン外食産業の七不思議と言えよう。

さて、そのチョーキンの死ぬほど不味い炒飯を女房は度々テイクアウトで持ってきた。

女房が少し食べては残したものをテイクアウトしたものだ。

それなら「オーダーするな」と言えば「従姉妹と一緒だから」と言い訳をする。

フィリピン人特有の見栄以外の何物でもない。

でまあ、ある日女房と一緒にそのチョーキンへ食事に出かけた。

深い理由はないが従姉妹はチョーキンを美味しいと言っていたから。

そして予想通り見事に地雷を踏んだ。

そのときオーダーしたのがポークチャーハンとワンタンメン。

お店はヒマなのに随分待たされた。フィリピンスタイルだ。

ポークチャーハンは作り置きを炒め直したものだが冷めている。

女房が持ってくるテイクアウト同様パサパサして食えたものではない。

ワンタンメンはワンタンが生煮え、スープも冷めていた。

味は筆舌が尽くしがたいほど不味い。

素人アルバイトの調理なれど、こりゃねぇだろ。

フィリピンの外食はよく地雷を踏むがチョーキンは地雷原チェーン店である。

それにしてもフィリピン人の味覚ってなんなのだろう。ではまた。


幻の屋台

2011-11-22 | weblog

今回はラリーのオッチャンの友達で年金暮らしをしている爺様のネタ。

爺様はフィリピンへ来た当初年金だけでは不安でなにかスモールビジネスを考えた。

で、住まいの近くにある大学そばに日本食レストランがあることを発見した。

そのレストランのオーナーは爺様より年上の金持ち爺様で爺様同士親しくなった。

爺様はレストランの軒先を借りてお好み焼きの屋台を始めることにした。

なにしろ場代がタダだからビジネスのリスクが少ない。

それに大学の学生は2000人いるから1割の200は1日の売上げになるだろうと算段した。

お好み焼き1枚50ペソで200×50=1万ペソ(約2万円)が1日の売上げになる。

1万ペソ×30で月30万ペソ、原価率50%だから月15万ペソが粗利。

経費はほとんどゼロ。こりゃタマンネェなってことになった。

そうしてラリーちゃんの義弟と2人でお好み焼き屋がスタートした。

ところが実際に始めると1日10枚しか売れない。

結局、3ヶ月でお好み焼きの屋台を撤退した。

爺様によると学生は簡易食堂で1回35ペソの食事をするから50ペソでは高過ぎると分析。

そして屋台撤退後暫くしてから金持ち爺様の日本食レストランも閉店したそうだ。

大学近くの好立地とはいえフィリピン人学生相手の日本食がそもそもの敗因かもしれない。

爺様は「もうコリゴリだ」とボヤいた。ではまた。


徒労に終わる

2011-11-21 | weblog

パプアニューギニア人J氏がその後どうなったか。

まずビザ変更のため必要書類の件を連絡しなければならない。

ところがラリーのオッチャンは本国の連絡先を知らない。

J氏の母親と親しいオッチャンの娘の同僚も本国の連絡先を知らない。

同僚の女の子はJ氏を毛嫌いしていたから当然だろう。

そしてJ氏にひっついている女が連絡先を知っている。

その女はJ氏がマニラ滞在中毎日お金をタカっていたそうだ。

オッチャンもタカリ女のことは知っていてJ氏はマイっていた。

なんでそんな女に本国の連絡先を教えたのか。

敬虔なクリスチャンと言えど下心あるんだろうな。

でまあ仕方なくタカリ女に大事なことだからとビザの件を話した。

タカリ女は英語がヘタクソなのでJ氏からオッチャンへ連絡するよう伝えた。

ところが待てど暮らせど音信不通、タカリ女はちゃんと伝えたという。

こうなるとJ氏に不信感を持ったのがオッチャンの方。

「なんやあのニグロ、ワシに用事を頼んだだけか、アホクサ」

「タカリ女にケツの毛まで抜かれろ」

「プリちゃん、J氏とはもう終わりや」

そんなワケでJ氏は話のネタにはなったが徒労に終わったようだ。

フィリピン人とパプアニューギニア人は信じるな。ではまた。


アキノ暗殺の真相

2011-11-20 | weblog

先般、関西弁を話すラリーのオッチャンと飲んだときのネタ。

「プリちゃん、アキノ暗殺事件の真犯人知ってるかぁ」

「黒幕はマルコスやろ」

「ちゃうでぇ、アキノとマルコスはベストフレンドやでぇ」

「それにマルコスは大統領を追われ亡命した」

「頭のいいマルコスがそんなことをするワケがないやろ」

「そーそうか、じゃあ誰かなアメリカCIAの陰謀か」

「ちゃうでぇ、アキノとマルコスは親米やでぇ」

「なるほど」

「マルコスはコミュニストが犯人だと言ってたけどそれもちゃう」

「じゃあアーミーの誰か」

「マルコスの親友の軍人が捕まって刑務所入ったけどちゃう」

「軍人が刑務所から出て来たときワシやないと怒ってた」

「アキノ暗殺で一番損したのがマルコスや」

「ほな誰が一番得したと思う」

「わからん」

「アキノのファミリーや」

「当時アキノは死刑判決が出ていてファミリー全員が狙われていたんや」

「それがどうや、嫁ハンは大統領になったやろ」

「嫁ハンの弟はマフィアのボスやで、こいつが真犯人や」

「フィリピン人は平気でファミリーを殺す、そんなもんやで」

そんなワケでフィリピンは身の毛もよだつ暗黒国家。ではまた。


ゾンビ婆さん

2011-11-19 | weblog

アロヨ前大統領近く出国へ 比最高裁、法務省判断覆す

フィリピン最高裁は15日、汚職容疑などで告発されているアロヨ前大統領の出国許可申請を退けた法務省の決定を「推定無罪の原則に反する」などとして、取り消す判断を示した。

アロヨ氏は近く出国するとみられ、アロヨ前政権の腐敗追及を公約に掲げていたアキノ政権にとっては痛手となる。

捜査を担う法務省は今月8日、海外での治療を名目とした出国許可申請を退け、アロヨ氏が決定取り消しを求めて最高裁に申し立てをしていた。

(以上、産経ニュース)

アロヨは空港入管の出国許可が下りず車いすで引き返えす無様な姿を晒してしまった。

国民の同情を乞い、出国、逃亡する気なのだろうか。

でまあ、いつのまにかゾンビ婆さんに変身してしまった。首の頸椎治療つーのもウソ臭い。

それにしてもフィリピン政治社会の汚職、賄賂は構造的になくならない。ではまた。

 


やはり原発問題

2011-11-18 | weblog

「小沢一郎すべてを語る」(サンデー毎日11/27号)より以下を抜粋

原発

原発事故は深刻ですね。1970年代、僕が科学技術政務次官だった頃に原発が始まりましたが、過渡的なエネルギーとしては仕方がないと最初から主張していた。新エネルギーを見いださないといけないという思いは、ずっと持っていました。今も原子力の結論は出ていないんですよ。高レベル廃棄物の処理はどこの国もできていない。高レベルは、どこも受け入れないでしょ?

最終処理が見いだせない限り(原発は)ダメ。新エネルギーを見いだしていくほうがいい。ドイツには石炭などの資源がありますが、日本はない。ですからドイツのように10年で原発を止めるわけにはいかないかもしれないが、新エネルギー開発に日本人の知恵とカネをつぎ込めば十分可能性はあります。思えば、過渡的エネルギーだと分かっていながら原発に頼りすぎました。「もう少し強く主張しておけば良かった」という反省はあります。

残り滓(かす)をどうするかが一番の問題です。使用済み核燃料棒をどうやって取り出すのか、取り出したものをどこに置くのか。できないことを言っても仕方がない。何十兆円かかろうが、何とか封じ込める策を講じないと日本の将来はありません。「冷温停止」と言いますが、爆発しないようにするだけで汚染はどんどん進むし、未来永劫、水をかけっ放しになっちゃいます。これを解決しないと日本はダメでしょうね。

東電を矢面に立て、国が後ろから支援する今のシステムはダメだど思います。国が前面に立ち、その下に東電や原子炉メーカーなどを付け、全力でやるようにしないと。原発の封じ込めは東電だけではできません。

今、どうしても言いたいこと

やはり原発問題。これを抱えていたのでは日本の未来はない。どんなにカネがかかっても衆知を集めて封じ込めないといけない。これが第一。それから役所中心の日本の仕組みを改める。そのためには、みんなが民主主義を正確に理解しないとね。個人の自立と民主主義。これがないと、いくらテクニカルな話をしてもダメ。日本に民主主義が定着するかどうか、今が胸突き八丁、境目だ。

ではまた。


属米根性

2011-11-17 | weblog

どうして起きた?日米発表食い違い 同床異夢浮き彫り

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について話し合われた日米首脳会談後の両政府の発表の食い違いをめぐり、野田佳彦首相は16日の参院予算委員会で、米政府に訂正を要求したが受け入れられなかったことを明らかにした。見解の相違をめぐる混乱はTPP交渉参加に向けた日米協議に不安材料を与えた。食い違いはなぜ起きたのか-。

「やっぱり言ってるのではないですか」

予算委でみんなの党の小野次郎参院議員は首相に食い下がった。

発端は12日(日本時間13日)に遡(さかのぼ)る。米ホワイトハウスは「首相が『全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せる』と述べた」と発表。日本政府は「そのような発言はしていない」とする報道発表で火消しに回った。

「国会審議で問題になるだろう。TPP交渉に影響しなければいいが…」との外務省幹部の懸念は現実のものとなった。アーネスト大統領副報道官が14日(日本時間15日)に「訂正する予定はない」と言い切ってしまったのだ。

首相は16日の予算委で「『訂正した方がいい』と言ったが、米側からの『われわれの解釈で書いている』とのやりとりでとどまっている」と経緯を説明したが、今後は訂正を求めない考えも付け加えた。その理由を首相はこう語る。

「私を窮地に追い込むことを米国が考えるとは思えません」

果たしてそうだろうか。首相は「私が言ったのは『包括的経済連携に関する基本方針を踏まえて高いレベルの経済連携協定を目指す』ということだ」と言い張る。その基本方針には「(各国が重要とみなす)センシティブ品目について配慮を行いつつ、全ての品目を自由化交渉対象とする」と明記している。

首相の主張は(1)そもそも言っていない(2)「センシティブ品目について…」の部分が欠落している-の2点に集約される。米側が「センシティブ品目」も加えていれば問題はなかったとみられる。ではなぜ米側はこの部分を除外したのか。そこには日本の前向きな姿勢を明確にしTPPを推進したいとの思惑がちらつく。

通常、首脳会談後には事務方が発表内容を打ち合わせる。記者への説明内容が実際の発言とは異なることもある。首脳会談が続き、綿密な打ち合わせができなかった面もあるが、食い違いは今回が初めてではない。

9月のニューヨークでの会談では、米軍普天間飛行場の移設問題について、大統領は「進展を期待している」と発言したというのが日本側の説明だったが、米側は大統領の発言を「結果を求める時期が近づいている」と説明した。

今回、日本側は9月の“教訓”もあり、米側に訂正を求めた。米側も「首相の公式声明などに基づいたものだ」と日本側に歩み寄りをみせたが、訂正には頑として応じない。

日米間の食い違いは、コメなどの例外扱いを認めさせようとする首相と、早急に成果を求めようとするオバマ大統領が、同床異夢にあることを浮き彫りにした。

(以上、産経ニュースより)

「外交経験のない首相は米国の言いなりになる」とは小沢氏の指摘。

まさにその通りになった。

「私を窮地に追い込むことを米国が考えるとは思えません」

属米根性丸出しの発言。

既に窮地に追い込まれたではないか。

かくしてTPPは米側の思惑によって推進されていく。ではまた。


国益を損ねる

2011-11-15 | weblog

「国益損ねてまで参加せず」 TPP交渉で野田首相

野田佳彦首相は15日午前の参院予算委員会で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について、「協議が整うよう全力を尽くすが、何が何でも、国益を損ねてまで参加することはない」と述べ、関係国との協議の結果によってはTPPに参加しない可能性もあるとの認識を示した。

一方で、首相は「TPP交渉参加に向け関係国と協議に入る」との自らの方針について、「交渉参加に向いているのであって、後ろ向きではない」と説明し、交渉参加への意欲を改めて強調した。これに対し、鹿野道彦農林水産相は、首相の協議入りの方針に関し「交渉参加を前提にしたものではないと理解している」と語った。

首相は、公的医療保険制度について「断固、わが国の制度を守るために交渉する」とし、コメが関税撤廃の例外対象になるかについては「譲れないものは譲れないという中で判断する」と強調した。今後の対応については「関係国がどのような思いを持っているか情報収集し、得た情報を国民に伝えて十分な議論をする」と述べた。

12日のTPP交渉参加9カ国の首脳会合に日本が出席できなかったことについては、「チャンスがあれば(出席したいと)言ったことがあるが、大枠の合意を決める会合だったので、交渉に入っていない時点では参加しないかたちになった」と釈明した。また、「TPPは中国に対する牽制(けんせい)ではない」とも語った。

自民党の山本一太氏への答弁。

(以上、産経ニュース)

「12日のTPP交渉参加9カ国の首脳会合に日本が出席できなかった」

これがポイント。

日本は相手にされていないのだ。

ではまた。