太った中年

日本男児たるもの

検察リーク

2010-01-18 | weblog

Morning Class

 

さて奥さん、以下、週刊金曜日編集長ブログより小沢さんの記事を転載。

小沢一郎氏にはなぜか、権力者特有の生臭さがない

不思議な政治家だ。小沢一郎氏には権力者特有の生臭さを感じない。若くして自民党幹事長に就任、その後は”壊し屋”の異名通りに政界を揺さぶり続けた。政権奪取した今は、「鳩山由紀夫氏が消えても民主党は残るが、小沢氏なしでは崩壊する」とさえ言われる。これほどの力を持ちながら、どこか淡色感がある。

岩手県出身の小沢氏は自らをアテルイになぞらえる。平安時代初期、蝦夷の軍事指導者アテルイは朝廷軍と戦い、最後は処刑された。つまり小沢氏は、本心はともかく、「賊軍の立ち位置を失っていない」と公言する数少ない政治家といえよう。敗者の美学に憧れる者は生臭さを嫌う。彼もその一人なのかもしれない。批判すべき点はいくらでもあるが全否定する気になれないのは、その立ち位置にある。

本誌05年1月21日号、編集委員本多勝一による小沢インタビューの一部を再録する。

本多 小沢さんはアテルイの末裔だそうですね。その意味では、日本国憲法の1条から8条あたりに対して違和感があるのかと思っていたのですが(以下略)

小沢 僕らの先祖は130年前の明治維新のときも賊軍の汚名をきせられた。賊軍だから靖国神社にも祀られていない。それにもかかわらず、今も勤王の志を抱いているのだから、たいしたものだ。先祖はその昔「俘囚」と呼ばれ、大和朝廷に最後まで反抗した。アテルイは1200年前だ。僕は、末裔として反骨精神が強いと思うが、ものの考え方は論理的、合理的だ。

そういえば、小沢氏が師事した田中角栄氏にも、どこかしら庶民の反骨精神を感じた。その精神は歪んだ形で大邸宅や錦鯉につながっていき地に墜ちることになる。しかし、ある時期までは「今太閤」として圧倒的な国民人気を誇っていた。

それに比べ、小沢氏は常に不人気な政治家であり続けている。田中氏と異なりマスコミのうけも悪い。確かに、あのぶっきらぼうな態度はいただけない。記者も人間だ。むろん望ましくはないが、不快な印象を持つと筆に影響するのが現実である。とはいえ、新聞・テレビの報道は目に余る。今回の一連の事件でも、検察のリークと思える記事の氾濫は常軌を逸している。
 
国策捜査ならぬ国策報道が「賊軍」を追い込む――ロッキード事件もしかり、鈴木宗男氏の事件もしかり、相も変わらぬいつもの図式。(北村肇)

左の週刊金曜日も小沢さんやムネオさんを擁護するようになったんだなぁ、気持ち悪いけど。

「小沢さんはアテルイの末裔」。これは以前エントリーしたことがある。

それから噛みつき亀の池田センセがアゴラで噛みついていた。

アゴラ : 経世会的なるものの終焉 - 池田信夫

検察リークを鵜呑みにする噛みつき亀はこれで小沢さんが失脚すると睨んでいるのだった。

 

「小沢先生が激怒する」 憔悴した石川容疑者、犯意認める

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は15日夜、陸山会の事務担当だった同党衆院議員石川知裕容疑者(36)=北海道11区=らの逮捕に踏み切った。石川容疑者が政治資金収支報告書への虚偽記載の犯意を認めていることも新たに判明。検察側の聴取要請を拒む小沢氏は窮地に追い込まれた形だ。

「このことを知ったら小沢先生は激怒するだろう」。関係者によると、特捜部の任意聴取に対し、石川容疑者はこう述べながら政治資金収支報告書への虚偽記載の犯意を初めて認めたという。

特捜部が石川容疑者の任意の聴取に踏み切ったのは、年の瀬も押し迫った昨年12月27日。年が明けた今月13、14日にも任意聴取を重ねた。

関係者によると、石川容疑者は13日まで、東京都世田谷区の土地購入の原資となった4億円の収入などについて、陸山会の収支報告書に記載しなかった理由を「単なるミス、忘れていただけ」と説明していたという。

ところが、14日昼すぎから行われた聴取では、聴取が進むにつれ、石川容疑者は憔悴(しょうすい)した様子を見せ始め、やがて「わざと記載しなかった」と供述した。

聴取を担当した検事が、その理由を何度問いただしても「言えない」「言えない」と繰り返したという。

さらに、虚偽記載の犯意を認めたことについて「このことを知ったら小沢先生は激怒するだろう。自分の立場もなくなる、知られたら政治生命は終わりだ」と供述したという。

特捜部は15日午後5時、石川容疑者に出頭を求め、逮捕状を執行した。

◆通帳に「住」の文字

石川容疑者が、現在は小沢氏の秘書寮がある東京都世田谷区の土地購入をめぐり、3億8千数百万円を陸山会の複数の銀行口座に分散入金した際、各口座の預金通帳すべてに、秘書の住宅を示す「住」の字を書き込んでいたことが、関係者への取材で分かった。

関係者によると、陸山会は2004年10月29日に土地を約3億4千万円で購入したが、石川容疑者は購入代金の一部として、同月18日に陸山会の口座に5千万円を入金。この口座の通帳にも「住」の字を書き込んでいたという。

岩手県の胆沢ダム工事の下請けに入った重機土木大手「水谷建設」(三重県桑名市)の経営トップは、特捜部の任意聴取に「04年10月15日の午後、都内のホテルで石川氏と面会し、5000万円を手渡した」と証言している。

石川容疑者が5000万円を入金した日は、水谷建設側が5000万円を提供したとする日の3日後になる。特捜部は、水谷建設側からの裏献金が土地購入の原資になった可能性が高く、この部分を事件の核心とみているもようだ。

水谷建設の経営トップは「05年4月にも、陸山会の会計責任者だった大久保隆規被告に5000万円を渡した」とも証言。計1億円の提供は「胆沢ダム工事の受注の謝礼として、大久保被告から額を提示された」と述べているという。

石川容疑者は本紙の取材に「水谷建設の経営トップとは会ったこともない。あり得ない話だ」と全面否定。小沢事務所も本紙の取材に回答していない。

またまた「関係者」。記事タイトルは検察リークによる最たるものだ。記念に保存しておこう。

 

桑田真澄さんの父、火事で死亡「誕生日だった」(読売新聞) - goo ニュース

17日午前4時20分頃、浜松市中区上島の鉄骨2階店舗兼住宅から出火、約73平方メートルを全焼し、2階の焼け跡から、この建物に住む元巨人の桑田真澄さん(41)の父、泰次さん(67)が遺体で見つかった。

浜松中央署の発表によると、死因は一酸化炭素中毒。2階にいた泰次さんの知人の女性(36)も煙を吸って病院に運ばれた。1階の飲食店内が激しく燃えており、同署で出火原因を調べている。

近所の人などによると、泰次さんは3、4年前から飲食店を経営しながら、地元の少年野球チームを指導。17日が誕生日で、16日夜、チーム関係者数人と店で誕生パーティーを開いたという。

病院で泰次さんの身元を確認した真澄さんは、現場に花を手向け、「僕に野球を教えてくれた一番のコーチだった。誕生日だったので、今夜にも電話しようと思っていたのだが。春になったら一緒にキャッチボールをしようと話をしていたので心残りだ」と話した。

これはびっくり。桑田の親父は昔、地元浜松で内装業をしていて一度だけ会ったことがある。合掌。