長崎です。
義理の祖父が15日に亡くなった。
ずっと寝たきりだったが、家には祖父が描いた油絵がたくさん飾られていた。
祖父は頑固な中学校の美術教師だったらしい。
らしい、というのは、本人からは絵の話も教師時代の話も聞いたことがなかったから。
いや、私がなんとなく聞きづらかったという方が正しい。
先ほど、お通夜のあと、初めて祖父のアトリエを見せてもらった。
この部屋には祖父は何年も入っていないはずだ。
使い古した絵筆。
描きかけのキャンバス。
イーゼルに着いた絵の具の色。
そこには、確かに祖父の思いや歴史、生きていた証が残されていた。
私には、ここが祖父の人生そのもののように思えた。
絵を描くって、ものの姿を写しながら、やっぱり人の想いを後に残す行為なんだ。
これは、音楽とも文学とも違う。
美術にしかできないことだ。
ましてや写真じゃできない。
ほんの少し、人が絵を描く意味が分かったような気がします。
ありがとうございました。
絵のこと、教育のこと、もっと話せばよかったな。
義理の祖父が15日に亡くなった。
ずっと寝たきりだったが、家には祖父が描いた油絵がたくさん飾られていた。
祖父は頑固な中学校の美術教師だったらしい。
らしい、というのは、本人からは絵の話も教師時代の話も聞いたことがなかったから。
いや、私がなんとなく聞きづらかったという方が正しい。
先ほど、お通夜のあと、初めて祖父のアトリエを見せてもらった。
この部屋には祖父は何年も入っていないはずだ。
使い古した絵筆。
描きかけのキャンバス。
イーゼルに着いた絵の具の色。
そこには、確かに祖父の思いや歴史、生きていた証が残されていた。
私には、ここが祖父の人生そのもののように思えた。
絵を描くって、ものの姿を写しながら、やっぱり人の想いを後に残す行為なんだ。
これは、音楽とも文学とも違う。
美術にしかできないことだ。
ましてや写真じゃできない。
ほんの少し、人が絵を描く意味が分かったような気がします。
ありがとうございました。
絵のこと、教育のこと、もっと話せばよかったな。