美 going on

長野県下の小中学校の図工美術教師による,毎日の「図画工作」「美術」の授業の様子を紹介します 

ステージバックの中の英文をきれいに描く方法 (裏技…。)

2014年08月30日 15時54分51秒 | 裾花中 美術部だより
裾花中学校,長崎です。

今日は朝から休日部活。
美術部は全員集合して,ステージバック制作です。

これまでもお伝えしているように,本校の文化祭(星花祭)は9月26日(金),27日(土)。その前日25日(木)は音楽会です。
その両方のステージバックを,それぞれ美術部が制作します。

まだデザインなどをお見せすることは出来ませんが,今日1日で大まかな下描きが終了。
着色に入っている所もあります。

ですが,やっぱり3年生はすごい。
1・2年生制作の音楽会用の方は,かなり前から制作スタートしたにもかかわらず,3年生の文化祭用の方は追いついてしまいました…。
2年生は初めての経験ですから,ムリもありません。
これから制作の進度も見合いながら,お互いに刺激し合ってより良いものを作り上げていってほしいと思います。

さて,本校のステージバックの伝統として,絵の中に文字を入れる,というものがあります。
ずっと以前は,漢字一字を入れていました。
「輪」とか「絆」とかです。

が,私が顧問になってからは,少し拡大解釈。
英単語や英文もあり,としています。
まぁ,かっこいいから,というだけですが。


卒業式・入学式用のステージバック。
真ん中に白字の英文。
かっこいいですよね!

で,この英文。
これだけの大きさのものを,すべて一からレタリングするとなるとかなり大変です。
大変で時間がかかる割に,その苦労が伝わりにくい…。

そこで,こんな裏技を使っています。


まずパソコンで制作したものを画像にし,「一太郎」の文書に貼り付けます(または一太郎で文書制作)。
そして,ポスター印刷で,B4用紙,タテ○枚 ヨコ○枚分に拡大して印刷します。
写真のものは,今回の音楽会用のものですが,タテ7枚,ヨコ7枚をつなげています。
するとヨコが2.5mくらいになりました。

実はポスター印刷だけなら他のソフトでもできるのですが,一太郎だと切り取り線まで印刷されて,1年生でも簡単に貼り合わせられるのです。

そしてこれを,カーボン紙でえいやっと写してしまいます。

文字のデザイン上の狂いは,見栄えの上でも重要なので,本校美術部はこんな方法で制作しています(^_^;)
私にとっては文字や画像の拡大には,一太郎がかかせません。
裏技…じゃないかな?


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