美 going on

長野県下の小中学校の図工美術教師による,毎日の「図画工作」「美術」の授業の様子を紹介します 

中一ギャップは図工美術にもある!?~その2~

2014年03月30日 11時36分22秒 | 裾花中 美術室から
裾花中,長崎です。昨日の続きです。

小6の子どもたちにとって,「表現主題」って,楽しい図工には関係のないものだったのです。

図画工作では,主題は無くてもかまわない…とは言わないまでも,漠然とあればいい。私はよく「表現への願い」という言葉を使いますが,主題というよりは「なんとなくこんな感じにしたい」くらい。

つくっていく中で「願い」が少しずつ更新されて,主題になっていけばいいし,願いのまま作品になった(またはならなかった)としても,その過程の中での一人一人の子どもの学びを評価したいのです。

もちろんそれこそが,図画工作が目指す「つくり出す喜び」につながるもので,逆に言えば,図画工作の題材では,子どもたちに明確な主題は必要ない,とさえ思います

そんな学習を6年間積み重ねてきた子どもたちが中学校に入学し,「表現主題」をつきつけられるわけです。

『アナタハ コノ作品デ 何ヲ アラワシタイノ?』

「え?なにそれ!?」「作って楽しい,描いて楽しいじゃいけないの?」


ちょっと専門的になりすぎてきたかな?もう少しおつきあいください。

つづく…!

・中一ギャップは図工美術にもある!?~その1~
・中一ギャップは図工美術にもある!?~その2~
・中一ギャップは図工美術にもある!?~その3~
・中一ギャップは図工美術にもある!?~その4~


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