かなり昔、台風で折れたヒマワリを※手術して蘇生したことがあるが今回は本格的なオペで包丁を真剣に研ぎました。
早く取りださないとお腹の子供が死んでしまうかもしれないのです。
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8/20のことです。甥御が子供連れで来ていたときに、隣の爺様が訪ねてきてこう言いました。
「家の前で狸が死んでいるよ!」
どちらかと言うと向いの家の前ですが見に行くと、アナグマでした。メスでお腹が膨れています、乳首も出ているので妊娠しているのでしょう。臨月のようでお腹はパンパンに張っています。
たぶん、昨日の夜に道路を渡る時にはねられたのでしょう、家の前と言われたので仕方ありません、私が片すことにしました。
しかし、次男は大のアナグマ好きなので、片す前に報告することにしました。
報告すると、飛ぶようにやってきた次男がこう言います。
「このアナグマは妊娠していて、お腹に子供がいる、まだ死んでいなければ俺が育てる」
私「可能性はあるが、このまま葬ろう、育てられないよ」
「いや、アナグマは絶滅危惧種に指定されている、貴重なんだ!」
私「ではお前が開腹して、確かめろ」
「無理、父さんがやってくれ!!」
私「~ん」
・・・結局、押し問答の末、私がオペをすることになった(TT)
大急ぎで手術道具(包丁)、布、水を用意して元屋敷の庭でオペを決行した。
お腹を触るとまだ暖かい・・・『もしかして・・・』
開腹手術を決行すると、残念だが子供の姿はなかった
代わりに出で来たのは、ガスがたまった小腸・大腸だった!
お腹が膨れていたのは腐敗したガスが貯まっていたかららしい・・・臭い
こうして、無事アナグマの子供の面倒を見なくても良くなったのでほっとしたのだが・・・
アナグマの母さんは乳が出でいたから乳首が垂れていたのかもしれない。
そうすると・・・アナグマの子供は生まれて少しは大きくなっているかもしれないという話になり、
父さんアナグマの子育てをそっと祈る紅親子でした。