春のお花散歩で以前訪れた千葉県の弘法寺をご紹介です。
今回目指すのは枝垂れ桜の伏姫桜。
なんと樹齢400年の老木なのだそうです。
さっそく、石段を上って境内に進みましょう。
結構な段数の石段を上り、
山門を抜けると、
出たー!!
これがその伏姫桜です!
おーっ、ここもちょうど見頃のようです!
と思って近づいてみると、
肝心の伏姫桜は、
どうやら散り始めのようでした。
葉っぱもちらほら出てきており、タイミングは少し遅かったみたい。
うーん、これは残念!!
もう1週間早かったらよかったかもしれません。
とはいえ、周囲に咲く桜はまさに今が見頃。
淡いピンク色がとてもいい感じです。
ほー
はー
ふー
これはこれで大満足です!
ちなみに、伏姫桜の隣に建つお堂の脇には白いソメイヨシノでしょうか。
こちらはまさに今が見頃。
おー、わさわさです!
先ほど川沿いで見たソメイヨシノに負けず劣らず。
ひょえー
ひょえー
ひょえー
さて、弘法寺の桜はこれだけではありません。
美しい桜を求めて、さらに境内を巡りましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
伏姫桜
今回の目的はこの伏姫桜。樹齢400年という枝垂れ桜で、毎年変わらずに美しい花を咲かせるのだそうです。とはいえ、ご覧の通り見頃をちょっと過ぎていたのは残念。
気になるのはこの伏姫桜の由来。弘法寺のサイトを見ても何の説明も書かれていないため、よく分からずちょっと消化不良になります。
ただ、千葉県を舞台にした「南総里見八犬伝」に出てくるお姫様が「伏姫」。また、弘法寺のお隣にある里見公園は、かつて里見氏が支配したこともある国府台城の跡地らしく、何らかの関係がありそうです。
その南総里見八犬伝では、伏姫の父親である里見義実が愛犬・八房に「敵の首を取ってきたら娘の伏姫を嫁にやろう」といったそうです。その後、八房が敵大将の首を取ってきたため義実は困惑。
娘の伏姫はやむを得ず八房と洞窟にこもることにしたところ、娘の救出に来た義実と家臣の放った鉄砲が命中。八房は死亡し、伏姫も負傷。
伏姫は、八房の子供を宿していないことを証明するためになんと自害。その際に首にかけていた数珠から8つの玉が飛び散り、八犬士となるのだそうです。
もちろん、南総里見八犬伝は滝沢馬琴作のフィクションですが、千葉県内には八犬伝にちなんだ場所も多いため、意外とどこかで関係があるのかもしれません。