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普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

天恵

2009-07-19 21:23:37 | Weblog
それは、まさに神の御技だった。
壮絶に美しい光景だった。

夕刻、窓から見える空がいつになく黄色く妻と連れだって屋上に上がった。
すると、そこには大きな虹が架かっていた。



何年かぶりに見た虹。
写真にはうまく写らなかったが、ちゃんと半円形になった完全なカタチだった。
しばらく見とれていたのだが、ふと振り向くと今度は夕焼けに染まった空があった。


雲がグラデーションに染まり、複雑な色彩を放っている。
それは、ただ自然だけが作り出すことの出来る圧倒的な「美」だ。
時とともに、刻々とその色彩は変わっていく。
次第に夜の帳が降り、赤が青へと変化していった。



人の手では決して作り出すことの出来ない崇高な光景にしばし目を奪われ続けた。

天恵。
そんな事が頭をよぎった。

なんとも素敵な1日の終わりであった。

Twittterって何なんすか?

2009-07-16 21:42:11 | Weblog
ある方からメールを頂いた。
曰く、「『Twitter』へようこそ」とある。

よく分からないまま、指示されるがままにウェブを進んでいくと無事、登録された。
いろんな人がいろんな独り言をアップしてくる。
誰かがそれに反応することもあれば、ただ流されていくこともある。

Wikipediaではこう説明されていた。
Twitter(ついったー、とぅうぃったー)は、個々のユーザーが「つぶやき」を投稿し合うことでつながるコミュニケーション・サービス。

ふーん。

でもさ、根本的な疑問として、一体、人の「つぶやき」を眺めることのどこが面白いのだろう・・・。

どなたかハードツイッターの方、いらっしゃればその愉悦はどこにあるのか、是非、ご教授ください。

思えば、あの時、何か不思議な感じだった

2009-07-14 23:49:23 | Weblog
先日、仕事でかつてお世話になった人が亡くなっていた事を偶然知った。
その世界では、著名なカメラマンだった。
10年以上前、仕事でご一緒して以来、何かあると連絡を取り合っていた仲だった。

職場が変わったことを伝えるため葉書を書こうと、ネットでその人の事務所の住所を調べようとしたら訃報が出ていた。
享年68、肺がんだった。

最後にあったのは、2年ほど前のことだった。
突然、連絡を頂き、夕食をご馳走になった。
思えば、あの時、何か不思議な感じだった。
とても負けん気が強く、人に弱みを見せるようなタイプでは決してなかった。
だがその夜は、いつになく弱気だった。
少し表情にも疲れが出ていた。
そし仕事や家庭について、いくつかアドバイスをしてくれた。
それもとても珍しいことだった。

しかし僕は、「まあそんな日もあるんだろう」ぐらいにしか思えなかった。

しかし調べてみると、その時には、すでに本人は自らの病気の事を知っていた。
だがあの夜、僕はそのシグナルを見逃してしまった。

その後も何度か事務所に顔を出そうと思ったことがあった。
しかし結局、仕事にかまけてお会いすることが出来なかった。

もっと早く知っていれば、生前に心を尽くすことが出来たのに悔やまれる・・・。

あなたの作品、そして生き方から僕は多くを学びました。
これまでありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

どうぞ安らかにお眠り下さい。
合掌。

身体力

2009-07-13 00:52:25 | Weblog
あれから2週間がすぎた。
肉離れからである。

やっちゃった当日、そして翌日はとても痛くて松葉杖なしでは歩けなかった。

3日目からはサポーターをしていれば軽いびっこで歩けるようになった。
5日目からはママチャリに乗って会社にいくことが出来るようになった。
10日目には、ロードバイクにもまたがれるようになった。
そしてその頃には普通に歩けるようになっていた。

朝起きると、前の日より回復していることが分かる。

動物にとって歩けなくなることは、命を危険に晒すことを意味する。
だからきっと危機を乗り越えるために全細胞総掛かりで、断裂の修復を行っている。

自らの身体の持つ「力」を改めてすごいと思った。

でも、だからって無理すれば、また「プチッ」なりかねない。
油断しがちな自分を厳しく戒める・・・。

「肉離れ のんびりこそが 完治の近道」 

印象派

2009-07-07 00:09:28 | Weblog
先日、久しぶりに美術館に足を運んだ。
そのなかで何枚かの絵が印象に残った。

なかでもモネのこの1枚は、ちょっとなかなかだった。



睡蓮の池。

こうして写真でみるとボワーンとしているのだけれども、
実際に見ると、何とも曰く言い難いが、ある明瞭な光景がそこに描かれている。
こんな点を重ねていくような描き方で、なぜパキッとしたイメージが結べるのだろう・・・。

そんな風に感慨に耽っていると、ベビーカーにのせていた1歳の娘が、大声で泣き始めた。
学芸員の方からは、「申し訳ありませんが・・・」と曖昧な表現ながらも、
断固、退出を促すような口調で勧告してきた。

なるほど、これも一種の印象派の手法ですな。
この国は、印象派に充ち満ちていますねぇ。

今も、首相からして、その言説が「印象派」そのものですものねぇ。
まあ超現実主義でないだけいいか。


40からの養生

2009-07-02 23:18:41 | Weblog
「肉離れ」から6日目。
まだ油断して普通に歩いてしまうと、激痛が走る。
医者は、とにかく圧迫した方がいいという。

そこでサポーターを探してみることにした。
信頼出来るお店に行き、一押しのサポーターを買う。

テニス用品を作っているWilson社製である。



スーパー・シリコン・テーピングサポーター。

買ってその場で、ふくらはぎに装着した。


※僕の足ではありません、ネット上にあった写真です。念のため・・・。

かなりピチッとした装着感がある。
肌への当たりはかなりいい。
しっかりサポートされている感じがある。

そして試しにあるいてみた。
驚いたことに、格段に楽になった。
その差は圧倒的である。
サポーター、1つでこんなに違いが出るとは、思っても見ませんでした。

いやはや科学の力ですね。
しかしこんなモノがあったらいいなぁと僕が思いつくものは、殆どの場合、世の中にすでにある。
人類は、常に、「さらに良い何か」を追求しているのだなぁと改めて実感。

治療中はむろんのこと、これから再発を防ぐためにも、手放せないモノになりそうです。

長雨に、うぐいす

2009-07-02 10:18:00 | Weblog
今朝は、朝から雨。

梅雨は、1年で最も苦手な季節である。
昔はそうでもなかったが、今は殊更いやなのである。

雨に濡れるムクゲの木を眺めながら、朝食を食べていたら、意外な声を聞いた。



「ホーホケキョ」

うぐいすである。
かなり間近にいるらしくハッキリと家の中にこだました。
そしてもう一度、鳴くと、再び聞こえるのは雨音だけになった。

うぐいすとは、また酔狂な・・・。
雨のシトシトふるなかで、聞くウグイスも悪くない。

薄曇りの心に、晴れ間が広がった。


足るを知れ、と皆がいう

2009-06-30 22:27:22 | Weblog
みなさん、ご心配をおかけしております。

わざわざお電話を頂いた先輩、ありがとうございました。
わざわざメールをくれた先輩、ありがとうございました。

職場では、皆、心配そうに見守っていただきました。

そして当ブログには、ココロ温かいコメントの数々、ありがとうございました。
総じてまとめるに、皆のコメントは、あるベクトルに向かっている。

つまり、「汝、足るを知れ」ということである。

40というのはつまり、すでに骨も筋肉も無理は禁物なのである。
足るを知り、ほどほどにせよということなのである。

そんなこと、これまで考えもしなかった。
いや、ほんとです。

これからは気をつけていこうと肝に銘じる。
やっぱ大事なのは、LSD(ロング・スロー・ディスタンス)ってことっすよね、キヨシロー先生。

ちなみに確実に快方に向かっておりますので、どうぞご心配なく・・・。

動けぬ時にこそ、想いをよせる

2009-06-29 21:28:27 | Weblog
断裂、3日目となりました。

帰京後、初めて病院に行きました。

やはり最低でも3週間はかかるとのことでした。
ギプスは、毎日しなくてもいいけれど、ゆっくり歩きなさいとか、
なるべく冷やして下さいとか、いくつか具体的なアドバイスを頂く。
しっかり治療をしないと、癖になるという。

しかし去年の冬に経験した「脱臼」(まあ、これは年とは関係ないが・・・)、
そして「肉離れ」と身体の傷も段々と増えている。
年をとるとは、まさにこういうことなのかも知れませんねぇ・・・。

白髪も増えたし、きっと間もなく老眼になるし、徹夜もなかなか厳しくなってきたしさ。

「年取れば、ガタもくるなり、にんげんだもの」

無理は禁物。
だが、仕事に、そしてプライベートにやりたいことは山のようにある。
でも、だからこそ焦りは禁物。

買ったばかりの書物が、哀しい。
本を開けば、気持ちだけはオンザロード。



首都圏の主な自転車道が殆ど網羅されている名著である。

ゴロゴロしながら、この本を開き、まだ見ぬ風景に想いを馳せる。

「ゆっくり歩いた者こそが、もっとも遠くに、歩いてゆける」。

ま、そんな境地で、のんびりと身体と付き合っていくしかありませんねぇ・・・。

40にして断裂す・・・

2009-06-28 22:41:08 | Weblog
いやー、過信してました、自分というモノを・・・。

自転車にも乗ってるし、走り込んでたし、
40っていうものの若者には負けないなんて思ってました。

でも、やっぱし40は40なんでありんした。

それは、サッカー中に起きました。
4年ぶりにピッチに立ちました。
会社のチームが、「オーバー40」という全国大会に出るというので、
レンタカー借りて、家族を引き連れ、ETC渋滞を切り抜け、はせ参じました。

入念な準備運動を済ませて、満を持してのキックオフ。


そのおよそ2分後の事でした。
キックオフの後、相手チームの猛攻を、ディフェンダーとして必死に守り抜いておりました。
何度かマークした屈強の相手フォアード、これが足がすごーく速かった。
僕も負けじと彼を追走し、センターリングをブロックした。
その何度目かのことであった。
全力疾走の後、ふくらはぎが「パチッ」と音を立てた。

その直後・・・、歩けなくなった。

交代し、スタンドで皆の勧めで患部を冷やす。
だが時を追うごとに痛くなる。

試合終了後、病院に駆け込んだ。

どんどん痛みが増していく。
ふくらはぎも腫れてきた。

歩けない僕を見て病院の方が、車いすを貸してくれた。

診断は、「肉離れ」。
急激な運動により、筋肉が「断裂」を引き起こしているという。
「断裂」とは穏やかじゃない。
「パチッ」という音は、筋肉の切れる音だったのか・・・。
全治3週間。
ギプスに、松葉杖の生活を余儀なくされることとなった。



ユニホームを着たままの姿が、我ながら痛々しいっす。

自転車もランニングも3週間は無理だという。
あまりに悲しいお知らせである。

走ることが楽しくなってきた矢先の出来事である。

チームの皆様、ご迷惑をおかけしました・・・。
情けないやら、悲しいやら・・・。

40の夏は、前途多難な幕開けとなったのでありんした。

爆睡アゲイン

2009-06-26 12:57:18 | Weblog
昨夜も爆睡。

なぜかリビングのソファーで、朝まで寝倒しました。
夜の9時から朝の7時まで、10時間・・・。

疲れているのか、怠けているのか。

ま、寝られるうちが花ってことっすかね。

i-phone

2009-06-25 01:11:25 | Weblog
ついに、気になり始めちゃいました。
ずっとinforbar2をこよなく愛してきました。

でも、なんだか気になり始めちゃったんです。
新しいのが出るじゃないですか。



なんか、やっぱり格好いいじゃないですか。
それに日本の携帯って、結局、どれも同じじゃないですか。

買っちゃおうかなぁ。
どうしようかなぁ。


天使の走りと、ケンコウコツ

2009-06-24 00:42:22 | Weblog
これまでコツコツと走り続けてきた。
最近、ようやくペースとかを気にしだした。

それで前から気になっていたある著者の本を一冊、買ってみた。



「金哲彦のランニング・メソッド」

表紙には、羽根が生えたように、動きが軽くなる!と書いてある。

アマゾンでその評判を覗いてみると、これがまた絶賛の嵐!

曰く、ランニングで大切なのは、3つのことを意識することである、という。
丹田、肩甲骨、そして骨盤。

ふーん、なんか武術みたいだなぁ。

肩甲骨が大事って、最近、何においても言われている気がする。

太極拳マスターも言ってたし、ヨガマスターも言ってた。
ジテンコの本を読んでも、肩甲骨の使い方でライディングフォームが決まるらしい。

ふーん、肩甲骨かぁ・・・。

曰く、ランニングの前に、ウォーキングで、丹田、肩甲骨、骨盤を意識すると、とても綺麗に歩けて、健康にも良いらしい。
そしてそのままのフォームで走れば、ばっちぐー、らしい。

ふーん、明日からちょっとやってみようかな。

単純至極な、40のワタシが、そこにいた。




天使の休息

2009-06-23 00:10:02 | Weblog
ウチの1歳の娘、「terrible two」ではないけれど、
最近、かなりパワーに満ちあふれている。

気に入らないと、その途端に床にうつぶせになり、「ぎゃーっ」と泣く。
モノを投げる、破る、飲み物をこぼす。
言いだしたら、一切、聞かない。

小さな怪獣みたいなものである。

まあ、そういう時期だと分かっていても、イライラするし、腹も立つ。

寝かすのも一苦労である。
なんとかなだめすかし、ダッコひもで胸に抱く。
我慢比べの、根比べ。
騒ごうが、むずがろうが、平静を装い、ただただ抱き続ける。

そうすると次第にコックリコックリし始めて、うまくいけば寝る。
だがここで油断してはいけない。
娘をベッドに寝かさねばならない。
ダッコひもを、慎重に慎重にはずし、ベットに寝かす。
この時、焦ると娘はこちらの意図を察知し、意地でも目を覚まし、「ぎゃーっ」となる。
もう全身くまなく神経を行き届かせる。

爆発物を処理するとき、きっとこんな感じなんだろうなぁといつも思う。

そしてこれらすべてを無事、やり終えたときにだけ、勝利の瞬間は訪れる。



天使の休息。
これを眺めるのが、無上の喜びなんすよね。

13時間

2009-06-15 09:52:57 | Weblog
昨夜の睡眠時間。

爆睡しました。

昨夜は、結婚記念日であった。
普段は、晩酌というモノをあまりしないのだけれど、
まあ今日ぐらいはと、ベルギーのチェリービールを買ってきて飲んだ。

それが良くなかったのかもしれない。
あるいは、土曜、日曜と10キロランを連日、敢行した疲れかもしれない。

次第に眠くなり、食べ終わると同時に、リビングの床へ。

そして、気がつけば朝の6時!
この時点ですでに10時間!

けれどもフローリングの床は、身体にあまり優しくはなく、寝たりない。
ソファーに移動し、さらに爆睡。

9時前にようやく起きあがる。
いかん、娘の保育園の時間ではないか。
身体がフラフラする。
お風呂につかり身体をなんとか再生させると少しずつ目覚めてきた・・・。

久しぶりに惰眠を貪りました。
お陰で脳が完全にリセットされた感じ。

今週もがんばんべ。