週末、義理の弟が遊びにきた。
この男、ハード・ジョガーである。
こんどの4月、僕をマラソン大会初参加に導いたのもこの男である。
「一緒に走ろう」ということになり、近所の善福寺川沿いをランすることになった。
走る前、弟は体重を量りたいという。
最近、我が家に導入された最新型を試してみたいというのだ。
重力誤差まで考慮された、アレである。
弟が計測した体脂肪率を見て、一瞬、頭が混乱した。
なんと体脂肪率7.6%。
アスリート並である。
もともとやせ型であった弟、1年ほど前から本格的に走り始め、体を絞ってきた。
僕の体脂肪率とは、桁が違う。
ま、それはここには書きませんが・・・。
それは「走り」にも、はっきりと現れた。
走行距離は、10キロ。
最初は、僕のペースにあわせて走ってくれていたのだが、
急いで帰らねばならなくなり、6キロあたりで「先に行くね」と弟がペースを上げた。
早い、早い。
あっという間に見えなくなる。
こちらは全開で走っているのに、である。
これが体脂肪率7%の走りなのか・・・。
脂肪を揺らし、ゼエゼエと息を切らして走りながら、その衝撃を胸に深く刻んだ。
いつか、あの背中に追いついてみたい。
その日を夢見て、走るのだ。
と、決意を新たにした、40のメタボな私であった。