普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

月を愛でる

2007-09-28 01:55:23 | Weblog
本日、屋上にて親しい家族と食事をともにした。

月明かりの下、のんびりと時間が過ぎる。
ごろりと横になると、雲が足早に流れ、ぽっかりと月がいる。

仕事を離れ、こうして友と時間をともにしながら、
何気なく過ごす時間は人生にとって不可欠なものなのかもしれない。

遠く望む新宿の高層ビル群にはまだ明かりが煌々とともる。
いつもはあちら側にいるのだ。
月を愛でる余裕などない。

まったく時間の流れるスピードも、そして質も違う。
こちら側を忘れると、きっと体も心もまいっちゃうだろうなぁ。
月を愛でたり、桜を愛でたり、日本には四季折々、たゆたうような時の過ごし方の工夫がたくさんある。

きっとこれは古の人々のたどり着いたある種の知恵なのかもしれない、
改めそんな事を思った。

いやはや、それにしても良い月でした。

風邪

2007-09-26 00:43:52 | Weblog
風邪が周りではやっている。

私も、どうもだるいし、喉が痛い。
来てます、来てます。

でも休めないんす・・・。
つらいっす。

ともに走る明日

2007-09-24 00:52:10 | Weblog
後発でランニングを始めた義理の弟にひさしぶりにあった。

「最近、走ってる?」と尋ねたところ、
力強く頷きつつ、
「今日は3セット走ったよ」という。

私「3セットってなんすか???」
弟「1セットが5キロなんだけど、15キロってことだよ」
私「15キロってすごくない?」
弟「いやー、15キロくらいゆっくり走れば走れるよ、たいしたことないよ」

サンデー・ランナーである私。
実は、この週末、土日と5キロずつ走ったのだがお陰で筋肉痛なのであった。
そのことはあえて黙っておくことにした。

兄としてのプライド、かな。
ちっちぇーぜ、オレ。

美しき国

2007-09-24 00:45:37 | Weblog
最近、なんだか変だと思うことがある。
その最たるものの1つが、これだ。

駐車違反取り締まり隊。

新宿を歩いていたら、まるで軍隊が行進するみたいに歩いていた。
なんかものすごい不快感。
街は綺麗になるのかもしれない。
だけど何か釈然としない。
国全体が、右向け右って感じがする。

ルールを守ることはもちろん大切。
だいたいさ、美しい国だっていってた人からして、あーいう感じじゃん。
権力が力を行使することで、良いことになったためしがない。
ボトムアップとかフラットな組織とか、民間では当たり前になり始めているが、
政府の仕組みは、変わっていない。

だからこんな外人部隊みたいな取り締まり隊ができちゃうんだと思われる。
だって、この人たち一人一人はただ命令を遂行するのみ。
自分の考えが入り込む余地なんてものはない。

このまま絶対、いいことにならない、そんな気がする・・・。

「時計仕掛けのオレンジ」みたいに「モダンタイムス」したらだめや。
「クリムゾン・タイド」がやっぱ大事なんちゃう。
ってわかんないか・・・。

皆さん、いかがですか?

屋上バカンス

2007-09-23 01:30:50 | Weblog
仕事が休み。
平日は馬車馬のごとく働いている私。

癒しを求めて、本日も屋上へ。
クッションとCDプレーヤー、そして本。
これがあれば極上の屋上バカンスとなる。

上半身は裸になり、サングラスをかけて、ごろりと寝ころぶ。

本日のバカンスのお供は、
レイモンド・チャンドラー「ロング・グッバイ」
そしてファジル・サイの「ハイドン・ピアノソナタ」。

今日も探偵マーロウは、タフでクール。
そしてマツお勧めのサイのハイドンは、どこまでも美しい。

太陽がジリジリと肌を焼く。
心地よい風が吹く。
雲は流れ、空は青い。

眠くなり、少し午睡。
気がつくと、よだれを垂らして寝てました。

砂浜も、デッキチェアも、パラソルもありませんが、
大きな自然を体感できる素敵なバカンスなのであった。

アリメさま、多謝。
沖縄には負けますけどね・・・。

秋祭り

2007-09-21 01:41:53 | Weblog
どこもかしこも祭りの季節。
近所の大宮八幡宮でも祭りがあった。

息子を連れていってみた。

それが予想以上の大にぎわい。
参道に出店がずらり。
そして御輿が何連も出ている。
すげーーーーと思っていたら、その御輿が参道に突っ込んでくる。
人混みを押し分けて、ガンガン来る。

気合いの入り方が並大抵でない。
杉並って地域性なのか、なんなのか、とにかく凄い。
ふんどし一丁で汗する漢たちを眺めながら、しばしボーっと思いに耽る。
なんか久しぶりに、気合いだらけの祭りを見た。

5歳の息子は、その尋常でない気合いにかなりビビっていた。
ま、こういう世界もあるのだよ、息子ちゃん。




薔薇の名前・続報

2007-09-20 13:44:22 | Weblog
以前書いたもので、スキャボロフェアーと紹介した写真。
あれは、スィートジュリエットというらしい。
妻から、「ぜんぜんちがうのよ」指摘をうけた。

すんまそん。


ファジル・サイ

2007-09-19 02:56:29 | 観た、聴いた、読んだ
トルコ人のピアニスト。
この人、すっっっごい。

クラッシックのテクニックは、抜群。
そして「トルコ行進曲」とか「24のカプリース」とかをジャズに仕立てる。
作曲もする。
ピアノを弾くことが、楽しくて楽しくて仕方がない、そんな感じ。

噂はあった。
僕の周りで何人かが、「すごいらしい」といっていた。
ふーん、と思っていたのだが、
ある時、仕事で知り合ったクラッシック関係者の人から、熱烈に勧められた。

そこまでいうなら、と聴いてみて、カッツーンときた。
ジャストミーーート。
久しぶりにはまってしまったピアニストなのである。

最近のお風呂タイムのお気に入りは、ベートーベンの「熱情」と「テンペスト」。
いや、旦那、いけまっせ、ほんまに。

薔薇の名前

2007-09-18 09:25:00 | Weblog
スキャボロフェアーというらしい。
夏に植えたものが、最近、庭に咲いた。

都内の薔薇専門店に勤める、私の仕事の同僚の妹さん、ミユキさんの尽力による。
品種選び、庭への植え方、そして育て方。
すべてにおいて手取り足取り指導をしてくれた。
植えるときには、わざわざ車で道具を持参し、額に汗をしてくれた。

それが今、次々と咲き始めている。
ありがたいことである。

我が家に、植わっている薔薇は3種類。
あとの2種類は、「シティ オブ ヨーク」、そして「スィートジュリエット」。

妻は、薔薇を選ぶときに、名前で選んだらしい。

「スキャボロフェアー」は、S&Gで有名だが、もともとイギリスの民謡。
スカボローという街があり、そこのお祭りという意らしい。
まあ、ようは「浅草祭り」とかそんな感じ。

ヨークは、これまたイギリスの街の名前。
そしてジュリエットといえば、シェイクスピアである。

つまりは、イギリスな訳なのであった。

なーんて、蘊蓄なんてどうでも良いくらい、
美しく、そして甘美な芳香を放つのであった。

ミユキさん、この堂々たる花を、是非、見に来て下さい。
中秋の満月の下、咲き誇る薔薇を眺めながら飲みましょう。

自虐の唄

2007-09-11 23:35:30 | Weblog
ある日、ギターを弾いていると、ウチの子どもが寄ってきた。
そして、こんな唄を、楽しそうに唄った。

♪パパは、おこりんぼー
 パパは、おねぼー

パパの唄らしい。

いやはや一本とられました。


ワークライフバランス

2007-09-11 02:04:23 | Weblog
充実感、達成感、満足感。
これを求めんとすると、がむしゃらに働くことになる。

楽な仕事からは、本当の喜びは得られないと、ある人はいった。
でも、失う時間も大きい。

最近、ワークライフバランスっていうことがよく言われる。
でもそれって、本当に難しい。
と仕事を終えた深夜に考えてみる。

皆さんは、どう考えますか?


何気ない週末

2007-09-08 23:56:01 | Weblog
お休みの日。
どこにも出かけることなく家で過ごす。
単純にしたことを書き出してみる・・・。

朝、妻と2人、すべき事を書き出して、やれることを片づけようと決意する。

まず手始めに隣家から枝を伸ばす木の枝の剪定。
立派な木で、2Fのリビングから借景になっていてとっても良いのであるが、
我が家の小さな小さな庭の上に覆い被さって、日照権をやや侵している。
というので御免ね、といいながら遠慮がちに伐採。

ついでに庭の雑草を抜く。
ツタ性の強靱な雑草が隣家からやってきていた。
その生命力の強さに驚く。SF映画に出てくる未知の生物みたいな感じ。
なにしろ我が家の木という木にまとわりついている。
はさみをバチバチ言わせながら、これでもかと切りまくった。

午前の部、終了。
一旦、昼食を挟み、リビングのソファにて午睡。
おかげで、すっきり!

午後の部スタート。
2Fのリビングの西側のでっかい窓の外につっている葦簀、
これが先日の台風でふっとんでいた、というかまくれ上がってしまっていた。
これを修復。

台風でBSアンテナがずれていたので位置を修復。
こんな簡単にずれるなんて知らなかった。電気屋さん、お願いしますよ・・・。

来客が一家族。近くに住む妻のいとこ一家。一緒にお茶をする。

玄関の掃除。
ドアや壁の汚れを雑巾ぶき。綺麗になりました。

それから、ランニング。
妻子もチャリンコで参加。


夕飯は、秋刀魚にしようと、家族を代表し、私が原チャリで買い出し。
屋上で、七輪で焼いて、ビールを飲みながらいただきました。
美味なりでありました。

で、晩ご飯後は、昼寝も取ったことだしと、「不都合な真実」に再トライ。
妻は、となりで寝ている。昼寝してないし、身重だし、無理なないかと、一人で見る。
冒頭のところで、「ほんの少しだけ大統領だったアル・ゴアです」というのが、自虐的でおかしかった。
日本の政治家もこのくらいスマートな事いえるといいですね。
見終わると、やっぱ地球温暖化はあかん!という気になる。買うなら車は、プリウスだ、と単純に思う。

他にもいろいろな事をしているのだが大まかにはこんな感じ。
妻は妻で、いろんなものを片づけており、家がすっきりとした。

疲れているとダラダラと寝てしまいがちなのであるが、
いろいろとやってみると、かなりの充実感。
おーし、家も綺麗になったし、楽しむぞ、と思うのだが、
明日は日曜出勤なのであった。しかもほぼ確実に午前様。

とほほのほ。

ねむり病

2007-09-08 11:06:09 | Weblog
最近、すぐ眠くなる。

仕事をしているときは、明け方まで起きていられるし、
次の日、早くてもなんとかなる。
ま、うたた寝しちゃうことも、寝坊することもあるけれど・・・。

だけど、それとは比べものにならないくらい家では眠い。
ご飯を食べて、ソファーでテレビを見るのが、一番、やばい。

昨夜も食後に妻と2人で、ソファーで映画鑑賞に望んでみた。
アル・ゴアの「不都合な真実」。
ま、選んだ映画のせいかもしれないが、あっという間に落ちてしまった。
秒殺だった。

ところがしばらくして目が覚めると妻もスーピー心地よさそうに寝ている。

ねむり病、伝染性があるらしい。。。


ザラザラがピカピカに

2007-09-07 17:03:47 | Weblog
ある週末の事だった。
突然、携帯に、若き建築家・今関くんから電話が入った。

「あ、今関くん、どもども」
「あのー、この間の約束覚えてます?」
「ん、なんだっけ?」
「包丁研ぐって話、今日なら暇なので今からお宅に言ってもいいですか?」
「おー、いいよ」

あ、そーいえばそんな約束、酔っぱらった時にしたした。
でもちょっと忘れてた・・・。
しかし、今関くんって、なんて親切な人なんだろう。

で、その日の午後、彼はやって来た。
道具持参でやって来た。

我が家には大小様々な6本の包丁がある。
今関くん、早速、研ぎ始める。
「これ、結構ひどいですね、歯がボロボロですよ」と今関くん。
私も参加、不器用に見よう見まねでやってみる。
単純な作業を確実に繰り返す、これは私が最も不得手なことである。
ま、でもやってみる。

1本目を10分ほどで研ぎ終えた今関くんが、何か切ってみろという。
冷蔵庫からトマトを取り出し切ってみた。
全然、切れる。
いつもならグジュグジュになりがちな完熟トマトがスパスパ切れる。
すげー。

「全然切れ味が違うでしょ、うれしくなるでしょ」
ブンブン、首を縦に振る私。
「その嬉しそうな反応が見たくて、人んちの包丁、磨きたくなるんですよ」
なんたる善人、君はやはりすばらしい。

じっと我が身を振り返る。



台風

2007-09-07 03:04:26 | Weblog
台風が東京を襲った。
深夜に帰宅、しばらくリビングにてぼーっとする。

もの凄い音で、風が吹きすさぶ。
たまに家も揺れているかのような感じ。
そして、横殴りの雨が窓をならす。
隣の家の木が倒れている。

こんな台風、コトリが出来てから初めてかも・・・。
なんとなく落ち着きませんね、こんな夜は。

なーんていいながら、結局は眠いので寝るのであった。