ブログ、模様替えしました。
梅雨だし、なんかパワーのでそうな赤で・・・。
さて、梅雨の合間の土曜日。
ジテンコ100キロランに再び挑んだ。
この日を待ち望んだチームの皆の思いが、奇跡を起こし、雨を免れた。

走る気、満々の面々。
気合いが写真から伝わってくる。
タマサイ(多摩川サイクリングロード)にて集合。
例によって時間に緩く、1時間遅刻の猛者もいた。
まあでも、なんとか9時過ぎにはスタートした。
この日は、多くのバイクが参加した。
その一部を紹介する。

カネヤンの「GIOS」。
街乗りを意識したシクロクロスバイクである。
白黒のツートン、自称「ハイヤー仕様」とのこと。
なかなか渋いっす。

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やっちんの「レイダック」。
ブリジストンのビンテージバイク。
国産ロードの名車中の名車である。
これに憧れた人、多いらしい。
ビンテージというものの完全にリストアされていて、とても美しい。
ピカピカのバイクと走るのはうれしいものである。

そしてスドチンの「Cannondale」。
マウンテンバイクである。北海道にいた頃、よく乗っていたらしい。
MTBで100キロツーリングに参加するとは勇気のある男である。
しかも本人も「100キロ」級の体躯を誇る。

疾走するスドチンの後ろ姿。

カネヤンと私は、あの熱いチームスピリットを育んだ
「横田基地駅伝」参加賞のTシャツで参加。
レーパンとヘルメットも同系色で、兄弟のようである。
いつものツーリングよりスローペースで走る。
新緑が気持ちよい。
途中からは、お日様も顔を出し絶好のジテンコ日和に・・・。
普段からの心がけのお陰ですね。
お昼直前に、高尾山口に到着。
ここまで50キロ!
たいした上りもなく、かなりスムースな道行きでありんした。
まっしぐらに向かったのは、調べておいた「とろろそば」の名店、高橋屋。
ネットで見るとここの評判はぴかいちである。

とろろそば。
みな、なんだかんだと2人前ずつ注文した。
僕は、これに加えて、「冷やしとろろそば」を完食しました。
食事を終えると、品川で用事があるというシュンが一足先に「輪行」で離脱。
「輪行」とは、ジテンコをバラして電車で移動するというテクニック。
ジテンコ歴の長いシュンは手際よく、愛車ビアンキ号をバラしていく。

年季の違いを見せつけるシュン坊。
さて帰路に着こうとしていると、カネヤンが大胆な発言に出る。
「どうせここまで来たのなら、相模湖を目指そう」と言いだした。
どこまでも遠くに行きたい、そんな熱いジテンコ野郎の想いがほとばしった。
相模湖までは片道5キロとある。
往復で10キロ、順調にいけば30分の距離である。
まあ、いけないこともないなと胸算用、これが甘かった。
すっかり憔悴したスドチンは、一足先に帰路につくという。
途中で追いつくつもりで、一旦、ここで別れる。
イマセキ、カネヤンとともに相模湖を目指す。
いきなりゲキハンが待ち受けていた。
こいでも、こいでも進まない。
汗だくになりながら、時速10キロ強ぐらいでノロノロと上る。
ようやく大垂水峠に到着。
ここから相模湖までは下りである。
下り坂では時速50キロをマーク!
ワインディングなので、ブレーキングのタイミングを間違えると、
外へ膨らみ吹っ飛ばされそうになる。
スリル満点である。
それでも、ジェットコースター気分でガンガンすっ飛ばした。
そして来ました!
神奈川県は、相模湖でありんす。

いやはやここまで来てしまうとは・・・。
体中に満ちあふれる達成感を噛みしめる。
帰りは、アゲインストの風の中、タマサイを踏みまくる。
イマセキは、姿が見えないと思っていたら建築写真を撮りまくっていた。
建築家魂、ここに極まれり。

イマセキが、コースから外れてわざわざとったであろう写真。
疲れているのに、根性である。
向かい風にも負けず、先を走っているであろうスドチンを追いかける。
疲れもある。
腰も少し痛み始めている。
それでもペダルを踏み続ける。
走ることがこれほど快感とは、今日まで知らなかった。
シタハンを握りしめ、踏んで、踏んで、踏みまくった。
17時40分、杉並の我が家に、全員、無事帰還。
一人のけが人もなく、目標を達成したばかりか、
予想だにしなかった「相模湖」までを攻略したのであった。
昼食込み、休憩込みで9時間40分。
サイクルメーターの距離計は、120キロを超えていた。
皆の無事完走を祝し、我が家も「屋上開き」を行う。

少し肌寒かったが、炭火で肉を食し、疲れた身体に滋養を行き渡らせた。
参加したみなさん、お疲れ様でありんした。
お陰様で、なんとも充実の土曜日であった。
また行こう。
その前にそろそろチーム名、決めますか?