芥録 一冊目

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驚異的姿勢転換

2008-02-19 22:30:06 | コラム(パソコン・デジモノ)

Mobile World Congress 2008:「iPhoneのiモード搭載にこだわりはない」──ドコモ 辻村清行氏 - ITmedia +D モバイル




記事のタイトルでもあるこの発言、
「iPhoneのiモード搭載にこだわりはない」。
これには本当に驚かされます。
Android計画への参入やGoogleとのサービス連携などから考えれば自然な流れとも言えますが、それでもやはり、ドコモの変化を感じずにはいられません。

昨年の記事で、私は幾度となくドコモ批判をしてきました。
現在使っているSH903iの使い勝手があまりにも悪かったことと、ソフトバンクやウィルコムの料金体系を知ったときの衝撃。
この二つが批判の動機です。そして結局は、ドコモの姿勢に対して反感があったことが最大の要因と言えるでしょう。

今でもドコモに対して反感は持っています。改善したとは思いますが、料金体系への不満は消えていませんし。
ただ最近、その反感が少し薄れている実感もあります。
905iシリーズや、先にも書いたGoogleとのサービス連携など、明確な姿勢転換が見え始めたからです。

「Docomo2.0」などと言ってた頃もありました。思えばあの頃が最低だったような気もします。
それが大きく失敗した後、「今のままでは本当にまずい」と流石のドコモも感じたのでしょうか。
10年以上もやってきた垂直統合型サービスから離れるというあの舵取りは、本当に衝撃でした。

そして今日の発言です。「変われば変わるものだなあ」と感じずにはいられません。
この発言以外にも、
「アップルが決めるだけのことですから、うちがどうこうするような立場でもないです。」
とも言っています。
あのドコモが、主導権が自分たちに無いことをこうもあっさり受け入れるとは・・・。


ここ半年のドコモの姿勢転換には目を見張るものがあります。
ただし、繰り返しますが反感が払拭されたわけではありませんので、ドコモのこれからを慎重に見守る、と、敢えてこのように締めくくります。