山陽道を下る事は幾らでもあった。あちこちで高速道路を降りて北に南に走らせる事も多い。
しかしながら今回は敢えて避けてきた感じの呉である。
初の西条ICを降りて、普通に目的地へと南下するという平凡な道のりである。
降りて直ぐに目にした光景は、予想通り、およそ近代とは関係のない地域であったのが、広々と買い占められたりして野も畑も一斉に地ならしされ、駐車場付きの各種の大型店舗が建ち並んでいこうとする様相であったのだ。
早めに均一化されていこうとする或る意味で残酷無惨な景色から逃れたいという気持ちも働いて、前方注視のままにひたすら走らせることとなった。
それにしてもこの日本全国何処に行こうと「以前に見た事がある?!どころか、近所に幾らでも転がっているありきたりの景色でしかない」のは、スーパーマーケット郊外店が”大型店舗規制法”というお役人と中小既成商店街店主の一票を期待した代議士や議員が目先の欲にくらみ、既得権益を保持するのみを目的として企んで作った一篇の法律の結果である。
駅前商店街を復活させようなどと今更叫んでみても、「商い」の世界は、経済活動の原理原則の下で時代を歩んでいくものなのだ。
変わらないものはないという極く常識的な発想からすれば何という事もない変化なのである。勿論、そういう意味からすればこの光景も次の時代へと変わる時には如何なる事になっているか?楽しみでもあり”怖さ”でもあるのだが。
とか何とか感想を抱きながらひたすら南なのだ。
ナビの到着予想時間を見ると、まだまだ随分と有るようなのだ。
私のいつもの癖で、地図上で勝手に地形や距離を見て一気に行ってしまう感覚が常に付きまとうのだ。
嘗ての我が儘放題の自由旅は、行くべき土地も決めず、従って目的地無し、宿も当然予約どころか泊まれる当てもなく出掛けてしまっていたのだった。
旅の最果てが歌謡曲の通りの”竜飛岬”だったこともあるのだ。
さて開発地域が気の済む程度に離れてくると、道を挟む両脇の光景は普段着姿の何十年も前からの家並みなのだ。
やれやれホッとしながら走らせていると、携帯電話が尻のポケットでブルブルと震えだした。
あ~やれやれ!と思った。案の定、謀議員の公設秘書君からである。
おなじやれやれでも、この場合はあまり居心地の良い気分に為れないやれやれである。
車を道脇に停め、彼と暫く話をしたあと、自分の居る現在地を述べたところいきなり広本町の団子屋へいけという。
そう言えば、彼は広島大学出身であった。
名前からして広島大学というのは、てっきり広島市内にあると思っていたのだがこの道筋の中に在るではないか!
成る程、知り合いも居てる訳である。
その通りにキャンパス表示が現れ、如何にも移転してきた風の最近の大学の立地条件を満たしているのであった。独立行政法人化を受けて、経営努力を求められる方向性がこれなのだ。
あれやこれやと要りもしない情報を提供されて、随分と距離があるものだという感想と共に呉市内に近づいてきたナビ表示を見た。
もう少しで、呉市に到着と思ったら、前方に予想外の車の多さが目に入った。
しかしながら今回は敢えて避けてきた感じの呉である。
初の西条ICを降りて、普通に目的地へと南下するという平凡な道のりである。
降りて直ぐに目にした光景は、予想通り、およそ近代とは関係のない地域であったのが、広々と買い占められたりして野も畑も一斉に地ならしされ、駐車場付きの各種の大型店舗が建ち並んでいこうとする様相であったのだ。
早めに均一化されていこうとする或る意味で残酷無惨な景色から逃れたいという気持ちも働いて、前方注視のままにひたすら走らせることとなった。
それにしてもこの日本全国何処に行こうと「以前に見た事がある?!どころか、近所に幾らでも転がっているありきたりの景色でしかない」のは、スーパーマーケット郊外店が”大型店舗規制法”というお役人と中小既成商店街店主の一票を期待した代議士や議員が目先の欲にくらみ、既得権益を保持するのみを目的として企んで作った一篇の法律の結果である。
駅前商店街を復活させようなどと今更叫んでみても、「商い」の世界は、経済活動の原理原則の下で時代を歩んでいくものなのだ。
変わらないものはないという極く常識的な発想からすれば何という事もない変化なのである。勿論、そういう意味からすればこの光景も次の時代へと変わる時には如何なる事になっているか?楽しみでもあり”怖さ”でもあるのだが。
とか何とか感想を抱きながらひたすら南なのだ。
ナビの到着予想時間を見ると、まだまだ随分と有るようなのだ。
私のいつもの癖で、地図上で勝手に地形や距離を見て一気に行ってしまう感覚が常に付きまとうのだ。
嘗ての我が儘放題の自由旅は、行くべき土地も決めず、従って目的地無し、宿も当然予約どころか泊まれる当てもなく出掛けてしまっていたのだった。
旅の最果てが歌謡曲の通りの”竜飛岬”だったこともあるのだ。
さて開発地域が気の済む程度に離れてくると、道を挟む両脇の光景は普段着姿の何十年も前からの家並みなのだ。
やれやれホッとしながら走らせていると、携帯電話が尻のポケットでブルブルと震えだした。
あ~やれやれ!と思った。案の定、謀議員の公設秘書君からである。
おなじやれやれでも、この場合はあまり居心地の良い気分に為れないやれやれである。
車を道脇に停め、彼と暫く話をしたあと、自分の居る現在地を述べたところいきなり広本町の団子屋へいけという。
そう言えば、彼は広島大学出身であった。
名前からして広島大学というのは、てっきり広島市内にあると思っていたのだがこの道筋の中に在るではないか!
成る程、知り合いも居てる訳である。
その通りにキャンパス表示が現れ、如何にも移転してきた風の最近の大学の立地条件を満たしているのであった。独立行政法人化を受けて、経営努力を求められる方向性がこれなのだ。
あれやこれやと要りもしない情報を提供されて、随分と距離があるものだという感想と共に呉市内に近づいてきたナビ表示を見た。
もう少しで、呉市に到着と思ったら、前方に予想外の車の多さが目に入った。
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