言葉の旅人

葉🌿を形どって、綾なす色彩に耽溺です。

愁雨か秋雨前線の波状襲来

2019年08月23日 | Weblog

何度も雨幕が押し寄せて来る雨も、暑熱を追い払うと言う程には気温が下がらない。ただ、明らかに夏の終わりを告げる雨音とは言える。
昨日は、友人の師団長が恐らくは最期の任地であろう部署へと去り、私の晩年の夏も終わりと感じているところ。
と言っても、果たすべき役割は終わりが無いので、活動は変わらず。11月の行事準備には間があり、記念行事などへの代理派遣依頼の割り振り辺りかな?
 「秋」という漢字は、禾(稲)+火(集めるという字を省略したもの)と言う訳で収穫の秋。米が古来大事にされてきた事が分かる。
 が、「愁」は秋+心で憂うの意味。秋という漢字が痩せる意味を持つからというのだが、秋の語を含む言葉をいくら探しても直接繋がるものは出てこない。
 秋も晩秋となれば、落葉樹の葉も落ちてまことに痩せる感はあるので、そういう事なのかと納得するしかない。作家の名前にもある「秋声」と言う言葉は、風が吹き、葉がハラハラカサコソと落ちるので、秋を感じさせる物音で気分としては痩せるでもよいけれど、丸々と肥えて冬眠しそうな熊や、脂の乗った鮭が頭に浮かんで、つい本性が!