言葉の旅人

葉🌿を形どって、綾なす色彩に耽溺です。

律令制度化の軍団

2007年02月23日 | Weblog
 言うまでもなく、軍団の最小単位は「兵」である。
 次ぎに「伍」。片手の指の数が「五」。「五」は「互角」の「互」でもあり、組み合わさってがっちりしているという意味を表す。
 現在の自衛隊の分隊の単位でもある。
 一番簡単に齟齬を来さない程度に機動的な単位でもある。
 次の単位はこれも以前に述べた「火」なのだが、「人偏+火」と書くのは隋・唐の律令制度化の軍編成のである。単なる火と区別するために人偏を添えたものである。
 両手を合わせた数としてこれも成る程と頷くことは出来る。
 で、次の単位が、「隊正(たいしょう)」で、今度は50人隊長だ。
 100人隊長を「旅帥(りょすい)」という。これは2伍→1火に対応して、2隊正→1旅帥となる。