goo blog サービス終了のお知らせ 

こばなし

日々のよしなしごと

ジョゼと虎と魚たち

2006年01月11日 | 映画
田辺聖子の同名原作小説を、「二人が喋ってる。」「金髪の草原」の犬童一心監督が映画化。足の不自由な女の子ジョゼと、平凡な大学生の青年の出会いから別れまでをビター・スウィートに描く。主演は妻夫木聡と池脇千鶴。脚本は、岩井俊二ウェブサイト<シナリオどんとこい>出身の新人、渡辺あや。音楽はくるり。 goo映画

幻想的な世界なのに、結末は現実的。

いろんな人が、「いい映画」と言っていたので見たのだが、
わたしの中では、そこまで断言できるほどではなかった。
だが決して悪い映画ではない。
微妙で複雑な感情を描いているから、素直に感動するのが難しいのだと思う。

カメラワークと音楽が、とても良かった。

ジョゼと恒夫が台所で作業をしていて、それを背後から映し続ける場面があるのだが、
そこを見ているときは、なんとも言えない気持ちになった。
すごくいい絵だった。

作品自体とはまったく関係ないのだが、
わたしは「前髪をたてる」という男の人の髪型が好きではない。
誰に言っても理解してもらえないので、どうやらわたしだけの性癖らしい。
男の人には、あくまでも前髪がおでこの上にかぶっていてほしいのだ。
そしてわたしには、そのほうが俄然カッコよく見えるのだ
なぜかはわたしにも分からない。きっと生理的なものだ。
ただひとつあげるとすれば、
「前髪をたてられると、どうしても生え際に目がいく」
それくらいだろう。

この映画の中では、妻夫木君は終始前髪をたてていたので、そこに一番ガッカリ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋愛寫眞

2006年01月04日 | 映画
 大学時代の恋人・静流(しずる)から、NYで写真の個展を開くという手紙を受け取ったカメラマンの誠人(まこと)。静流は死んだという噂も聞いた彼は、ひとりNYへ向かう…。
 松田龍平と広末涼子が、それぞれ透明感のある持ち味を生かして、等身大の演技をみせるラブストーリー。すべてを捨ててNYへ向かうほど、忘れられない初恋の想いのなかに、男が女に対して抱くコンプレックスも見え隠れして、ホロ苦いものが伝わってくる。そう、これは男のために語られるという点で、ラブストーリーとしての希少価値がある。『トリック』などの堤幸彦監督は、珍しくまっとうな展開に徹しているが、そこは彼のこと、こだわりの小ネタがいっぱい。マヨネーズ入りのカップラーメンなどが、誠人と静流の過去と現在をつないでいく。誠人の思いがストレートな分、唐突なギャグが空回りしている部分もあることはある。ただ、静流の居場所をめぐるサスペンスフルな展開や、ヒリヒリと切ないクライマックスは、些細な欠点を押しのけて心に残る。(斉藤博昭)
 Amazon.co.jp

写真というものが好きな人には、この映画は楽しくて仕方ないだろう。
いい写真は、やっぱり心に響いてくる。
松田龍平のへたくそな英語に、逆に好感が持てる。日本人だな~と思ってしまう。
クライマックスに突然お粗末な格闘シーンで、正直監督の意図をはかりかねる。
あれはひどい
アマゾンのレビューにも同じことを言っている人がいて、笑ってしまう
小池栄子が怖すぎて喫驚
写真、松田龍平、広末涼子好きな人にだけ、オススメな映画です

わたしは松田龍平が大好きです。もうほんと、好きです。
だから本当に、かっこよかった………!!
自分の好きな男の人の顔というのは、一貫性がないので自分でも説明できない。
好きな男の人の共通点をあげるとするならば、やっぱりそれは雰囲気だ。
独特の空気や、たたずまいや、世界観を持っている人が好きなのだ。
それゆえに勘違いをされたり、一部の人には嫌われたりする。
そういう人が好きでたまらない。
 ↓
浅井健一(SHERBETS)、浅田信一(元SMILE)、及川光博、草野正宗(スピッツ)、NAOTO(ORANGE RANGE)、長島さん(GAUCHE)、山崎まさよし、松田龍平、佐々木蔵之助、藤田玲、山田かまち、劇団ひとり、藤井隆、ほっしゃん。、河本(次長課長)、、、

ああいやだ! 独特すぎてもう自分が気持ち悪い…
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クイーン・コング Queen Kong

2005年12月26日 | 映画
巨大メスゴリラと人間の恋を描く「キング・コング」をアレンジした作品。1976年に製作されたもののオクラ入りとなっていた。監督・脚本は「ミイラ転生/死霊の墓」のフランク・アグラマ。出演は「if もしも…」でデビューしたロビン・アスクイズほか。日本では、独自の台詞回しによる日本語吹替版のみを公開。声優は広川太一郎(レイ・フェイ役)、小原乃梨子(ルース・ハビット役)ほか。 goo映画

「幻の作品」と言われたら、見ないわけにはいかない。
B級を前面に押し出した映画は嫌いではない。
見る前から「B級映画としての楽しみ方をしよう」と思えるからだ。
関係ないが、関根勤氏のB級映画の鑑賞センスには感服してしまう。

この映画は予想以上に面白かった! 正直驚いた。
吹き替えの声優さんがまた素晴らしい。声を聞いているだけで笑えてしまう。
そもそもキング・コングは悲しい話だが、これはハッピーエンドというところもいい。
実際わたしはキング・コングよりも、こっちのほうが好きかもしれない。
本当に馬鹿馬鹿しい映画だが、その馬鹿馬鹿しさが気持ちいい。むしろ爽快。

最初は男の人へのサービスで、女の人のセクシーショット三昧なのに、
最後はウーマン・リブ運動へと発展し、女性解放が叫ばれたり。
その唐突さがまた笑える。男にも女にもサービス。笑

笑えた台詞集
「だからデオドランドつけろって言ったでしょ!」
「ジャングルじゃ必要ないと思って…」
「エチケットにジャングルも都会もないの!」

(クイーン・コングに対して)「まったく手のかかる女!」

さらばにくったらしい人!

思い出したらまた笑えた…
主役二人の声優さんの言い方がほんと絶妙なのだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キューティ・ブロンド Legally Blonde

2005年12月20日 | 映画
あらすじ
裕福な家庭のもとに育ったエル・ウッズ(リーズ・ウィザースプーン)は、学校一の人気者。だが婚約寸前までいった恋人のワーナー(マシュー・デイヴィス)に、髪がブロンドすぎて政治家を目指す自分の妻にふさわしくないという理由でふられてしまう。納得のいかないエルは、猛勉強を開始してワーナーの通うハーバードのロー・スクールに入学。ワーナー奪還作戦を開始する。goo映画


なんと言っても女の子のための映画。おしゃれあり、恋あり、友情あり。
おしゃれにしか興味のないエルは、実は賢くて柔軟だったりする。
ブロンドが「軽い女」「遊んでいる」いうイメージにつながるとは、思いもよらなかった。
生粋の日本人のブロンドだとまた話は変わってくるのだが。
最近全然おしゃれをしていないわたしが言うのもなんだが、
やっぱり女にとっておしゃれは必要だ。いや男にもだが。

女が見たらこんなに爽快な映画はない。男は知らない…。
最後に成功したエルに、元恋人が言い寄ってくるのだが、
それをエルが一掃したとき、思わずガッツポーズをしてしまう。
やっぱり女はこうでなくては!

さらばダメ男、いらっしゃいイイ男!
最後はこういう気持ちになります。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

2005年12月14日 | 映画
「宇宙戦艦ヤマト」の続篇。巨大な白色彗星の出現による全宇宙の危機を救うためにふたたび戦いの旅に赴くヤマトの姿を描く。脚本は「宇宙戦艦ヤマト」を監督した舛田利雄とやはり同作の藤川桂介と山本英明の共同執筆、監督も同作の舛田利雄が担当している。 goo映画

だいたい話の筋はわかっているものの、ヤマトのアニメをしっかり見たことはないので、
ヤマトを最初からずっと見た後でこれを見たら、きっとたまらないだろうと思う。
最後が悲しすぎて、思わず泣いてしまう。
でも、本当の戦争というのはこういうものなのかもしれない。


松本零士の漫画をますます読みたくなった。
小さい頃はあの絵がなんだか怖くて、好きではなかったのだが、
テレビで「キャプテン・ハーロック」の続編、
SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK」というアニメを見てからそれが変わった。
とにかくハーロックがかっこ良くて、シブい
大人もハマる理由がやっとわかった。言葉ではうまく表せないが、とにかく面白く、深い。
「男の理想像」というのを聞いて、思わずうなずいてしまう。
いい漫画はどんなに時が経っても、やっぱりいい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする