こばなし

日々のよしなしごと

ジョゼと虎と魚たち

2006年01月11日 | 映画
田辺聖子の同名原作小説を、「二人が喋ってる。」「金髪の草原」の犬童一心監督が映画化。足の不自由な女の子ジョゼと、平凡な大学生の青年の出会いから別れまでをビター・スウィートに描く。主演は妻夫木聡と池脇千鶴。脚本は、岩井俊二ウェブサイト<シナリオどんとこい>出身の新人、渡辺あや。音楽はくるり。 goo映画

幻想的な世界なのに、結末は現実的。

いろんな人が、「いい映画」と言っていたので見たのだが、
わたしの中では、そこまで断言できるほどではなかった。
だが決して悪い映画ではない。
微妙で複雑な感情を描いているから、素直に感動するのが難しいのだと思う。

カメラワークと音楽が、とても良かった。

ジョゼと恒夫が台所で作業をしていて、それを背後から映し続ける場面があるのだが、
そこを見ているときは、なんとも言えない気持ちになった。
すごくいい絵だった。

作品自体とはまったく関係ないのだが、
わたしは「前髪をたてる」という男の人の髪型が好きではない。
誰に言っても理解してもらえないので、どうやらわたしだけの性癖らしい。
男の人には、あくまでも前髪がおでこの上にかぶっていてほしいのだ。
そしてわたしには、そのほうが俄然カッコよく見えるのだ
なぜかはわたしにも分からない。きっと生理的なものだ。
ただひとつあげるとすれば、
「前髪をたてられると、どうしても生え際に目がいく」
それくらいだろう。

この映画の中では、妻夫木君は終始前髪をたてていたので、そこに一番ガッカリ


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