メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある。
最高の生き方がある。そう信じて、撲は戦場に向かった…
ジャーヘッド 公式サイト
ジャンルは戦争映画なのだが、従来の作品とは、かなり印象が違う。戦闘シーンがほとんどないこと。そして、主人公たちの戦争への意識も独特。湾岸戦争を背景にした本作は、現代の戦争におけるアメリカ、つまり戦地へ向かう側が、どんな状況になるのかをリアルに見せている。かと言って、小むずかしい内容ではなく、むしろ、ひとりの青年の青春ストーリーのような軽さが充満しているのだ。原作は、実際に湾岸戦争に従軍した兵士の告白本。サム・メンデス監督のシニカルな視点が、うまく機能した一作だ。
野心を持って海兵隊に志願したアンソニーだが、彼を待っていたのは、予想外の訓練や、戦地のサウジアラビアへ行ってもひたすら待機する状況。戦意が高揚しているのに戦えない兵士たちの微妙な心理を、主演のジェイク・ギレンホールを中心に、キャストが個性たっぷりに演じている。戦地での乱痴気パーティなど笑いを誘うシーンと、顔も判別できない死体といった衝撃映像が強烈なコントラスト。戦争という特殊な背景ながら、自分の入った環境が思ったとおりではなかったという設定が、人生のさまざまな側面と重なるのもおもしろい。(斉藤博昭)Amazon.co.jp
叔母と観に行ったのだが、周りはおじさんばかりだった。
しかしそれも中身を観ればうなずけた。
普通の女の人には、興味の持てない映画だろう。
男臭くて、特にアクションの連続なわけでもなくて。
わたしは普通の女ではないので、楽しめた。
最初はとにかく下ネタ三昧だった。
また下ネタかよ!(三村風)と何度も心の中でツッコんだ。
男って本当に下ネタが好きだ。
「戦争の真実」をわたしも少し垣間見れた気がした。
少なくとも大抵の女は、1人の男をずっと待ち続けるなんてことはできない。
世界中でそれとは反対の「純愛」が溢れている。
みんながそれを持てないことをどこかで知っているから、
呆れるくらいにそういうものを貪るんだろうな。
戦場では糞尿を油でかきまぜて燃やすなんて、初めて知った。
最高に臭いらしい。うえ。
クライマックスでのあの悔しさ、あの切なさは、
なんと言ったらいいのだろう。
上官に殴りかかる彼の気持ちは。
言葉が見つからない。
ジェイミー・フォックスが煙草をくわえながら、
上半身裸でマシンガンを空に撃ちまくる姿が、
最高にエロかった。
観た後でとても不思議な気持ちになった。
戦争ってなんだろう?
今までの戦争映画とは、本当に一線を画した映画だった。
原作の告白本も読んでみたいし、
この映画自体もう一度観てみたい。
そのときは何を思うだろうか。
最高の生き方がある。そう信じて、撲は戦場に向かった…
ジャーヘッド 公式サイト
ジャンルは戦争映画なのだが、従来の作品とは、かなり印象が違う。戦闘シーンがほとんどないこと。そして、主人公たちの戦争への意識も独特。湾岸戦争を背景にした本作は、現代の戦争におけるアメリカ、つまり戦地へ向かう側が、どんな状況になるのかをリアルに見せている。かと言って、小むずかしい内容ではなく、むしろ、ひとりの青年の青春ストーリーのような軽さが充満しているのだ。原作は、実際に湾岸戦争に従軍した兵士の告白本。サム・メンデス監督のシニカルな視点が、うまく機能した一作だ。
野心を持って海兵隊に志願したアンソニーだが、彼を待っていたのは、予想外の訓練や、戦地のサウジアラビアへ行ってもひたすら待機する状況。戦意が高揚しているのに戦えない兵士たちの微妙な心理を、主演のジェイク・ギレンホールを中心に、キャストが個性たっぷりに演じている。戦地での乱痴気パーティなど笑いを誘うシーンと、顔も判別できない死体といった衝撃映像が強烈なコントラスト。戦争という特殊な背景ながら、自分の入った環境が思ったとおりではなかったという設定が、人生のさまざまな側面と重なるのもおもしろい。(斉藤博昭)Amazon.co.jp
叔母と観に行ったのだが、周りはおじさんばかりだった。
しかしそれも中身を観ればうなずけた。
普通の女の人には、興味の持てない映画だろう。
男臭くて、特にアクションの連続なわけでもなくて。
わたしは普通の女ではないので、楽しめた。
最初はとにかく下ネタ三昧だった。
また下ネタかよ!(三村風)と何度も心の中でツッコんだ。
男って本当に下ネタが好きだ。
「戦争の真実」をわたしも少し垣間見れた気がした。
少なくとも大抵の女は、1人の男をずっと待ち続けるなんてことはできない。
世界中でそれとは反対の「純愛」が溢れている。
みんながそれを持てないことをどこかで知っているから、
呆れるくらいにそういうものを貪るんだろうな。
戦場では糞尿を油でかきまぜて燃やすなんて、初めて知った。
最高に臭いらしい。うえ。
クライマックスでのあの悔しさ、あの切なさは、
なんと言ったらいいのだろう。
上官に殴りかかる彼の気持ちは。
言葉が見つからない。
ジェイミー・フォックスが煙草をくわえながら、
上半身裸でマシンガンを空に撃ちまくる姿が、
最高にエロかった。
観た後でとても不思議な気持ちになった。
戦争ってなんだろう?
今までの戦争映画とは、本当に一線を画した映画だった。
原作の告白本も読んでみたいし、
この映画自体もう一度観てみたい。
そのときは何を思うだろうか。