
日本でのラグビーワールドカップも終わり、オーストラリアの楽しい暑い夏を楽しみにするだけとなりました。
外国のテニスアカデミーに行くというと、レベルが高くて、うまい人が多くて、厳しくて、などと自分なりのイメージをもっていると思います。
どんな上手な人と打つとか、どんなコートがあるかとか、どんな人がコーチなのかとか、もちろんそういうことは大事だと思うのですが、一番大事なことはそこで自分がどれだけ成長できるか(自分がしっかりどれだけ自分と向き合えるか)ということだと思います。
そしてそれを達成するため、固定観念や自分がやってきたことは忘れて、信頼してとにかくやってみること。
日本ではどうしても年上や大人から一方的に指示されるのを待つスタイルで学校の授業など行われるため、自分の意見を持つことや、自分の思いを相手に伝えることや交渉することに慣れるのには時間がかかることでしょう。
日本よりも大人と子供の距離が近く、アプローチしやすく、意見を尊重してもらえるし、自分の意見を言ってもちゃんと尊重してもらえる、受け入れてもらえる、自分そのものでいられるというのはある程度慣れてくるとより快適になると思います。
そしてそこで人としてテニスコートを離れてもチャンピオンでいられる姿勢をビンスはいつも教えたいと思っているのです。
それがテニスで強くなるためにも、そして立派な社会人として尊敬される人になるためにも、大事なことだと思っています。