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バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

ハッピートーナメント3

2018-07-16 17:20:00 | テニス留学
15日日曜日は10歳以下12歳以下のトーナメントを行いました。総勢67名。
こんなにたくさんのエントリーがあったのは久しぶりでした。
シンガポールからの参加もありました。

朝7時半の時点でクレーコートには霜がかかっていて、車の窓も霜だらけでした、3度。
でも少しずつ気温が上がり日中は18度ぐらいまでになりました。この朝が寒いけれど日中は日がさして暖かい気候はなかなか快適です。
あまりに朝寒かったので無料でご父兄にコーヒーを出したら、手つくりのドーナツを持って来てくれた子供のお父さん、ミートボールをくれたお母さんがいました。
こちらの方はどこかに買い物に行くときも、これからショッピングセンター行くんだけれど、何か買って来てもらいたいものある?と聞いてくれます。
カプチーノを買いに行くんだけれど、あなたも飲みたい?買ってこようか?と声をかけてくれる人もいます。
ウィンブルドン見てる?誰が優勝すると思う?などなど、自然に会話が始まります。
全く知らない人同士でもこうやって声を掛け合う、オーストラリアだからです。
長い1日でしたが、この日も笑いで溢れたトーナメントデスクでした。

留学生も、自分は外国から来たお客さんだ、という感覚ではなく、同じオーストラリアにいる人間として、常に人を助ける姿勢を持って過ごしていると、オーストラリアに馴染みやすいし、知り合いもたくさん増えることでしょう。
私も初めてしたホームステイ先で、学校の先生をしていた奥さんがタイプを打つ仕事でイライラしていたので、私がやりましょうかと言って打ってあげたら、とっても喜んでもらえて、そこから会話がスタートしたのを今でも覚えています。


日曜日からはウルンゴングのマネートーナメントが始まりました。

ハッピートーナメント2

2018-07-15 09:17:00 | テニス留学
トーナメントデスクに座っていて、約180人もの選手と関わっていました。
はっきり大きな声で自分の名前を言えて、しっかり挨拶ができる人。
トーナメントを終了して、「とてもいい大会だった、開催してくれてありがとう」と言いにきてくれる人。
負けたから、ムッとして挨拶もなく、帰ってしまう人。

いろいろな人がいましたが、一番嬉しいのは、最後に、スケジューリングもとてもよかったし、うまく運営されていて、とってもいい大会だった、多分この大会が一番いい大会なんじゃない、良い大会をありがとうと言いにきてもらえることです。

オーストラリアに来ていまだに改めて思うことは、この国の人の与える姿勢がとても強いことです。
そしてそれが、現地の人と関わり、友達になる、きっかけとなります。
日本から留学する人たちが、まず文化や考え方の違いを感じるとき、お金を払っているから、してもらうのが当然、もらえるのが当然、という考え方、これは忘れてください。それが日本で当然のことであっても、オーストラリアでは、お店でも同じです、買うお客さんも、売ってくれた人に「ありがとう」を必ず言います。(私は日本でも言っています、変なやつだと思われているかもしれませんが。)売った人だけが「ありがとう」というのではありません。
何でもありがとう、小さいことにも感謝できる人でいたいです、そしてこれが、留学を成功させるコツの1つでもあると思います。
だからトーナメントも同じです、エントリー代金を払っているから、トーナメントはきちんと運営されるべき、というものではなく、良い大会を運営してくれて、あリがとう、というのはオーストラリアでは普通のことなんです。
何でもやってもらうのが当然なのではなく、自分から与えられる人にぜひなって欲しいです。



ハッピートーナメント

2018-07-14 09:47:00 | テニス留学
11日からブロンズレベルのマネートーナメントを開催しています。
今まで私も色々な会場に自分の引率から、色々な生徒の引率で行きました、ここまでトーナメントデスクがハッピーで笑いに溢れる場所はないと思います。
運営している私たちも楽しかったです。

アカデミー生は移動することなくホームコートで試合ができるのはとても良いと思います。



水曜日からトーナメント

2018-07-09 12:56:00 | テニス留学
水曜日からブロンズレベルのトーナメントをアカデミーで開催します。
トーナメントデスクに朝8時から夜11時まで座っていることになります。色々な人との会話、や素晴らしいテニスを見るのを楽しみにしています。

アカデミーにはグランドスラムのチャンピオンも気軽に訪れ、生徒と一緒にダブルスをしてくれたりすることは全く珍しいことではありません。トップクラスの選手を育成するアカデミーだからと言って、ただ厳しい(日本で想像する厳しさ)またスパルタなのではなく、ビンス式というものがあり、この環境でやるから活きていくことで、これを違う環境でやるとしたら、また違う方法が必要なのかもしれません。でもその精神や基礎にある大事なことは、このアカデミーに来て日々自分で感じながら学べることで、そこから自分式を創ることもできるのかなと思います。

いつもグランドスラムのチャンピオンや、偉大な世界的なレベルのコーチがアカデミーに来た時に、私がまず一番最初に気がつくことはオーラ、そして話し方です。
そして挨拶の仕方。最近しっかり挨拶ができない方によく出会いますが、世界レベルのチャンピオンは、自分からきちんと(誰もが知る人でも)自分の名前を名乗り握手します。
あやふやな表現、わからない説明の仕方はないし、シンプル、とてもスッキリ、きっぱり、でも優しい。
日本語ではあやふやにできることも、どちらか、白黒はっきり、つける、そういう話し方が私にはとても新鮮で好感を持ちます。


レスリーボーリー(ターナー)さん、一緒にダブルスしてくれました。グランドスラムのチャンピオンと気軽にダブルスができるアカデミーって世界中他にもあるのかなあ。。。

誠実な姿勢がベスト

2018-07-05 13:14:00 | テニス留学
オーストラリアにきてもうすぐ31年になってしまう私です。smile

留学生の手助けをしながら、自分も初めて来た時どんな気持ちだったかと思い出すようにしています。
私が来たばかりの頃は東洋人はとても少なかったので、差別のようなこともされたし、言われたし、その中で、一番自分としては嫌だったことは、英語がわかっているのに、上手に反応できなかったり、上手に答えられなかった時、バカだと思われることでした。
その中で葛藤しながら、自分の中で見つけたオーストラリアに馴染み、オーストラリアの人に受け入られるこつ、というのは、英語力ではなく、「自分は怪しい人間でない」という証明をする行為です。

日本で新幹線に一人で乗って隣の人と会話することなんて、ほぼないでしょう、特に都会では。
でもオーストラリアではそういうどうってことない会話から、この人は、ちゃんとした人なんだ、という行為になり、自己アピールになるということや、それ以外の場所でも、基本的にルールを守る、誠実な行動をとる姿勢が英語力をカバーしてくれるし、人から信頼されるようになります。

特に色々な国の人が住んでいるこの国では、あらゆる国の人が自分の国だったらこうなのに、と個々に言い訳をしていたら、まとまりがつきませんからルールがあります、そのルールに忠実にしていることが、一番大事だということです。
夏休みに参加する人たちに、どうか参考になればと思いました。



日本、インド、セルビア、香港、この写真の中だけでも4つの違う人種が上手にミックスしています。