ヘルタースケルター

沢尻エリカ主演の「ヘルタースケルター」

原作は漫画のようですが、あのお騒がわせ女優の沢尻エリカの久々の作品として人気があるのか、ＴＳＵＴＡＹＡのレンタルランキングで上位に入っており、どんな作品なのか気になって借りてみました。

内容としては、性描写がちょっと刺激的なところがあり、それもあってＲ１５指定になっているのでしょうが、人気商売（芸能界）の裏側で起こり得るドロドロした人間模様と、人間が崩壊していく様が描かれているような、そんな感じでした。
途中から、「ブラック・スワン」を観ているのではないか、と思うくらい雰囲気というか主題が似ているようなそんな気がしました。
ああいった、人に見られる商売は、プレッシャーもあって最後は「覚醒剤」なのか？
という印象を抱いてしまった・・・
あまりにも「ブラック・スワン」と同じような崩壊のステップを踏んでいくもんだから・・・


それにしても、沢尻エリカはこの映画の後、また暫しの休養に入ったようですが、それも仕方のないような気もします。
鬼気迫る演技であったと思います。ほぼ同世代の長沢まさみなどにはおそらくあの演技は無理だったのではないかと思うくらい、激しい演技でした。
あの役に入り込んで演じていたのならば、人格破壊されるような気分になっても致し方ないように思います。

これまでの、
「別に」
発言や、高城氏との結婚、現在の休養など、気ままなお嬢さんというイメージはどうしてもあるかも知れませんが、
女優としてのポテンシャルはとても高いと思うので、これからの活躍を期待しています。

あ、作品としての映画の評価としては「可もなく不可もなく」といったところでした。
沢尻エリカの迫真の演技が観たければ、どうぞ・・・