Ryo徒然なるままに

日々の暮らしを徒然なるままにつづる。
何でもありの日記のようなもの・・・

ボッソウでの生活 再び(その8)

2006年09月07日 | ギニア
2006年9月7日(木)

昨日の帰りが遅かったからか、朝に給料をみんなもらって村に朝食に出かけた。
朝食の後に現場に行くから・・・とクルマも言っている。
何かしら余裕である。

しばらくするとクルマに呼び出され、行くと、
「今日は設置ではなくて、測定の方を手伝って欲しい」
といわれる。
測定ならみんなより早く行っても作業はできるので一足先に現場へ行く。

道中、飼い犬だろうと思うけれど、ボクの後を犬が付いてきた。
後になり先になり、ボクと一緒に歩いていこうとする。
犬は気分良く歩いているようだけれど、狂犬病の予防接種なんか絶対にしていないはずだ
ボクも今回は狂犬病の予防接種はしていないので、気が気ではない。
発病したら100%死だ

しばらくすると、飼い主らしき人の声が後ろから聞こえ、犬はこちらをチラチラ見ながら戻っていった(ホッ・・・)

現場に着くと、樹高マークを付けて回るが、チューブを被せた木や被せていない木がランダムにあるので、嫌な予感がした

後からやって来た作業班があちらこちらにチューブを設置していくから、マークを付けたチューブとつけていないチューブが混在することになって、結局大変な作業になった
どうして効率的に仕事ができるようにしないのか不思議だ・・・やれやれ

結局、ナンバリングもできないし、マークを付ける作業も全然はかどらないまま、15時頃に設置が終わり、帰ることになった。
残って作業をするといったのだけれど、一人で残るとここは村から遠いから危険だといわれ断念した。

帰り道はこれまでの道とは異なる道だった。
森林の中を抜け、アブラヤシ畑(というよりも林)を抜けて帰る。
途中、川に橋が架かっていたが、大きな木が倒れて川を渡しているだけのもので、濡れているので滑りやすく、こわい橋だった
その橋をサンダルで、頭に荷物を載せてひょいひょいと歩いていくギニア人。
さすがだ・・・
まったくどんなバランス感覚をしているのか。
こういう人たちとスポーツでまともにやり合ったらそりゃぁ負けるなぁ、と思った。

アブラヤシ畑の中には、ヤシ油を煮出す作業場もあった。
3段階から4段階の工程を経て油を抽出するらしいけれど、畑でその作業をやってしまうのはさすがにアフリカっぽい気がした。
(写真はアブラヤシの製造場所です)

研究所に戻ると、IREBの連中は、ベースデータを書くためのノートがないから新しいのが欲しいというので明日の朝に渡すことにする。
また、コンベックス(巻き尺)が壊れたから作業があまり進まなかったといって新しいコンベックスを要求してきた。
それくらい買えばいいのに・・・明日の分はボクが持っているからと言って別れる。

その後、水浴びをして、洗濯を済ませ、本を読んでいたのだけれど、本もそんなに読み進まないうちに眠っていた
疲れていたのだろう。

夜になると、タチアナはキノコを手に入れたと行って料理してくれた。
ニンニクで香りを付けて、醤油・胡椒などで味付けしたもので文化的な味がする料理を久し振りに食べた。
簡単なものだけれど、とてもありがたかった