リンク→らくらくフォンのCM http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0807/30/news085.html
こんなことをいちいちあげつらうのは本意ではないのだが、まあ分かりやすい例としてあげてみる。上記リンクにあるテレビCM、よく目にするものだ。今夜の夕食メニューを携帯メールで娘が母親に尋ねるとすぐさま母親(大竹しのぶ)がデコメール(って呼び名でいいんだよねえ?)で「トンカツだブー」と返信し、娘の友人たちがそれを見て「お母さん、若いー」というあれ。
CMの出来としては悪くない。ある程度の年齢になっても楽に使える携帯電話の特性がよく表れているものではあると思う。でも、草原(養豚場なのかな?)にいる豚の絵文字をバックに「トンカツだブー」はないんではないか。あまりに無神経ではないか。と、俺がベジタリアンでなくともそう感じたであろうと思うのだが。
豚が豚肉になるまでのプロセスにまったく目を向けずにいる現代ニッポンの在り方を如実に表している、実にほのぼのとしたCMだね。
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しかしまあカワイイ絵になりやすいから豚肉を表すアイコンとしてピッタリだというそのこと自体、『ブタちゃん』→『豚肉』の矢印を大概の人間が意識的無意識的に見ないようにしているということの現われということです。本来の感覚からするとカワイイ絵ならちょっと食べる気を削がれるというのが順当なのでしょうから。
それにしても『ふりむかないで』は衝撃的でした。何度観てもドキとしますね。
「人は健康のために肉を食べなければならない」から仕方なく「感謝していただく」という考えをどこかの時点で植え付けられているということが根底にあるのかななんて、考えてしまいます。だから無神経の一言ですますのもいかがなものかとも思ったのですがね。
「ふりむかないで」は実物を目にした時にはドキッとして足が止まってしまったものです。制作者の意図は別のところにあるのでしょうが、軽い恐怖さえ覚えるものでしたよ。
ふりむかないでの写真は、なかなかいいですね。
実際に見ると騙された感がかなりあったんじゃないですか?
また、楽しい風景を期待してます。
「ふりむかないで」のプラ池には金魚がいるので、てっきりそれを眺めに来た子供たちかと騙されました。