いつも電車で越える川に、途中下車して降りてみる。視点が変われば見えるものも変わるものだ。河川敷には特に何があるというわけでもなく素っ気ないものだけれど、それでよろしい。
ここの河川敷とはあまり関係のない話だけれど、たとえばどこやらの工場やら競技場跡地とかの有効活用とかなんとかでムリヤリな商業施設ができてしまったりするなんて話がよくありますな。それはどうもやはりムリヤリだけに無理があるよね。あたりまえか。
特に何ということのない空間に戻すというのもいいんではないか。都会に突如現れる森林公園、なんて。多くの人が歩くところに自然に道ができるので、そこだけ軽く鋪装して…、というのはどこかで聞いた話のパクリだけれど。つまり、跡地の有効活用という名目で集客を目論むような計画は(そしてその計画でもってつくられたものは)なんだかいやらしく見える、ということが言いたかったわけだ。消費しか生まないような場所はね。
とか言いつつ実は商業施設はけっこう好きだったりするのだけれどね。便利だし、ただぶらぶらするだけで景色が目紛しく変わって程よい刺激もあるから、何も買わなくても良い気晴らしになる。利点は利点として認める。
素人考えだけど、商店街
(いわゆるショッピングモールなんかもその範疇に入れるものとする)というのは自然発生的に出来上がるべきではないかなと思う。駅前商店街なんてのがその好例。さっきの話の中にある森にできる道と同じようなものだろうね。それがさ、どっかの工場地が閉鎖になったからって
(これはあくまで例え話。念のため)そこにムリヤリな消費の場をこしらえることはないんではないかな。最寄りの駅をムリヤリ作ってしまったり。もっともそのムリヤリな商業施設がきっかけとなってその周辺の閉塞感が解消されていくこともあろうから、悪いことばかりでもないのだけれど。
とかなんとか、改めてこの写真を見ながら考えてみた。オチは特にないのであしからず。
mail form
(仮)
※↑前回の記事まで"Darkroom"にリンクしてましたが、Twitterのアカウントを取ったので、そちらに変更してみました。ブログに書くまでもないちょっとしたことや写真のみとりあえずアップロードしたい時などに便利かなと思ったので(Darkroomにアップすると自動的にTwitterが更新?されるようになっている)。お暇ならのぞいてみて下さいね。まあもっとも、いわゆるTwitter的な使い方はしないと思うけど。