神奈川県の某所より東京都内の職場まで私鉄と地下鉄を乗り継いで通っている。ぎゅうぎゅう詰めのラッシュアワーとはずれた時間帯ではあるものの、車内はそれなりに混んでいる。不思議なのは意外に多くの人がPSPやDSを持っていることだ。所有しているという意味合いの「持つ」ではなく、実際にそれを手に満員電車に乗り込む、ということだ。いや別にね、その人がどんなゲームしようと知ったことではないが何となく不愉快だ。
見たところPSPとかDSは両手で保持するようにできているようだ。てことはプレイ中は吊革につかまったりできないではないか。いったい何やってんだよ満員電車の中で。いやこれはいわゆる「マナー」とかいうことでなくてね、俺が彼らに対して抱く不快感はひとえに、その「非生存的な立ち姿」を目にすることからきているのだ。茶運び人形のごとくゲーム機を捧げ持ち(という表現で合っているかな?)、目は画面に対してのみ向けられて視野の狭いことこの上ない。背後の人々に対する配慮など微塵もなく、酷い場合には何を大事に持ち歩いているのだか、バカでかいリュックサックを背負ったままだったり。前かがみの姿勢で頭部が前に落ちているから、背中のリュックと合わせて前後幅1メートルはとっているんではないか。
急行が各駅停車を追い抜くときのポイント切り換え時、車体は大きくガタンと揺れる。その際、件のゲーム野郎が「おっとっと」とか言いながらバランスを崩そうが転げようが俺の知ったことではない。勝手に車両の端まで転げていってしまえいっ…と思ってはみるものの、満員電車ではそれも叶わず、俺の憤りは強まるばかりなのである。
ひとの背中をブレーキに使いやがって。
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