どーも最近気に入らないことに、朝御飯を食べている子供のほうが勉強や運動能力が上だとかいうご立派な「調査結果」がやたらとニュースなんかで流れている。「牛乳を飲め」とか「好き嫌いなく肉も魚も野菜も食え」とかならまだわからんでもないのだがね。その業界のPRってことで。でも朝御飯という漠然とした概念のものをこれほど取り上げてどうしようというのか、何の意図があって誰が得をするのか?わからん。まあ損得勘定でのことではないのかもしれんがね。
あ、知らない人も多いだろうから一応書いておくけど、朝御飯をしっかり食べるのは健康に悪いよ。どーしてもお腹が空いてしょうがないって言うんなら止めはしないけど、健康のためだとか食べなきゃ力が出ないとかいう思いこみで朝御飯を胃袋に詰め込むような習慣をあなたが持っているのなら、その習慣はすっぱりやめてしまったほうがいい。理由を知りたい人はこちら「1日2食健康法」でも読んでみてね。読んでもわかんないなら、しょうがないから好きなだけ朝御飯食べてなさい。
でまあ、この朝食抜き1日2食がいいってのは大人も子供も事情は一緒なんではないかと、俺は思うわけでね、だから早寝早起きってのは良しとしても、朝御飯を食べてこなくちゃダメみたいな風潮が出来上がってしまうのはなんか嫌だな。
朝御飯を食べてこない子供が成績が悪いというのが事実だとして、ではなぜそうなるのか考えてみようか。その子はおそらく、その幼い心に固定観念を植え付けられてしまっているのではないか。「朝御飯を食べないと力が出ない、集中力が続かない、食べない子はダメな子で、食べさせない親はダメな親で、だらしなくて…」みたいな固定観念をね。誰がそんな植え付けなんてするかというと、まずテレビ。新聞。先生。親。周囲の(朝食崇拝教に毒されている)大人や子供たちすべてに。だから、朝御飯を食べない、食べたくない自分をちょっと異常であると思ってしまっている。ほんとは正常なのにね。そして昼食時までの空腹感を必要以上に心配してしまう。勉強に向けられるべき注意力のうちの何割かが、その余計な心配事に充てられてしまう。そういう理由で成績がちょっと悪くなってしまうと、そういうことなんではないかね。
おかしな「常識」に惑わされずにだね、朝食が有害であるというその理由を知ろうではないか。どういうペースで何を食べたらいいのか、オノレの目で見て体で確かめて、その上で判断しようではないか。朝食抜きが有益であるとの理由を理解し、確信を持ち、その上で「積極的に」朝食を食べずに学校へ行くのだ。会社へ行くのだ。あるいはその他あらゆる活動に臨むのだ。
というわけで子供たちよ。あ、こんなブログは子供は読まないか。まあとにかく子供たちよ、朝御飯を食べない事に何の引け目を持つことはない、何も心配せず堂々と授業に臨め。それでも相変わらず成績が悪いのならば、それは朝御飯のせいではなく、教師の教えかたが悪いという、ただそれだけのことだ。
* 別室ブログ(時々こっそり更新)
* mixi版 江都屋