朝から曇り空の天気で、天気予報では午後から雪が降るとかと言っている。午前中から午後にかけて、家の雑事に追われながらもひたすら天候の回復を祈っていた。すると午後2時過ぎ頃に日差しが差してきたではないか! どこを走るか?と自問自答したところ、「快適ハイスピードライディングは、とにかく昨日寒い思いをしたからなぁ・・・、どこかワインディングがあればいいだろう」ということで、かさね橋から沢観音を通り、矢板馬頭線(県道52号線)で佐久山方面に向かった。ここのルートは、冬用の手近なワインディングだ。ただし、ところどころ日影になっているところがあるのと、過去の降雪時に撒かれた砂の状況が気をつけなくてはならないところなのだ。行きは下見と割り切って、暖まっていないタイヤを気にしつつ、ゆっくり走る。佐久山まで出て、そこからいったん大田原方面に出て、再度、農村環境改善センターを通る道(ここは最近見つけた快適コースだ)を通ってふれあいの丘を通り、そこから直進して穂積方面を抜けて、国道293号線に出て、喜連川の道の駅に行った。いつもの甘酒を飲む。相変わらず熱い。
冬のライディングでは、30分走ったら止まって休むのがいい。なぜならそれ以上走り続けると、カラダの冷えの進行が進んで、ライディングがつらくなっちゃうからだ。道の駅を出るころは、夕陽に近い高さの太陽が、冬の雲に隠れてしまっていたが、走り始めると、雲が切れてきたこともあり、長い長い自分の影を追いかけるような走りをしながらの帰宅だった。もちろん、『下見』した矢板馬頭線(県道52号線)のワインディングを楽しみながらだ。ところどころ路面の濡れているところがあったけど、いい感じで流すことができて楽しむことができた。右に左にと切り返すコーナーで、腰を落としながら、バンクしたバイクと路面の間にいる自分の位置で、散在する田舎の家々と田んぼの間を走り抜けているコーナーを見ていると、なんだか懐かしいような新鮮なような景色を見ている自分を客観視している自分がいた。これはうまく乗れている時の現象なのか、はたまた、夕暮れの夕陽の光線が、何十年も前に見た小さいころに懐かしい景色の既視感を感じたのか、なんだか不思議なほっとするような感触を味わうことができた。
しかし、この時期のライディングは寒さ対策の出来具合によって楽しみ具合が変わっていく。防寒対策をやれば、スポーティな動きは制約されてしまって楽しみ半減という感じだし、かといって、昨日のように最低限度の服装となると、制限速度+α少々で寒さが気になって走るどころじゃなくなっちゃう。革パンツの下に、最近入手したゴアウィンドストッパー(裏地起毛のやつ)のを履くと、下半身がパツパツ。(もっと痩せなきゃなぁ)革ジャンは、走るとともにどんどん冷えていく。まだまだいろいろ検討の余地のある冬のウェアセレクトだ。
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