京都 清水五条にある 河井寛次郎記念館
行きたくて行きたくて、たまらなかった所
行きたくても、体のことでいまいち、自信が持てなかった。
それがどうしたことか、
友人と話をしていて、すっと決まって行ってきた。
何にそんなに惹かれたのか、
きっと、言葉だとおもう。
河井寛次郎、その人は、陶芸家だが、
戦争中には思うように、仕事が出来ずに、
書や 木工などされていたようです。
その言葉のひとつ
此世は自分をさがしに来たところ
此世は自分を見に来たところ
このような、意味深い言葉がたくさんありました
以前に、人間は此の世に生まれて来る時に、
何らかの、役割を担って、生まれてきていると聞きました。
これを聞いた時、その時自分の置かれていた状態に、
何故か、納得がいったのでした。
それから、十年ぐらい経って、この言葉に出会い、
そうか・・・此世は自分を見に来たところ・・・そうだったのか。
そして、病を得て・・・。
まだまだ、自分で自分を慰めたり、ほめたり、しかったり、
しながら、 自分を見つめていこう、
などと、愁傷にもおもったのでした。
***
そうして、もうひとつ、見たかった物。
うねうねと、今にも息を吹き返しそうな佇まい、圧巻です。
新築当時、灯篭のかわりに、丸い石を所望されたよし。
この石を、その時の気分で、場所を変え、楽しんだ様子。
静かな中庭は、いつまでも、座っていたい気分になります。
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友人との、珍道中はとても思い出深い
ものになりました。
記念に買った本。
この中に、素敵な言葉がいっぱいつまっています。
宝物になりました。