ババロア  半径2キロの日常

夕焼けときどき川柳

京都 ①・・・行きたかった記念館へ

2011-11-24 14:38:51 | 過去の雑感

京都 清水五条にある 河井寛次郎記念館

行きたくて行きたくて、たまらなかった所

行きたくても、体のことでいまいち、自信が持てなかった。

それがどうしたことか、

友人と話をしていて、すっと決まって行ってきた。

何にそんなに惹かれたのか、

きっと、言葉だとおもう。

河井寛次郎、その人は、陶芸家だが、

戦争中には思うように、仕事が出来ずに、

書や 木工などされていたようです。

その言葉のひとつ

此世は自分をさがしに来たところ

此世は自分を見に来たところ

このような、意味深い言葉がたくさんありました

以前に、人間は此の世に生まれて来る時に、

何らかの、役割を担って、生まれてきていると聞きました。

これを聞いた時、その時自分の置かれていた状態に、

何故か、納得がいったのでした。

それから、十年ぐらい経って、この言葉に出会い、

そうか・・・此世は自分を見に来たところ・・・そうだったのか。

そして、病を得て・・・。

まだまだ、自分で自分を慰めたり、ほめたり、しかったり、

しながら、 自分を見つめていこう、

などと、愁傷にもおもったのでした。

***

そうして、もうひとつ、見たかった物。

うねうねと、今にも息を吹き返しそうな佇まい、圧巻です。

新築当時、灯篭のかわりに、丸い石を所望されたよし。

この石を、その時の気分で、場所を変え、楽しんだ様子。

静かな中庭は、いつまでも、座っていたい気分になります。

***

友人との、珍道中はとても思い出深い

ものになりました。

記念に買った本。

この中に、素敵な言葉がいっぱいつまっています。

宝物になりました。