この本はもう10年以上も前に買ったものです 沢山整理した中で
捨てられなかった一冊
著者は青木玉さん 祖父は幸田露伴 幸田文を母に持つ
お嬢様ですね
最初この本に魅かれたのは表紙の絵
伸びやかな大きな木
清々しい緑 なんてきれいなんだろう
その絵は安野光雅氏によるものでした
発行にあたり お宅に趣きこの椋木を見上げられ
その場で描かれたそうです
白い紙に柔らかな線が動いて 見とれる間に
その頃の 家の前の風景が現れた とあります
この木は タイトルの小石川の幸田邸の前の道路
にあるものです 当時は 道いっぱいに枝を茂らせ
夏には 道行く人のオアシスだったようです
私もいぜんその方面に出向いた時 木が見たくて
少し足を延ばし見てきました
その木は 交通量も増えた現代にあっては
道いっぱいと言うわけにも行かず こじんまりと
剪定がされていましたが 大木に変わりなく
往時を偲ばせる雰囲気はありました
何よりも残されている事に感激でした
本からはお二方と過ごされた 幼い頃から戦後
にいたる暮らしが 何よりも育ちのよさに裏打ちされた
上品できっぱりとした文章で 生き生きと書かれています
その様子は 暮らし向きは比べようもありませんが
私の母や 姉達とも重なり
戦後に至っては身に覚えのある情景とも重なり
懐かしい思いにつながったのです
それ以後現在に至るまで 折々の青木玉さんの
本を手に取るようになりました
土曜日の お話
土曜日は体調と事情が許す限りプールでリハビリと決めている
で プールから帰ると娘が来ていて 夕飯はお父さんが
作るって・・・ あらまぁ~嬉しい事
どうやら娘の発案で簡単に炊飯器でパエリアを作るらしい
私はどちらかと言うと和食党なんだけどなぁ
おかげで太りもせず痩せもせず現状維持 でもねたまにはいいか
夕方になってそろそろ始めますか 娘の指示のもと始まりました
その間私は横になって読書 なんてらくちんなの~♪
いよいよ出来上がり
ほ~美味しそうね~ 作った本人も大満足
私の薬のせいで食べ物や飲み物の制限が有るため
何かと面倒なのであります
他にはスープとサラダ
見た目の豪華さは無いけれど その美味しさは格別
なんてったって 二人の愛情込みですから
そんなわけで 思い切りらくちんな土曜日でした
半径2キロを飛び出して コーちゃんに逢いに
日比谷まで行ってきました
そうです池畑慎之介(ピーター)の越路吹雪物語
残念ながら生前の越路吹雪さんの
舞台は見る事がなかったのですが
ピーターは 恋に歌に人生を精いっぱい生きた越路さんを
雰囲気たっぷりに演じていました
(おじさんなのに可愛い)
岩谷時子さんを演じた高畑淳子さんがよかったです
越路吹雪物語と同時に越路さんを支え続けた
岩谷時子物語でもありました
幕間に流れる その時代のポピュラー音楽が
懐かしく本当に素敵でした
舞台の構成もテンポ良く 3時間飽きる事なく
あっというまでした
その日は冬のように寒い朝でしたが
帰りは心がホンワカ温かい心地でした
お出かけできて 楽しかった ♪
竹の子がすごい速さで生長しています
その早さはいつもながら小気味良さを感じます
先日川柳教室でした そこで一句
* 若竹は衣ぬぎすてのびをする
そうです様々なしがらみから解き放たれて
自由になる こんな感じかしら
この句は皆さんに好評でした
もう一つは 課題しぶとい でした
* バレたかな知らぬ存ぜぬおしとおす
こんな事ってありそうでしょう
*** ***
今桐の花がきれいです
高い高い木のてっぺんで空に向かって気高く咲いています
あまり高いので 散った花びらで気が付きます
あまり高いので首が痛くなります
あまり高いのでよく見えません
散った花びらを拾い上げて納得します
週末はお天気下り坂 連休の後で
ひと休みでしょうか よい週末を・・・
ゴールデンウィークも終盤
我が家では雑草に埋もれた庭の手入れ
連休になったらと言い続けていたオットくん
庭と言ってもネズミの額ほどのもの
しかし雑草の生長はすさまじい 空家のごとく
全部オットくんが頑張りました
なんと45リットルのビニール袋に20個
本当にさっぱりしました
引き換えに 草花は何も残っていません・・・
バラが咲き出しました ちょっとピンボケ
つつじが満開 これらは切られませんでした
連休の天気 初めの予想とはちょっと違いますね
きょうは曇り空
今 卯の花がこぼれるように
白い花を咲かせていることでしょう
この時期の曇りがちな空を
卯の花曇り と言うそうです 素敵な表現ですね
一週間前の卯の花です
今日は菖蒲湯ですね 買いに行かなくちゃ~