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最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

パンズ・ラビリンス

2009年06月24日 | 海外映画 評価4
2006年 ギレルモ・デル・トロ監督
    イバナ・バケロ主演
    出演 セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ
『1944年のスペイン。内戦で実父を亡くした少女は、
 政府軍の大尉と再婚した母と一緒に、
 政府軍と共産勢力の残党と戦う地域に移り住むが、
 義父は残酷な男で少女は自分の想像の世界に逃げ込む。』

新評価 4.0 (残酷)

ダーク・ファンタジーというジャンルらしいですが、
ファンタジーの部分以外にも、
ダークで残酷な戦争のシーンがちらほら。
内戦と言うのは捕虜を捕らないのですね。
敵の負傷者は戦場で即射殺。
捕るのは情報収集の尋問(拷問)のときだけ。

戦場やそれ以外でも勇敢さを発揮する大尉。
それは冷酷さと紙一重で母娘に訪れる不幸。
物語もなんとも悲しく残酷な結末ですが、
少女の想像が本物かどうかは別にして、
あの終わりは少女にすればハッピーエンド。
それだけは救いとなります。

映画の広告にあるような豪華な場面は、
エンディング直前だけで、
映画の演出上は素晴らしく、
見たほうは少し騙された気分です。
コメント
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