B-scale fan's log

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最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

デイズ・オブ・グローリー

2009年06月07日 | 海外映画 評価4
2006年 ラシッド・ブシャール監督
    出演 ジャメル・ドゥブーズ、サミー・ナセリ
    ロシュディ・ゼム
『ナチスドイツに破れ、祖国を追われた自由フランス政府は、
 アフリカの植民地で現地人を招集し祖国奪還に備えていた。
 フランスを祖国と信じ、自由の合い言葉を信じて参加した
 イスラムの兵士達。しかし差別の壁が立ちはだかり・・・。』

新評価 4.0 (良作)

フランスで大ヒットしたらしい映画です。
この手の映画はこの時代の知識がないと、
正しく評価・鑑賞・理解が出来ないので、
残念にも日本では劇場公開されませんでしたが、
数年前に国内の映画祭で紹介されていたので、
興味を持ち見る機会を待っていました。

フランスの名誉と愛国心から立ち上がった、
植民地の人たちは多くの人種や宗教からなり、
白人と共に戦う戦友なのに休暇はなし、
昇進もなし、食事の質も区別され冷遇されます。
任務もどちらかと言うと危険な雰囲気。
しかも戦後は植民地が独立したので恩給も凍結。

そんなフランスの歴史の恥に光を当てた、
この映画の国内でのヒットによって、
彼らの名誉と恩給については改善されたとか。
日本はその辺りの清算は済んでいるのか?と、
ふと疑問に。ときどき新聞記事で出ますね・・・。
まぁ同じ意味合いの編成はないのですが。

戦闘シーンは小規模ながらリアル系で、
映画「プライベートライアン」を彷彿とさせます。
特筆はドイツ軍が“パンツァーシュレック”を装備し、
家屋への攻撃に有効に使っていますが、
そんな運用のシーンは初めて見ました。
普通は“パンツァーファウスト”ですけどね。
コメント
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