前回に続いて、雨の心配がなかった畑行き。
初日はやや雲が多く、外で収穫作業をするにはひんやりとしてはいたけれど、いつものような風もそれほどなかったので比較的楽に作業が出来ました。
穏やかな日でもそこそこ風が吹くので、私は畑の場所を風の丘とひとり読んでいます。谷だとナウシカですね。
いつもなら遠くの高い山々は白く雪化粧している頃なのですが、稜線のあちこちに少し白い部分があるものの、ほぼ青いまま。ここで畑をするようになって
10年ほどになりますが、こんなことは初めて。
一時白くなっていたんですが、先月気温が高かったので溶けてしまったようです。
そして、畑の作物はと言うと、こちらも気温が高かったので育ち過ぎて・・・・・・いるものと思っていましたが、予想外の成長の遅さに相方と共にあれ?な
感じを受けました。
白菜の結球もまだゆるゆるで、少し種まきが遅れた正月菜はやっと芽が出たばかり。これでは正月に間に合いそうにありません。
それに、ちゃんとした玉になっていない白菜が多い・・・・・・
成長点が分岐してしまったものや、葉が開いた状態で育ってしまったものが半数近くあります。一応玉になってきたものがこれからどれだけ大きく育つか、
かなり心配。
葉物野菜は育ち過ぎなくてちょうどよかったですが、2度に分けて蒔いた大根は初めに蒔いたほうは収穫出来たものの、後のものは根の直径が3、4センチ程度。
根の白い部分がほとんど見えないくらいしか育っていません。次に行ったときに太くなるのか、かなり微妙な感じです。葉っぱしか食べられないかも。
でも初めに蒔いたほうの大根は予想以上によい出来でした。
この畑で大根を作ってから、一番きれいなものが出来たんじゃないかと思います。
太くて短いのはそういう種類の大根だから。緑輝(りょっき)という品種で、長さが4~50センチ程度。私でも易々抜くことが出来ます。あまり長い品種のものは
抜くとき失敗して折ってしまうこともありますが、これはそういう心配がほぼありません。
どういうわけか、この畑で大根を作ると、表面にぶつぶつが出来て見た目が悪かったり、白いはずの大根が黒ずんでいたりと、愛知県の親戚の畑を借りて
やっていたときには難なく出来ていたのに、こちらでは本当に苦労の連続だったんです。
ようやく色白の大根が出来た理由はよくわかりませんが、来季も、そして今成長途中のものもうまく出来るといいな。