トラくんへ

ダンナの布団の上で大きな顔をして寝ているトラを見ていて
トラがはじめてウチに来た日を思い出しました。

もしトラがうちまで歩いてこなかったら
もしトラがダンナの足元にまとわりついて
「ニャア」と鳴かなかったら
もし次女が家族全員を説得しなかったら
もし動物嫌いの義母が反対していたら
トラは今頃絶対この世にはいませんでした。
お腹の中虫だらけで
1ヶ月だって生きられなかったと思います。
たくさんの偶然が重なって
今トラは幸せそうに眠っています。

トラくん
君はかなり強運の持ち主だと思うよ。
これを幸せと言わないで何を幸せというんだ
とお母さんは思うよ。
その分お母さん達も一杯幸せをもらったから
おあいこだけどね。
でもトラくんのおかげでお母さんは
肩身の狭い思いもしてるんだからね。
2階の客間のふすまの爪の後
あれはひどいぞ。
畳の傷だってかなりのものだし
あれをおばあちゃんが見たらどうしよう
っていっつも冷や冷やなんだからね。
それとトラくん
できればせっかく可愛がってくれるいおじいちゃんに
もう少しなついてくれないなあ。
小さい時に捨てられて
怖い思いを一杯したから人間不信になってるのは分かるけど
今は君をいじめる人は誰もいないし
みんな君が大好きなんだよ。
分かってる？


「何言ってるんだか」
って知らん顔しているトラくんです。

文章は昨日、写真は今朝です。




今日のお弁当

おにぎり、鶏のから揚げ、フライドポテト、ダシ巻き卵、
ハム、ピーマンと人参のきんぴら、レタス