美杉の小さな庭でおきていること  ~カフェ葉流乃音のつれづれ~

 町ナカ(大阪府堺市)から
 山ナカ(三重県津市美杉町)に移住した店主夫婦が
 日々のアレコレを写真とともに綴ります

戦死やあわれ~その2~

2018年08月13日 | 好きなコト・好きなトコロ


引き続き、伊勢市出身の詩人
竹内浩三さんの詩を紹介させてください。

入隊を前にして
骨となって故国に帰ってくる詩を書く一方で
浩三さんは、次のような詩も書いていました。





    宇治橋


ながいきをしたい
いつかくる宇治橋のわたりぞめを
おれたちでやりたい

ながいとしつき愛しあった
嫁女(よめじょ)ともども
息子夫婦もともども
花のような孫夫婦にいたわられ
おれは宇治橋のわたりぞめをする

ああ おれは宇治橋をわたっている
花火があがった
さあ、おまえ わたろう
一歩一歩 この橋を
泣くでない
えらい人さまの御前(ごぜん)だ
さあ、おまえ

ぜひとも ながいきをしたい


                      ( )内ふりがな:はるのん2号





伊勢内宮の式年遷宮にともない、架け替えられる宇治橋。
子夫婦・孫夫婦と三代揃って、渡り初めの先頭を歩きたい、
その日まで、長生きをしたいという望みを
実は持っていたのだということが、わかります・・・
実際の浩三さんは、骨すらふるさとに帰ってくることは
叶いませんでした。

          *******

最後に、浩三さんが18歳の頃に書いた詩を紹介します。
“三ツ星”といえば、冬の星座オリオンのことだとおもうのですが
浩三さんは、その星に思いを寄せて
純粋でまっ直ぐな詩を残していました。

今後、夜空の星を見上げる時は
きっとこの詩を思い出すことでしょう・・・
                        はるのん2号





    三ツ星さん


私のすきな三ツ星さん
私はいつも元気です
いつでも私を見て下さい
私は諸君に見られても
はずかしくない生活を
力一ぱいやりまする
私のすきなカシオペヤ
私は諸君が大すきだ
いつでも三人きっちりと
ならんですゝむ星さんよ
生きることはたのしいね
ほんとに私は生きている







<出典:竹内浩三著 小林察編 「竹内浩三詩文集~戦争に断ち切られた青春~」風媒社 2008年5月発行>
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戦死やあわれ

2018年08月12日 | 好きなコト・好きなトコロ


戦争が終わって73回目の夏。
お盆の時期になりました。

前から気になっていた詩があるのですが
三重のコミュニティ新聞の記事で
旧:宇治山田市(現:伊勢市)出身の
竹内浩三さんのものだと、ようやく知ることができました。

映画が大好きで、小津安二郎にあこがれ
日大専門部映画科の学生となり
戦時中とはいえ、青春を謳歌していた浩三さんでしたが
学徒動員により、召集され
23歳の若さで、戦死しました。

これが出征前に書かれた詩だということに、驚かされます。
わかりやすいので、同人誌「伊勢文学」を一緒に編んでいた
中井利亮さんの補作バージョンで
ご紹介します。

    

     骨のうたう

戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
遠い他国で ひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
恋人の眼や
ひょんと消ゆるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や

白い箱にて 故国をながめる
音もなく なんにもなく
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や女のみだしなみが大切で
骨は骨 骨を愛する人もなし
骨は骨として 勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
なれど 骨はききたかった
絶大な愛情のひびきをききたかった
がらがらどんどんと事務と常識が流れ
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった

ああ 戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
こらえきれないさびしさや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や



今回、竹内浩三さんの詩に巡りあい
とてもたまらないキモチにさせられた詩が
もう一編ありました。
また、追って紹介させてくださいね。


                   はるのん2号
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美杉周遊♪ちょこっと旅気分♪♪その2

2018年08月06日 | 美杉とその周辺のイイトコ


厳しい暑さが続いています。
朝夕がいくら涼しいといっても
日中の気温は30度を超えるので
ちょっと夏バテ気味になってしまいました・・・
特に厨房の中は、冷蔵庫と製氷機のフル稼働で
グングン室温が上昇します(^_^;)

でもみなさん!朗報です!
夏は今日までです!
明日は立秋ですよ~(^^)v
庭にも、心なしか
よくトンボをみかけるようになりました♡



栗の実もこんなに成長してきました!
まだまだはちきれんばかりに
大きくなってくれることでしょう(願望♪♪)



さて、先日ご紹介した
名松線の「伊勢奥津駅」~「家城駅」間で
ホソボソと行われているキャンペーンがあります。
「あぁ、あれね!いいよね!」という方は
ほとんどいないといっても言い過ぎではないでしょう(^_^;)

「乗ってお得!名松線沿線おもてなし巡り」という
キャンペーンです♪



名松線の全線復旧1周年を記念して始まったので
早くも1年4か月になります。
カフェ葉流乃音も、参加させていただいております。



このパンフレットを持参して、お店を利用すると
スタンプを押してもらえます。
スタンプを10個ためると
「名松線記念入場券乗車券セット」か
「道の駅美杉特産品詰め合わせ」がもらえます(^^)v

・・・が、それは本気で集めようと思わないと無理
・・・というか、名松線の本数や地理的な関係で
名松線だけでお店をめぐるのは、正直大変かも・・・



でも、名松線に乗った日であれば
「今日、乗ったよ!」と云っていただくと
お店からのちょっとしたプレゼントと
名松線のクリアファイルを差し上げています!

このクリアファイル、素敵でしょう(^^)v
地元の写真家:長谷茂さんの写真や
名松線フォトコンテストで入賞した写真が採用されています!



ぜひ、名松線に乗って
カフェ葉流乃音に来てくださいね~(^O^)/

                   はるのん2号

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8月9月の営業予定

2018年07月31日 | カフェ葉流乃音からお知らせ
8月と9月の営業予定です。

勝手ながら、8月30日(木)は
臨時休業させていただくことになりました。

“夏休み” ならぬ “孫休み” です。

よろしくお願いいたします。

              はるのん1号

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美杉周遊♪ちょこっと旅気分♪♪

2018年07月28日 | 美杉とその周辺のイイトコ
“台風が三重県に上陸するぞ~”という天気予報が届く中
2年前に復旧した、名松線の車窓の風景を
お届けします。



現在の名松線の終着駅、伊勢奥津駅です。
カフェ葉流乃音からは徒歩7分ほどの、最寄駅なのです。



この車両、“軽快気動車”といって
“キハ25形”は、いまや4両が残るのみ。
JR東海では、名松線だけで運行されている
貴重な車両なのだそうです。



終着駅なので、ここから先は線路がありません。
名張まで走らせる予定だったのが
現在の近鉄大阪線ができたことによって
計画は中止となりました。



ボックスシートに座ると
タイムスリップしたような気分とともに
ちょっとした旅気分!
始動時のエンジン音が響きます。



伊勢湾に流れ出る雲出川を
右に見たり、左に見たり・・・



鉄橋や踏切を渡って、道路を
右に見たり、左に見たり・・・



雲出川沿いの渓谷美を楽しめます♡
広々とした水田や、茶畑の風景も望めますよ~



あっ!トンネルだ!!



トンネルの先には、どんな風景が
待っているのかな~(^O^)/







・・・というわけで
“ちょこっと旅気分”を味わっていただこうと
ご案内させていただいています。

変化にとんだ良い景色が望める、伊勢奥津駅⇔家城駅間を
折り返して乗っていただく
約1時間半の小旅行。
費用も、往復で640円です。
お車は、伊勢奥津駅前に無料で駐車できます(何時間でも!)。

乗っていただいた日に
「名松線で来たよ~」と云っていただくと
お楽しみもありますよ~♡
それはまた次回に、引き続きご案内しますね(^^)v

台風、豪雨、暴風・・・
万全の備えで
何事もなく通り過ぎてくれるのを
祈りましょう!!

                  はるのん2号
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