鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

山形県環境エネルギー部よりスノーモービル乗り入れに関する回答

2024年03月01日 | 鳥海山

 去年文書を送りましたが回答がないため問い合わせたところ文書が未着であると。今回あらためてメールで送信し、その回答がやっと届きました。以下、


 拝啓  雨水の候ますます御清福のこととお喜び申し上げます。
 日頃から、本県の自然環境行政の推進に衛理解と御協力を賜りお礼申し上げます。
 御意見を頂きました鳥海山は、自然公園法において「鳥海国定公園」に指定され、山項付近一帯は規制が最も厳しく、スノーモービル等の乗入れが禁止される「特別保護地区」に指定されておりますが、それ以外の「特別地域」は、乗入れが可能な地域となっています。
 同法における保護規制として、「特別地域」内にスノーモービルの乗入規制区域を指定する方法があります。この区域指定を検討する場合、スノーモービルの走行による動植物の生人・生育環境等への影響について科学的根拠が必要となるほか、スノーモービル利用者のほかに、土地所有者等にも乗入れ規制の愛義務が生じ、関係者の積極的な賛同が必要となりますが、現在のところ、関係者からこうした意向は示されておりません。
一方、地元関係者からは、スノーモービルの走行により低木等の損傷が生じている可能性や、イヌワシの生息への影郷を懸念する声も寄せられております。
県では、「鳥海国定公園」におけるスノーモービル乗入れについて、自然の保護と適正な利用の両立を図る観点で調査することを目的とした関係機関をメンバーとする調査会を設置し、利用者等の関係者から意見や意向を聞き取っているところです。今後も引き続き、関係機関等と情報交換する場を設け、方策を検討してまいりたいと考えております。
御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
                       敬具
令和6年2月28日
                       山形県環境エネルギー部
                       みどり自然課長 岩月 広太部


 低木の損傷、イヌワシの生息への影響についてはようやく認識したようです。何とか実現してほしいですね。