鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

昭和36年の鳥海山案内

2024年05月06日 | 鳥海山

 鳥海山矢島口に関して書かれたものといえば姉崎岩蔵の「鳥海山史」、佐藤康「鳥海山日記」は有名ですが登山のパンフレットで矢島口のみ書いてあるのは珍しいです。

 まだ国定公園にはなっていません。

 避難小屋の印が七つ釜と氷の薬師の間に書いてありますこれは氷の薬師の避難小屋かもしれません。「鳥海山日記」にも氷の薬師の小屋と出てきま本荘本荘の神社関係の方からも確か氷の薬師に小屋があった、という話は聞いています。「垢離の薬師を祀っている」と別ページには氷の薬師の本来の名前も書いてあります。

 ガイド料金、強力料金も載っていて面白いですね。払川ヒュッテでは米一升炊くのに40円かかったようです。いくら計量法で規制されたとはいえ、今なお一升という言葉は生きていますし、尺貫法はいろいろなものの単位の中に形を変えて生きています。

 こういった記録はなかなか残っていないので見つけるとうれしいものです。


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