鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

ONOSO18あらわる

2023年10月02日 | 鳥海山

 鳥海ブルーラインの登口に小野曽という集落があります。そこに先日現れたのがOSO18ならぬONOSO18。

 小野曽には亡くなりましたがFさんという山仲間がおりまして、よく家の近所に夜に現れる獣の話をしてくれたのですがついぞ熊があらわれた話は聞いたことが無かったのですが。ムジナがあらわれると犬が良く吠えるなど。

 先日小野曽在住のSさん宅で夜の10時過ぎに近所の栗の木のほうでバリバリ、ドスンと音がするのを聞いたそうです。翌朝見に行くと、

 これがバリバリ、ドスンの原因か。

 高さ4mあたりが、

 中身は見事完食。


 以上画像はSさん撮影
 

 鬼皮はしっかり残しています。これは熊の仕業で間違いないでしょう。

 後程Sさんに確認した所それまで近所に熊が出たことは無いと。あれだけ小野曽の夜に出没する獣の話をしてくれたFさんの話に熊が出てこなかったのもなるほどです。

 近くの三崎公園にも熊が出没どころか住み着いた様子もあるそうです。やはり最近はこの辺りでも熊が人里まで下りてくるようになった様です。Sさんは、私は恐いけど駆除は望んでいません。 何でも人間の都合に合わせようとするのは傲慢だと思います、との事でしたが私は見知っている人がクマの胃袋に収まってしまったのを知っているだけに、人里に降りてきた熊は食べるために必死でしょうけれど、人の怖さを教えるか駆除するしかなかろうかと思います。だれかが犠牲にならないと駆除するまでには至らないだろうと思いますが。

 OSO18も駆除したことへの非難がかなりあるそうですけれど、非難する人は熊の住む中へ住んでみるべきです。ツキノワグマでさえ人を食べることもあるのです。自分の家族がクマに喰われても熊がかわいそうとその人たちは言うんでしょうね。


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