「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

ニナライカ1,2

2006年06月18日 | comic
最近はカメラといえばデジタルですな。
フイルムだとトイカメラ、ポラロイドですか…

別にどんなカメラも好きですけど(ジャンクカメラだって
楽しいよ)、一度持ってみたいのが「ライカ」ですな。

んなわけでカメラ少女のマンガ。
「ニナライカ」1,2
川崎ぶら 秋重学
コスミック出版
2006

アマチュアだけどカメラがうまかったおじーちゃんの
ライカを使って写真を撮る少女、仁奈。
理解のある不良公務員である教師や、ニナに片思いのカメラ小僧、
ニナのライバル?のイケメン従兄弟、と
カメラ抜きでも面白いかも、と思わせる話。

だが、写真と写真を撮る側の話を織り交ぜ、それが
メインになっているのだから、すごいな、と思わせる。
そこが「青春物語」とは言い切れない、そのへんが
あっさりしているなあ…とむしろ不満に思うわけだが、
もし「青春」っぽさが前面に出てくると、あ、この
マンガの良さが潰れちゃうよなあ、とも思うのです。

たしかに青春な話は出てくるのだけど、それは絶対「ライカ」
がなくてはならんのですから。
だけどニナはライカを置くこともわりとアッサリできそうな
感じがする。
それはライカを捨てるのではなく、ライカを大切に、愛おしく
思いながらも置ける、そんな雰囲気を感じる。

このマンガ、連載→河出→コスミックときているわけだが、
なんとなくそのへんに爆発的な売れ方はしなくても
確実にこのマンガのファンになってくれる人がいる、と
出版社側が確信しているような感じを受ける。

高校生の写真展って見たことないが、
例えばニナが友達のヌードを撮る、それを
文化祭かなにかで飾るわけだが、結局のところ
それを「芸術」と見れないと、問題になるわけだ。
それはカメラ小僧の様子を見ればわかるわけだが。

ニナはだけど「芸術」を撮っている感じには全く
見えない。それでも人を黙らせる。
人は「芸術」と見ているわけですな。
たしかにこだわりはあるわけだし。
そしてプロの写真との比較が始まる。

…と、ここまで書いてきて、なにを言いたいのか
わからなくなったので、終わる(なんじゃそりゃー)

ニナライカ 1 (1)

コスミックインターナショナル

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